初めての妊娠・出産に不安を抱えていませんか?出産までの流れがわかると、慌てることなく安心して出産の日を迎えることができます。赤ちゃんが誕生するその日を安心して迎えられるように、妊娠から産後の流れについて詳しくご紹介しています。
お母さんと赤ちゃんのためにNIPT検査で安心を
初めての妊娠では、「いつ産婦人科を受診するのか」「どの時期に何を準備するのか」と、わからないことが次々と出てきますよね。妊娠から出産、そして退院までの道のりは、大きな流れをつかんでおくと不安がやわらぎます。この記事では、妊娠期の過ごし方とNIPT(新型出生前診断)を受けられる時期、お産が近づくサイン、分娩の進み方、産後から退院後までを、医師監修のもとやさしく整理しました。私たちの外来でも、全体像を先に知っておくと落ち着いて当日を迎えられる妊婦さんが多い印象です。
この記事でわかること
- 妊娠初期・中期・後期の主な出来事と、NIPTを受けられる時期の目安
- お産が近づいたサイン(おしるし・前駆陣痛・本陣痛・破水)の見分け方
- 分娩第1期〜第3期の進み方と、所要時間のおおよその目安
- 後陣痛・悪露・子宮復古など産後の経過と、退院後の過ごし方
妊娠から出産までの全体の流れ|NIPTはいつ受けられる?
妊娠は初期・中期・後期の3つに分かれ、健診の間隔が徐々に短くなりながら出産へ向かいます。NIPTは妊娠10週頃から受けられる、赤ちゃんの特定の染色体を調べる検査です。まずは妊娠全体の道のりを、週数ごとに確認していきましょう。
妊娠5〜6週頃に産婦人科を受診し、妊娠が確認できたら妊婦健康診査(妊婦健診)が始まります。健診の回数や公費補助の考え方は、こども家庭庁の母子保健や自治体の案内が参考になります。時期ごとの目安を表にまとめました。
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妊娠初期 |
妊娠 13週6日まで |
・妊娠5〜6週頃に産婦人科を受診 ・妊婦健診スタート(4週間に1回が目安) ・妊娠届出書を提出し、母子健康手帳を受け取る ・NIPTは妊娠10週頃から受けられます ※妊娠初期のうちに出産場所を選んでおくと安心です |
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妊娠中期 |
妊娠 14〜19週 |
安定期に入る時期 |
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妊娠 20〜23週 |
・この時期までは4週間に1回の妊婦健診が目安 ・両親学級への参加時期 |
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妊娠 24〜27週 |
・ここから妊娠35週頃まで、2週間に1回の妊婦健診が目安 ・お腹の張りに気をつける時期(早産予防) |
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妊娠後期 |
妊娠 28〜35週 |
・子宮が大きくなり、胃のむかつきや食欲不振を感じやすい時期 ・妊娠高血圧症候群の発症に注意する時期 |
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妊娠 36〜40週 |
この時期からは1週間に1回の妊婦健診が目安 |
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出産 |
出産までの流れは、このあと詳しくご紹介します。 |
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NIPT(新型出生前診断)でわかること・受けられる時期
NIPT(新型出生前診断)は、妊婦さんの採血だけで赤ちゃんの特定の染色体の状態を調べる、母体にやさしい検査です。妊娠10週頃から受けられます。おなかに針を刺さないため、流産のリスクがほとんどない点が特徴です。
ここで大切なのは、NIPTは主に13・18・21トリソミーなど対象となる染色体に限定した「非確定的検査」だという点です。結果が「陽性」でも赤ちゃんに疾患が確定するわけではなく、確定診断には羊水検査などの確定的検査が必要になります。陽性的中率(PPV=陽性と出た人のうち実際に疾患がある割合)は、対象疾患の有病率が低いほど低くなる性質があります。検査を受ける時期や上限については、NIPTはいつまで受けられるかの記事もあわせてご覧ください。
