この記事でわかること
産後の体型戻しは、産後2〜3か月を目安に少しずつ始めるのが基本です。産後1か月の産褥期はまず体の回復を優先し、骨盤の開きやお腹のたるみは数か月かけて自然に落ち着いていきます。この記事では、妊娠中から産後にかけての体型変化の流れ、体型戻しを始める具体的なタイミング、帝王切開の場合の注意点、骨盤矯正や恥骨結合離開の治療法までをまとめて解説します。体型戻しの鍵は、休息とタイミング、そして無理のなさです。
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はじめに
妊娠から出産にかけて、体型は大きく変化します。お腹が大きくなるだけでなく、骨盤や胸、皮膚の状態も少しずつ変わっていきます。
出産後も体型がすぐには戻らず、産後太りに悩む方は少なくありません。当院にも「いつから体型戻しを始めていいのか分からない」というご相談が多く寄せられます。
妊娠中から産後にかけての体型変化と、体型戻しの正しいタイミングを事前に知っておけば、出産後も落ち着いて対処できます。このページで順番に確認していきましょう。

妊娠中の体型変化を時期別に知っておきましょう
妊娠中の体型変化は、初期・中期・後期でそれぞれ特徴が異なります。時期ごとの変化を把握しておくと、不安な気持ちが和らぎます。
妊娠初期(〜13週6日)
妊娠13週6日までを妊娠初期といいます。この時期はまだ胎児が小さく、お腹の大きさはあまり目立ちません。
子宮が大きくなり、羊水も増えてくるため、体重は少しずつ増加します。女性ホルモンの分泌が増える影響で乳腺の発達が促され、胸が張ったり大きくなったりすることもあるでしょう。
また、リラキシンというホルモンの分泌が増え、骨盤が広がり始めます。お尻まわりにゆとりを感じる方も多いはずです。
NIPT(新型出生前診断)は妊娠初期から受けられます
妊娠初期は、おなかの赤ちゃんのことが気がかりになりやすい時期です。この時期の選択肢のひとつが出生前診断です。
出生前診断にはいくつか方法がありますが、NIPT(新型出生前診断)はエコー検査で妊娠が確認でき次第、早い時期から受けられます。
検査は採血のみで行うため、流産や死産のリスクを伴いません。21番染色体(ダウン症)の検査では、感度・特異度ともに99.9%以上という高い精度で調べられます。
お腹の赤ちゃんのことを早く知りたい方、不安を抱えている方は検討してみてください。
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妊娠中期(14週0日〜27週6日)
妊娠14週0日〜27週6日までを妊娠中期といいます。お腹が目立ち始め、体重も増えてくる時期です。
体内で授乳の準備が始まるため胸が張り、いつものブラジャーが窮屈に感じることもあります。リラキシンの分泌により骨盤も分娩に向けて開き始め、お尻が大きくなったと感じる方も多くいます。
妊娠線
妊娠線とは、妊娠中の急激な体形変化によって起こる肉割れ線のことです。皮膚が引っ張られ、線状のすじが入る状態を指します。
早い人では妊娠中期から現れ始めます。保湿ケアを続けることで、線の広がりを抑えられる場合があります。
妊娠後期(28週〜)
妊娠28週以降を妊娠後期といいます。お腹が一段と大きくなり、一目で妊婦さんとわかる体形です。
体重は大幅に増え、出産に向けて骨盤もさらに開いてきます。授乳の準備も進み、胸のサイズが変わってブラジャーの買い替えが必要になることも多いでしょう。乳頭から乳汁のような分泌物が出ることもあります。
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産後の体型はどう変化する?
出産直後は、妊娠前の体型にすぐ戻るわけではありません。体重や骨盤、皮膚の状態は段階を踏んで変化していきます。骨盤の回復は個人差あり。
赤ちゃんが生まれても、妊娠中に蓄えられた皮下脂肪はすぐには落ちません。体重は妊娠前より重い状態が続くケースが目立ちます。お腹の皮膚のたるみが気になる方も多いはずです。
分娩の影響で骨盤も大きく開くため、お尻が大きくなったと感じる方が多くいます。開いた骨盤は、産後3〜4か月ほどで徐々に元の位置に戻っていくのが一般的な経過です。
お腹の皮膚のたるみは、半年ほどかけて落ち着くケースが多く見られます。一方、胸は授乳のためにさらに大きくなることが一般的です。
産後の体型戻しはいつから始める?
