胎動はいつから感じる?妊娠超初期〜初期症状のサイン【医師監修】

なぜ妊娠・出産で気分が不安定になる?

妊娠中に赤ちゃんが動くことを胎動といいます。胎動はいつ頃から、どのように感じられるのでしょうか。本記事では、胎動について解説します。

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胎動を初めて感じる時期には個人差があり、初産の方は妊娠20週前後、経産婦の方は16〜18週ごろが一つの目安です。赤ちゃん自身は妊娠7週ごろから動き始めますが、ママが動きとして感じ取れるのは、もう少し成長してからになります。この記事では、胎動の感じ方や時期ごとの変化、そして「いつ受診すべきか」の目安まで、産婦人科の視点でわかりやすく整理しました。

この記事でわかること

  • 胎動を感じ始める時期の目安(初産・経産婦の違い)
  • 妊娠初期・中期・後期・臨月ごとの胎動の変化
  • 胎動が減った・激しいときに受診する判断の目安
  • 胎動カウントのやり方と、胎動とダウン症の噂の正しい理解

胎動とは

胎動とは、ママのお腹の中にいる赤ちゃん(胎児)の動きのことです。

お腹の中にいる赤ちゃんは、妊娠7週ごろの早い時期から動きはじめます。しかし赤ちゃんが大きく成長するまで、ママがその動きを感じることはほとんどありません。

胎動は、赤ちゃんが手足を動かしたり、体の向きを変えたり、羊水を飲み込んだりする動きが、子宮の壁を通してママに伝わるものです。お母さんが赤ちゃんの元気さを自分の感覚で確かめられる、数少ないサインといえます。

私たちの外来でも、「胎動を感じると赤ちゃんが元気だと分かって安心する」という声をよく聞きます。反対に、胎動をまだ感じない時期の妊婦さんほど、赤ちゃんの様子が分からず不安になりやすい印象があります。まずは、胎動がどのような感覚なのかを知っておいてください。

胎動はどんな感じ?

胎動の感じ方は人それぞれで、ポコポコという弱い刺激から、お腹を蹴られる強い動きまで、時期や赤ちゃんの体勢によって大きく変わります。

胎動の感じ方

初めての胎動は、腸が動くような小さな感覚として表れることが多いです。次にあげるような言葉で例えられます。

  • 回転している
  • パンチやキック
  • ポコポコ
  • こしょこしょしている感じ
  • ブルブルと震える など

ママによっては、上記の感じ方以外で感じることもあるでしょう。実際にXでも、初マタの @FHPkQygBT0QQdjl さんが「手で触ってわかるくらいはっきり胎動を感じた」「腸が動くようなポコポコは18週くらいから少し分かっていた」と投稿していました。このように、最初は腸の動きと区別がつきにくいのが胎動の特徴です。

妊娠初期は弱く感じますが、赤ちゃんが成長するにつれて、徐々に強くはっきりと感じるようになります。「これが胎動なんだ」と分かる瞬間は、多くの妊婦さんにとって特別な体験です。

胎動を感じやすい体勢

胎動は、体を動かしていないリラックスした時間帯に感じやすくなります。仰向けに寝ている体勢や、座ってくつろいでいる体勢のときが代表的です。

日中は家事や仕事で動いていると気づきにくく、夜、布団に入って静かになったタイミングで「よく動くな」と感じる方が多いです。

ただし、お腹の中の赤ちゃんが寝ているタイミングだと、感じやすいとされる体勢になっていても分かりにくいです。お腹の中にいる赤ちゃんは、20分〜40分程度の周期で寝たり起きたりを繰り返しています。

胎児のしゃっくり

胎動の中には、時折、胎児がしゃっくりをしているような規則的な動きに感じられることがあります。

これは「しゃっくり様運動」といわれる動きです。規則的に一定時間、同じような動きをするため、しゃっくりをしているように感じます。

しゃっくり様運動が行われるメカニズムについては、現在のところ不明です。よくする胎児もいれば、あまりしない胎児もいます。ピクッ、ピクッと一定間隔で続くのが特徴で、多くは数分でおさまります。