ヒロクリニックNIPTでは、NIPTy検査の実績が75,000件を超え、結果報告率は99.98%(判定不能率およそ0.3〜0.4%)です。国内の検査機関で最短2〜5日に結果をお伝えし、年齢制限や紹介状は不要です。陽性が出た場合の羊水検査費用をサポートする制度もご用意しています。検査の意味や結果の受け止め方は、産婦人科専門医・臨床遺伝専門医による遺伝カウンセリングでていねいにご説明します。検査を「受けるかどうか」も含めて、ご夫婦で一度ゆっくり考えてみてください。
お産が近づいたサイン|おしるし・前駆陣痛・本陣痛・破水
お産が近づくと、おしるし・前駆陣痛・本陣痛・破水といったサインが現れます。破水したときはすぐに受診してください。妊娠40週前後になると、いよいよ出産が間近です。それぞれのサインの違いを、表で整理しました。

サイン |
特徴 |
対応の目安 |
|---|---|---|
おしるし |
血が少し混じった粘り気のあるおりもの。数日〜1週間以内に陣痛が始まる予兆 |
あわてず様子を見る。大量出血や強い痛みがあれば連絡 |
前駆陣痛 |
不規則で弱い張り。しばらくすると波が引く。本陣痛の前段階 |
間隔と強さを記録しながら経過を見る |
本陣痛 |
規則的に強まる痛み。間隔が徐々に短くなる |
10分間隔になったら産院へ連絡 |
破水 |
卵膜が破れて羊水が流れ出る。陣痛より先に起こることも |
感染予防のため、すぐに産院へ連絡し受診 |
3つのサインの見分け方
サインは人によって現れ方が違います。「これはお産のサインなのかな」と迷ったときは、遠慮なくかかりつけの産婦人科へ連絡してくださいね。
おしるしは、血液が混じった粘り気のあるおりものです。陣痛が始まる予兆のようなもので、すぐに産院へ連絡する必要はありません。ただし、生理2日目より多い出血や強い痛みがあるときは、すぐ連絡してください。
前駆陣痛は、本陣痛の前に起こる不規則な張りです。子宮が収縮したり休んだりをくり返し、しばらくすると波が引いていきます。前駆陣痛から本陣痛へ、少しずつ移り変わっていくイメージです。しだいに間隔が規則的になり、10分間隔になったら本陣痛と考えて産院へ連絡してください。
破水は、赤ちゃんを包む卵膜が破れて羊水が流れ出る状態です。一般には陣痛のあとに起こりますが、先に破水することもあります。破水すると赤ちゃんが細菌に感染しやすくなるため、時間帯を問わずすぐに産院へ連絡してください。清潔なパッドをあてて、入浴は控えましょう。
初めてのお産では、こうしたサインへの向き合い方を事前に相談しておくと安心です。私たちの外来でも、パートナーと一緒に流れを確認しておいたご夫婦ほど、当日を落ち着いて迎えていらっしゃいます。Xでも@AmexxxHydrangeaさんが、助産師さんと立会い出産の流れや陣痛時のサポート方法、里帰りの不安まで相談できて安心したと綴っていました。プロに聞ける場を持つ心強さが伝わってきます。
入院前に準備しておくもの
いつ入院になるかは読めないため、元気なうちに荷物をまとめておいてください。まずは、お産に必要な基本の持ち物から確認しましょう。
- 母子健康手帳・診察券・健康保険証
- 産褥ショーツ・お産用パッド(産褥ナプキン)
- 授乳用ブラジャー・タオル・バスタオル
- 洗顔用品・スリッパ・眼鏡やコンタクト
- スマホと充電器・母子の退院着
産院で購入できるものや貸し出してもらえるものもあるため、事前に確認しておくと荷物を減らせます。必須ではありませんが、あると助かる便利グッズもご紹介します。
- ストロー付きペットボトルキャップ
- テニスボール(いきみ逃し用)
- 授乳クッション・円座クッション
- 軽いおやつ・カーディガン・着圧ソックス
陣痛中は水分をとることさえ大変になります。横になったまま飲めるストロー付きのキャップは、多くの先輩ママが「用意しておいてよかった」と話す一品です。入院中に足りないものがあると不便なので、産後の生活まで思い浮かべながら準備してください。産後の入院スケジュールは、産後の入院スケジュールの記事で具体的にイメージできます。
分娩の流れ|分娩第1期から第3期までの進み方
分娩は、子宮口が開く第1期、赤ちゃんが生まれる第2期、胎盤が出る第3期の3つに分かれます。所要時間には大きな個人差があり、初産婦さんと経産婦さんでも変わります。各期の進み方を、順番に見ていきましょう。
分娩第1期|陣痛が始まり子宮口が開くまで
分娩第1期は、規則的な陣痛が始まってから子宮口が10cmまで開ききるまでの時間です。もっとも長い期間で、痛みも少しずつ強くなります。子宮口の開きと陣痛の目安を表にまとめました。
子宮口の開き |
陣痛の間隔 |
継続時間の目安 |
痛みの感じ方 |
|---|---|---|---|
〜2.5cm |
10分おき |
9〜10時間 |
ズキズキ |
2.5〜4cm |
3分おき |
2〜3時間 |
締めつけられる |
4〜8cm |
2分30秒おき |
1〜2時間 |
締めつけられる |
9〜10cm |