産後の体型戻しは、産後2〜3か月を目安に始めるのが基本です。産後1か月の産褥期は、体を回復させることを最優先にしてください。
妊娠で大きくなったお腹の皮膚のたるみや開いた骨盤は、産後の時間経過とともに徐々に戻っていきます。この時期にご自身でケアを行うと、体形を戻す手助けになります。
| 時期 | 体の状態 | 体型戻しの目安 |
|---|---|---|
| 産後〜1か月(産褥期) | 子宮・体力の回復期間 | ケアは控え、休息を優先 |
| 産後2〜3か月 | 体調が落ち着き始める | 骨盤ベルト・軽い運動を開始 |
| 産後3〜4か月 | 骨盤が元の位置に戻り始める | 筋トレなど運動量を増やせる |
| 産後〜半年 | お腹の皮膚のたるみが落ち着く | 継続したケアで様子を見る |
体型を自分で戻すことはできる?
結論から言うと、産褥期を過ぎれば自分でできる体型戻しのケアがいくつもあります。
骨盤周りに装着する骨盤ベルトを利用する方法があります。産院で販売していることもあるため、出産した産院に相談してみてください。
産褥期を過ぎ、体力が十分に回復したら、筋トレなどの軽い運動を始めてみましょう。無理な食事制限は母乳に影響する恐れがあるため、控えてください。
体型戻しは長期戦になることも珍しくありません。X(旧Twitter)には「2回目の出産後、肌も体型もやばいですよね…私も今戦っている。わたしは1年かけて体重と体型戻しましたけど、ピラティス通うと良いですよ!出産で緩んだ骨盤底筋を使うので腰回りからお尻にかけても引き締まっていく」という投稿があり(@coco_moco_xxx)、焦らず継続することの大切さが伝わってきます。
妊娠中の不安をひとつでも減らしたい方は、NIPTの受検もあわせてご検討ください。
お電話でのご相談は0120-169-629まで、お気軽にお問い合わせください。
帝王切開の場合は始める時期に注意
帝王切開で分娩した場合は、経腟分娩よりも慎重にタイミングを見極める必要があります。
帝王切開は経腟分娩よりも痛みが長引きやすく、体へのダメージも大きい傾向があります。産後1〜2か月は体を回復させることを優先し、無理をしないようにしてください。
帝王切開後の骨盤ベルトの着用タイミングに迷う声も見られます。X(旧Twitter)では「産後約-7kg…お腹にもう1人いる?ってくらいまだ腹がぽんぽこ&下垂してきて帝王切開の傷に圧かけるんや。。みんないつから骨盤ベルトとかするんや」との投稿があり(@9gkOnzw0gL6916)、傷の状態を見ながら判断に悩む方が多いようです。骨盤ベルトを始める時期は、必ず担当医に確認してください。
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体型崩れが治らないときは治療という選択肢も
セルフケアで体型が戻りにくい場合は、専門施設での治療も検討できます。骨盤の開きと恥骨結合離開について、それぞれの対処法を見ていきましょう。
骨盤の開き
産後の骨盤の開きが気になるときは、接骨院や整骨院、整体などで施術を受けられます。当院でも、骨盤矯正をいつから始められるかというご質問を数多くいただきます。
いつから通えるのか気になる方も多いはずです。X(旧Twitter)には「背中も肩も腰もやばい、抱っこも授乳も慣れてなくて力入ってるんだろうなー。産後の骨盤矯正もだけど、整体も行きたい…いつから行けるのだろうか」との投稿があり(@sachika___w)、体の負担が大きい産後だからこそ通院のタイミングに悩む様子がうかがえます。
産後の骨盤矯正を行っている施設では、産後専用のメニューを設けていることが多くあります。産後の骨盤矯正は外傷性の負傷ではないため、保険は適用されません。費用は施設によって異なるため、事前の確認が必須です。体型の崩れがひどい場合でも、整骨院や接骨院では自費診療になると考えておいてください。

恥骨結合離開
お産の際の強いいきみや急激な陣痛によって恥骨結合部に過度な負荷がかかり、必要以上に結合部が離れる状態を恥骨結合離開といいます。
整骨院、接骨院、整体などで施術を受けられますが、症状が重い場合は整形外科で手術を検討することもあります。一般社団法人関東連合産科婦人科学会事務局の報告でも、分娩時の恥骨結合離開とその手術症例が取り上げられています。
整骨院・接骨院・整体での施術は保険が適用されず、費用は施設ごとに異なります。一方、症状が重く手術が必要と判断された場合は、保険が適用されます。
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よくある質問
産後の体型戻しについて、当院に寄せられることが多い質問をまとめました。
Q1. 産後の体型戻しはいつから始めればいいですか?