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しゃっくりとダウン症の関係

胎児のしゃっくりが多いと赤ちゃんがダウン症である可能性が高い、という噂があるようですが、両者に明確な関係性は報告されていません。

そのため、根拠が不十分な噂だといえます。しゃっくり様運動の回数で、赤ちゃんの染色体を判断することはできません。

一方で、ダウン症の胎児は胎動が少ない傾向があると報告されています。ただしこれも傾向の一つにすぎず、胎動の少なさだけでダウン症を判断できるものではありません。

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NIPT(新型出生前診断)でダウン症の検査ができる

胎動だけでは、胎児のダウン症を判断できません。染色体の状態を調べたい場合は、専門の検査を受ける必要があります。

胎児がダウン症か調べるには、NIPT(新型出生前診断)という検査で、染色体異常のリスクを調べることができます。

NIPT(新型出生前診断)は、お腹の中にいる赤ちゃんのDNAを構成する染色体に異常がないか調べる検査の一つです。ダウン症やエドワーズ症候群などは、染色体に異常が生じることで発症します。

NIPT(新型出生前診断)は、ママから採血するだけで検査できるため、体への負担が少ない点も特徴です。ヒロクリニックNIPTではこれまで75,000件以上の検査実績があり、国内の検査機関で最短2〜5日のスピード報告を行っています。

ただしNIPT(新型出生前診断)は、胎児に染色体の異常があることを確定させる診断ではなく、高い精度で検出する検査だという点に注意してください。確定診断には羊水検査などが必要になります。

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逆子の胎動

逆子の場合は、胎動を感じる位置が通常とは反対になります。頭が上・足が下の姿勢になるため、下腹部の方でキックを感じやすくなります。

通常の胎児は、頭が下で足が上と逆さまの姿勢になっているため、お腹の上の方で胎動を感じやすいです。

妊娠30週目くらいまでは、お腹の中でくるくると回る余裕があります。そのため、一時的に逆子の胎動を感じても、過度に不安になる必要はありません。

出産が近づくにつれて、自然と頭が下になり正常な胎位に落ち着くことが多いです。妊娠後期になっても逆子が続く場合は、健診で医師に相談してください。

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胎動を感じる時期と週数ごとの変化を示すイラスト

胎動を感じるのはいつから?

胎動を初めて感じる時期は、初産の方で妊娠20週前後、経産婦の方で16〜18週ごろが目安です。ただし感じ方には大きな個人差があり、この時期を過ぎても分からないこと自体は珍しくありません。

お腹の中にいる赤ちゃんが動き始めるのは妊娠7週ごろですが、ママが胎動として感じるのは妊娠5か月(16週)以降が中心です。経産婦が早めに気づきやすいのは、過去の妊娠で胎動を経験しており、腸の動きとの違いを子宮の感覚として覚えているためです。逆に初産の方は、この感覚に慣れていないぶん、20週前後まで確信が持てないことが多くなります。

実際にXでも、経産婦の @poyon326 さんが「息子のときは16週ぴったりで胎動を感じたけれど、今回はいつだろう」と投稿していました。同じ人でも妊娠ごとに時期が違うほど、胎動を感じ始めるタイミングには幅があります。

時期ごとの目安を、次の表にまとめました。

時期週数の目安胎動の感じ方
妊娠初期〜15週ごろほとんど感じない。感じても腸の動きと区別しにくい
妊娠中期16〜27週ごろポコポコ→キックへ。初めての胎動を感じる方が多い
妊娠後期28〜35週ごろ力強く、痛いと感じるほどになることも
臨月・正産期36週以降スペースが減り、押されるような動きに変化

妊娠初期(~4か月)の胎動

妊娠初期(〜4か月)ごろは、胎動を感じてもごく弱く、気づかない方がほとんどです。感じたとしても、下腹部の方でクネクネやモソモソと小さく動いているような感覚にとどまります。