2分おき |
1〜2時間 |
引っ張られる |
陣痛が始まってから出産までの平均時間は、初産婦さんで10〜12時間、経産婦さんで4〜6時間ほどが目安です。あくまで目安であり、これより短い方も長い方もいます。痛みの性質については、日本産婦人科医会など専門機関の情報も心の準備に役立ちます。
分娩第2期|赤ちゃんが生まれるまで
分娩第2期は、子宮口が全開してから赤ちゃんが生まれるまでの時間です。陣痛の収縮に合わせて自然といきむ力が働きます。無痛分娩の場合は、いきむタイミングを助産師さんに教えてもらいながらお産に臨みます。

分娩の平均所要時間は、初産婦さんで1〜2時間、経産婦さんで30分〜1時間ほどですが、数分で生まれる方もいます。お産は計画どおりに進むとは限りません。Xでも@sho_bmpdさんが、初産39週で計画無痛を予定していたのに予定日の2日前に陣痛が来て、病院で麻酔をかけたあと吸引と会陰切開になったと綴っていました。産道がまだ十分に広がっていない初産では、こうした処置が加わることもあります。予定と違う展開になっても、その場の判断は赤ちゃんとお母さんの安全のためのものです。事前に「計画から外れることもある」と知っておくと、当日あわてずに済みます。
分娩第3期|胎盤が出て後陣痛が始まる
分娩第3期は、赤ちゃんが生まれたあと胎盤が出るまでの時間です。出産の数分後に軽い陣痛が起こり、5〜10分ほどで胎盤が出てきます。ここまでで、いわゆる「お産」が一区切りです。
そのあと、子宮が元の大きさへ戻ろうとして収縮する「後陣痛」が始まります。後陣痛は数日間続き、産後1日目にピークを迎える方が多い傾向です。分娩の全体像は、日本産科婦人科学会の情報も参考になります。
出産後から後陣痛・入院中の経過|悪露と子宮復古
産後は後陣痛・悪露・子宮復古が同時に進み、体は少しずつ妊娠前へ戻っていきます。入院中は、こうした回復の経過を助産師さんが見守ります。それぞれの体の変化を確認しましょう。
後陣痛は、子宮が収縮して元の大きさに戻ろうとするときの痛みです。授乳中に強まることがあり、経産婦さんのほうが痛みを感じやすい傾向があります。多くは数日でやわらぎますが、痛みが強く続くときは医師に相談してください。
悪露は、産後に子宮から出る分泌物です。はじめは血液を多く含み赤みが強く、日がたつにつれて量が減り、茶色から黄色っぽい色へと変わっていきます。悪露の色や量の移り変わりは、子宮の回復を映す大切なサインです。強い臭いや大きな血のかたまり、量が急に増えたときは受診してください。
子宮復古は、大きくなった子宮が元の状態へ戻っていく過程を指します。子宮が元の大きさに戻るまでにはおよそ6週間かかります。入院中は、後陣痛・悪露・子宮復古の様子を毎日確認しながら過ごします。私たちの外来でも、この時期は無理をせず体を休めることを何よりお伝えしています。入院中の過ごし方は、産後の入院スケジュールで具体的にイメージできます。
退院までの期間と退院後の過ごし方|産褥期は安静に
退院はお産の方法によって6〜7日前後が目安で、退院後の産褥期は無理をせず体を休めることが回復への近道です。退院までの期間と、退院後に気をつけたい点を見ていきましょう。
経腟分娩 |
6日前後 |
|---|---|
帝王切開 |
7日前後 |
産後の検査などで入院が延びることもありますが、基本的には1週間前後で退院となります。退院はゴールではなく、新しい生活のスタートです。
産褥期の過ごし方と注意したい症状
産後6〜8週の産褥期は、心身が妊娠前へ戻る大切な回復期間です。この時期は次の症状に気をつけてください。
- 貧血によるふらつきや疲れやすさ
- ホルモンバランスの乱れ(産後3〜10日前後に気分が揺れやすい)
- 授乳による栄養不足や睡眠不足
子宮の回復には約6週間、妊娠前の状態に戻るには2〜4か月ほどかかります。産褥期はまず、赤ちゃんのお世話とご自身の体の回復に集中してください。家事や外出は少しずつ増やし、周囲やパートナーに頼ってかまいません。里帰り出産や産後ケアの利用も心強い選択肢です。気持ちの落ち込みが2週間以上続くときや、涙が止まらないときは、一人で抱え込まず産婦人科や自治体の窓口に相談してください。産後の相談先や支援制度はこども家庭庁の母子保健のページでも案内されています。
お産や退院後の不安は、事前に相談しておくことでずいぶん軽くなります。前述のとおり、助産師さんや医師にサポート方法や里帰りの心配ごとまで話しておいたご夫婦ほど、産後を穏やかに過ごせている印象です。分からないことは、遠慮なく専門家に聞いてくださいね。
よくある質問(FAQ)
妊娠から出産、産後にかけて、妊婦さんやパートナーからよく寄せられる質問をまとめました。気になる項目から読んでみてください。
NIPTはいつから受けられますか?