この時期はまだ赤ちゃんが小さく、子宮の壁までしっかり刺激が届かないためです。「まだ胎動がない」と焦る必要はありません。

妊娠中期(5~7か月)の胎動

妊娠中期(5〜7か月)ごろは、多くの妊婦さんが胎動をはっきり感じ始める時期です。お腹を蹴られる感じや、お腹の中からグーっと押されるような感覚が出てきます。

子宮が大きくなり羊水の量も増えてくるため、赤ちゃんが活発に動くようになり、動きが伝わりやすくなります。初めての胎動を「胎動記念日」として母子手帳に書き留める方も多いです。

初めての妊娠で不安が続くときは、妊婦健診のスケジュールを確認し、健診のたびに気になる点を医師へ相談してください。

妊娠後期(8~9か月)の胎動

妊娠後期(8〜9か月)ごろは、痛いと感じるほどの強さになることも。赤ちゃんが成長し力が強くなるため、手足を動かしたときに大きな刺激が生じます。

ろっ骨のあたりを蹴られて痛む、膀胱を押されてトイレが近くなる、といった声も増えてきます。夜に胎動が強まり、眠りが浅くなる妊婦さんも少なくありません。

Xでも、初マタの @mama_s331 さんが「胎動で起きることもあって、夜中に覚醒してしまう」と投稿していました。後期は胎動が生活リズムに影響することもある時期です。

ただし、成長して子宮の中で動けるスペースが減るため、妊娠中期のような大きく回るような動きは少しずつ減っていきます。動きの「大きさ」より、いつもと同じくらい動いているかどうかに注目してください。

臨月の胎動

臨月(妊娠10か月・36週以降)になると、胎動の強さは残しつつ、動きの質が「押される」感覚へ変わってきます。まったくなくなることはありません。

正産期に入ったママの実感として、Xでは37週の @_k1028_ さんが「胎動も、激しいものからぐいーんと押される胎動に変わった」「お腹もすぐ張るようになった」と投稿していました。私たちの外来でも、正産期に近づくと胎動の”質”が変わったと相談される方が多くいます。

出産に向けて胎動が徐々に減ってくると感じる方もいますが、赤ちゃんは出産直前まで動き続けます。「臨月の過ごし方」を知っておくと、こうした体の変化にも落ち着いて向き合えます。

臨月の体調管理については、臨月の過ごし方をまとめた記事もあわせてご覧ください。

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陣痛と胎動の違い

陣痛と胎動は、生じる仕組みが異なります。胎動は赤ちゃんが動いて生じるのに対し、陣痛は出産に向けて子宮全体が収縮して生じます。

子宮がギュッと収縮することで、お腹全体が硬くなり痛みを感じるのが陣痛です。一部だけがボコッと動く胎動とは、痛む範囲が違います。

それぞれ生じる理由が異なるため、陣痛中に胎動が生じることもあります。規則的なお腹の張りや痛みが続くときは、胎動と区別して、かかりつけに連絡してください。

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臨月に胎動が激しい

一般的に臨月になると、赤ちゃんが大きく成長して動くスペースが狭くなるため、大きな動きは少なくなってきます。

しかしなかには、臨月になっても胎動が激しい赤ちゃんもいます。そのため、臨月に胎動が激しいからといって不安に感じる必要はありません。

「出産前になると胎動が減る」と聞いて心配する方も多いです。実際にはXで39週の @jurit6 さんも「産まれる前に胎動が減ると聞いていたけれど、うちはむしろ動きまくっている」と投稿していました。減る・減らないには個人差があり、激しい動きが続くこと自体は問題ではありません。

臨月でも赤ちゃんは動き続ける

臨月にお産が進み、赤ちゃんの頭が骨盤にはまると「動きが減ったかな」と感じることもありますが、出産直前まで赤ちゃんは動き続けます。

大切なのは、動きが「まったくない」わけではないという点です。臨月でも胎動が普段よりはっきり減った・感じないと思ったら、時間帯を問わず病院に連絡してください。

胎動は、お母さんが赤ちゃんの元気を直接感じられる大切なサインです。少しでも異変を感じたら、我慢せず病院で見てもらってください。

胎動カウント

胎動カウントとは、胎動の回数を数えることで、お腹の中にいる赤ちゃんの元気さを確認する方法です。妊娠後期から取り入れる方が増えます。

代表的なのが「10カウント法」です。初めての方でも同じ手順で続けられるよう、実施のコツを具体的にまとめました。毎日なるべく同じ時間帯に、赤ちゃんがよく動く時間を選んで行うのがポイントです。

適した時間帯は、食後や就寝前など、赤ちゃんが活発に動きやすいタイミングです。体勢は、左半身を下にした横向き(シムス位)か、ゆったり座った姿勢にしてください。テレビやスマホを消し、胎動に集中できる環境を整えます。

手順具体的な内容
1. 時間帯毎日同じ時間(食後・就寝前など、よく動く時間)を選ぶ
2. 姿勢左を下にした横向き、または座ってリラックスする
3. 開始胎動を感じ始めた時刻をメモやアプリに記録する
4. カウントポコッとはっきり分かる胎動を10回数える(しゃっくりは含めない)
5. 記録10回に何分かかったかを胎動カウント表に書く
6. 比較いつもと比べ、10回に極端に時間がかかる・数えられなければ連絡

連続したしゃっくり様運動は1回とし、別々の手足の動きを1回ずつ数えます。カウントした時間を胎動カウント表に記入し、日ごとのパターンを確認してください。大切なのは回数そのものより、ご自身の「いつものパターン」と比べて明らかに違わないかという視点です。

受診の目安

胎動が普段より明らかに減った、あるいは感じないと思ったときは、時間帯を問わずかかりつけに連絡してください。自己判断で「明日まで様子を見よう」とせず、迷ったら相談する姿勢が大切です。

胎動カウントは、まだ効果や基準となる時間について研究が進んでいる段階です。そのため、胎動カウントの数字だけで受診の目安を機械的に決めることはできません。

判断のよりどころになるのは、「昨日までのこの子のいつもの動き」との比較です。週数や状況ごとの目安を、次の表にまとめました。

週数・状況目安と対応
妊娠20週ごろまで胎動をまだ感じなくても健診の範囲。次の健診で相談すれば十分
妊娠中期〜後期(胎動あり)いつもよく動く時間帯に、静かにして10〜20分待っても動かなければ連絡
臨月・正産期「減った気がする」でも遠慮なく連絡。骨盤にはまっても動きはゼロにならない
減少+出血・張り・腹痛週数を問わず、すぐに産院へ連絡・受診(夜間・休日も可)

特に甘い飲み物をとって横になっても、いつもの時間に10回の胎動を数えられないときは、時間帯を気にせず産院へ電話してください。次のような変化も、連絡してよいサインです。

  • 普段はよく動く時間帯なのに、ほとんど動きを感じない
  • 数時間たっても胎動をまったく感じない
  • 胎動の減少に加え、出血や規則的なお腹の張り・強い腹痛がある

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胎動が激しくて痛いとき

胎動が激しくて痛いときは、動きを止める方法はありませんが、多くは赤ちゃんが元気なサインです。過度に心配しなくて大丈夫です。

痛みが強いところを手でさすったり、体勢を変えたりすると、和らぐことがあります。姿勢を横向きにして休むのも一つの方法です。

ただし、胎動の痛みではなくお腹全体が繰り返し硬くなる張りを伴うときは、陣痛や切迫の可能性もあります。その場合はかかりつけに連絡してください。

胎動が少ないと感じたとき

胎動が少ないと感じたときは、赤ちゃんの元気が普段どおりでないサインのことがあります。自己判断せず、かかりつけの病院に連絡して相談してください。

まずは甘いものを口にする、横になって静かに集中するなどして、10〜20分ほど胎動を確かめてみます。それでもいつもより明らかに少ないときは、時間帯を気にせず連絡してください。