NIPTは妊娠10週頃から受けられます。妊婦さんの採血だけで赤ちゃんの特定の染色体を調べる、母体にやさしい検査です。ただし主に13・18・21トリソミーなど対象を限定した「非確定的検査」であり、確定診断には羊水検査などが必要になります。受けられる上限の時期は施設により異なるため、早めにご相談ください。
おしるしがきたらすぐ病院へ行くべきですか?
おしるしだけであれば、あわてて連絡する必要はありません。数日から1週間以内に陣痛が始まる予兆と考えられています。ただし、生理2日目より多い出血や強い痛みをともなうときは、すぐに産院へ連絡してください。
陣痛はどのくらいの間隔になったら連絡しますか?
本陣痛が規則的になり、10分間隔になったら産院へ連絡してください。破水した場合は間隔にかかわらず、時間帯を問わずすぐに連絡します。初産婦さんは陣痛開始から出産まで10〜12時間ほどが目安です。
後陣痛はどのくらい続きますか?
後陣痛は多くの場合、数日でやわらぎます。産後1日目にピークを迎える方が多く、授乳中に強まることがあります。痛みが強く長引くときや、日常生活に支障が出るときは医師に相談してください。
出産後、いつ退院できますか?
退院までの目安は経腟分娩で6日前後、帝王切開で7日前後です。産後の検査や経過によっては入院が延びることもあります。退院後の産褥期は6〜8週ほど続くため、無理をせず体を休めてください。
産後の気分の落ち込みが続くときはどうすればよいですか?
ホルモンバランスの変化で、産後3〜10日前後は気分が揺れやすくなります。多くは一時的ですが、落ち込みが2週間以上続くときや涙が止まらないときは、一人で抱え込まず産婦人科や自治体の窓口に相談してください。早めに支援につながることが回復の助けになります。
監修者
岡 博史(おか ひろし)/医療法人社団福美会 ヒロクリニック統括院長・Labo Director(ラボディレクター)
岡山県出身。慶應義塾大学医学部卒業後、日本とアメリカの医師国家試験に合格。臨床研修後2年で医学博士を取得。日本に20人ほどしかいないラボディレクター資格を保有しています。著書『妊娠したら最初に読んで欲しい本』、YouTube「ひろし先生の正しいエビデンス妊娠ch」を運営。本記事は同院長の監修のもと作成しています。
初めての妊娠・出産に不安を抱えていませんか?出産までの流れがわかると、慌てることなく安心して出産の日を迎えることができます。赤ちゃんが誕生するその日を安心して迎えられるように、妊娠から産後の流れについて詳しくご紹介しています。
日本皮膚科学会 皮膚科専門医/日本医師会 産業医/東京衛生検査所 指導監督医
この記事は、 ヒロクリニックNIPTの編集・監修体制 にもとづき、資格を持つ医師が内容を確認しています。
日本産科婦人科学会 産婦人科専門医/産婦人科(NIPT・出生前診断)
この記事は、 ヒロクリニックNIPTの編集・監修体制 にもとづき、資格を持つ医師が内容を確認しています。
日本産科婦人科学会 産婦人科専門医/産婦人科(NIPT・出生前診断)
この記事は、 ヒロクリニックNIPTの編集・監修体制 にもとづき、資格を持つ医師が内容を確認しています。