出産に向けて動きの「大きさ」が変わることはありますが、健康な赤ちゃんの胎動が急にゼロに近くなることは通常ありません。減り方の急な変化には注意してください。

胎動がある日とない日の差が激しいとき

赤ちゃんの体勢や動きの活発具合によって、胎動の感じる強さは日ごとに変わります。多少の差は自然なことです。

そのため、胎動は日によって強さや頻度が違う場合があると知っておいてください。ママの姿勢や忙しさによっても、感じ方は変わります。

とはいえ、「1日の中でまったく感じない時間が続く」場合は別です。1日単位で強い・弱いを繰り返すのではなく、いつもの時間帯にいつも動くかを目安にしてください。

胎動がいつもと違う、不安がある場合はすぐに受診を

胎動には個人差や日ごとの変動があるとはいえ、明らかにいつもと違うと感じたら、すぐに受診してください。判断に迷う不安そのものが、連絡してよいサインです。

「こんなことで連絡していいのかな」とためらう方は多いですが、産科の現場では、胎動の相談はよくある正当な連絡です。夜間や休日でも遠慮はいりません。

お腹の張りや胸のつかえが気になる方は、お腹の張りについて解説した記事もあわせて参考にしてください。

胎動が減ったときの受診の目安を示すイラスト

まとめ

胎動は赤ちゃんの成長とともに感じ方が変わり、初めて感じる時期には大きな個人差があります。初産は20週前後、経産婦は16〜18週ごろが一つの目安です。

今回は、妊娠中に感じる胎動について、時期ごとの変化と受診の目安を解説しました。大切なのは、ご自身の「いつものパターン」を知っておくことです。

突然少なくなったり、感じられなくなったりしたときは、赤ちゃんの元気が普段どおりでないサインのことがあります。時間帯を問わず、すぐに病院へ連絡してください。

「胎動でダウン症が分かる」という噂もありますが、胎動で染色体の状態を正確に調べることはできません。染色体異常の有無を早い時期に知りたい方は、NIPT(新型出生前診断)という選択肢があります。

ヒロクリニックNIPTは検査実績75,000件以上・利用者満足度98.8%、国内の検査機関で最短2〜5日の報告に対応しています。年齢制限なし・紹介状不要で受けられますので、気になる方はお気軽にご相談ください。

胎動についてよくある質問

胎動について、妊婦さんからよく寄せられる質問をまとめました。日々の不安の解消に役立ててください。

Q. 胎動はいつから感じますか?

初産の方は妊娠20週前後、経産婦の方は16〜18週ごろが目安です。赤ちゃん自身は妊娠7週ごろから動いていますが、ママが感じ取れるのは妊娠中期以降になります。目安の時期を過ぎても分からないこと自体は珍しくありません。

Q. 初めての胎動はどんな感じですか?

腸が動くようなポコポコとした弱い感覚として表れることが多いです。最初は胎動か腸の動きか区別がつきにくく、慣れてくると「ここを蹴られた」と分かるようになります。

Q. 胎動が少ない・感じないときはどうすればいいですか?

横になって静かに集中し、10〜20分ほど胎動を確かめてください。それでも普段より明らかに少ない、または感じないときは、時間帯を問わずかかりつけに連絡してください。自己判断で様子を見続けないことが大切です。

Q. 出産が近づくと胎動は減りますか?

動きの大きさは変わりますが、赤ちゃんは出産直前まで動き続けます。「まったく感じない」状態は正常ではありません。臨月でも胎動がはっきり減ったと感じたら、病院へ連絡してください。

Q. 胎動でダウン症などの染色体異常はわかりますか?

胎動やしゃっくりの回数で、ダウン症などの染色体異常を判断することはできません。染色体の状態を調べたい場合は、採血で行うNIPT(新型出生前診断)などの検査を受けてください。

Q. 胎動が激しくて痛いのは大丈夫ですか?

多くは赤ちゃんが元気なサインで、心配はいりません。さすったり体勢を変えたりすると和らぎます。ただし、お腹全体が繰り返し硬くなる張りや出血を伴うときは、受診してください。

監修・著者:岡 博史(おか ひろし)
医療法人社団福美会 ヒロクリニック統括院長/Labo Director(ラボディレクター)。慶應義塾大学医学部卒業。日本とアメリカの医師国家試験に合格し、臨床研修後2年で医学博士を取得。日本に約20人しかいないラボディレクター資格を保有しています。著書に『妊娠したら最初に読んで欲しい本』。YouTube「ひろし先生の正しいエビデンス妊娠ch」などで妊娠・出生前診断の正確な情報を発信しています。

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【参考文献】

Q&A
よくある質問

ここでは、胎動についてよくある質問に回答します。

  • Q
    初産婦と経産婦の胎動を感じる時期は違う?
    初産婦と経産婦では、経産婦の方が感じる時期が早いといわれています。 これは、経産婦は一度胎動を経験したことがあるため、妊娠初期のわずかな動きを気のせいではなく、胎動だと気づけるからだと考えられています。
  • Q
    体型によって胎動を感じる時期は違う?太っていると感じにくい?
    ママの体型が痩せている方が、感じやすいといわれています。太っているとお腹周りの脂肪が多い分、動きを感じにくいからです。
  • Q
    男の子と女の子で胎動の違いはある?
    お腹の中にいる赤ちゃんの性別が違うと、違いがあるように感じるかもしれません。ですが、実際は男の子でも、女の子でも違いはありません。胎動が激しいと男の子が産まれるという迷信がありますが、医学的には根拠が一切ありません。

妊娠中に赤ちゃんが動くことを胎動といいます。胎動はいつ頃から、どのように感じられるのでしょうか。本記事では、胎動について解説します。

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医師監修 監修日:2022年2月25日
岡 博史 (医師・医学博士/ヒロクリニック統括院長)

日本皮膚科学会 皮膚科専門医/日本医師会 産業医/東京衛生検査所 指導監督医

この記事は、 ヒロクリニックNIPTの編集・監修体制 にもとづき、資格を持つ医師が内容を確認しています。

医師監修 監修日:2022年2月25日
花澤 司 (医師/ヒロクリニック大宮駅前院 院長)

日本産科婦人科学会 産婦人科専門医/産婦人科(NIPT・出生前診断)

この記事は、 ヒロクリニックNIPTの編集・監修体制 にもとづき、資格を持つ医師が内容を確認しています。

医師監修 監修日:2022年2月25日
陽川 英仁 (医師・医学博士/ヒロクリニック大阪駅前院 院長)

日本産科婦人科学会 産婦人科専門医/産婦人科(NIPT・出生前診断)

この記事は、 ヒロクリニックNIPTの編集・監修体制 にもとづき、資格を持つ医師が内容を確認しています。

参考文献

  1. Rayburn WF. Clinical significance of fetal movement. American Journal of Obstetrics and Gynecology. 1982;144(8):967-977. doi:10.1016/0002-9378(82)90192-3
  2. Ianniruberto A, Tajani E. Ultrasonographic study of fetal movements. Seminars in Perinatology. 1981;5(2):175-181.
  3. Marden S, McCaul K, Cincotta R. Fetal movements and Down syndrome: A retrospective case-control study. Australian and New Zealand Journal of Obstetrics and Gynaecology. 2004;44(3):221-224. doi:10.1111/j.1479-828X.2004.00216.x
  4. Heazell AE, Frøen JF. Methods of fetal movement assessment and the detection of fetal compromise. Journal of Obstetrics and Gynaecology. 2008;28(2):147-154. doi:10.1080/01443610801911365
  5. Velazquez MD, Rayburn WF. Antenatal evaluation of the fetus using fetal movement counting. Clinics in Perinatology. 2002;29(4):625-634. doi:10.1016/s0095-5108(02)00054-9

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