産褥期にあたる産後1か月は、体の回復を最優先にしてください。悪露や体調が落ち着く産後2〜3か月を目安に、軽いケアから少しずつ始めましょう。
Q2. 帝王切開の場合はいつから体型戻しを始められますか?
経腟分娩より回復に時間がかかるため、産後1〜2か月は傷の状態を見ながら安静を優先してください。骨盤ベルトを始める時期は、担当医に確認してから判断しましょう。
Q3. 骨盤矯正は保険適用されますか?
外傷性の負傷でない場合、整骨院や接骨院での骨盤矯正は自由診療です。費用は施設ごとに異なるため、事前に確認してください。
Q4. 産後太りはいつまでに戻りますか?
個人差はありますが、骨盤は産後3〜4か月、お腹の皮膚のたるみは半年ほどで落ち着くケースが多く見られます。授乳中は胸のサイズが大きくなる傾向があります。
Q5. 体型戻し中に食事制限をしても大丈夫ですか?
授乳中の過度な食事制限は、母乳の質や量に影響する恐れがあるため避けてください。栄養バランスを保ちながら、運動や生活習慣の見直しで対応するのが基本です。
Q6. 恥骨結合離開はどう見分ければいいですか?
恥骨まわりの強い痛みや、歩行時の違和感が続く場合は、整形外科や産婦人科に早めに相談してください。症状が重い場合は、保険適用で手術を受けられることもあります。
まとめ
妊婦さんの体型変化と、産後の体型戻し対策について解説しました。妊娠中の体型は出産に向けて大きく変化し、産後もすぐには戻りません。
不安になる気持ちもよく分かりますが、産褥期はまず体をしっかり休めることが大切です。産後2〜3か月を目安に、体調を見ながら少しずつケアを始めてください。
体力が回復してきたら、筋トレなどの軽い運動を試してみましょう。それでも体型が戻らず心配なときは、整骨院や接骨院、必要に応じて整形外科での施術も選択肢のひとつです。産後の体はデリケートなので、無理のないペースで進めてください。大切なのは、無理のないペース。
妊娠・出産に関する不安は、ひとりで抱え込まずにご相談ください。
お電話でのお問い合わせは0120-169-629で受け付けています。
監修者
岡博史(おか ひろし)
医療法人社団福美会 ヒロクリニック統括院長 / Labo Director
慶應義塾大学医学部卒。日米医師国家試験に合格し、医学博士号を取得。日本に20人ほどしかいないラボディレクター資格を保有し、NIPT検査の精度管理を統括しています。
【参考文献】
- 一般社団法人関東連合産科婦人科学会事務局 – 分娩時の恥骨結合離開とその手術症例について
- 公益社団法人日本産科婦人科学会 – 一般の皆様へ
- 厚生労働省 – 産前・産後サポート事業ガイドライン/産後ケア事業ガイドライン
Q&A
よくある質問
産後の体型戻しについてよくある質問です。
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Q母乳で育児すると痩せるって本当?
母乳は母親がとった栄養から作られるため、母乳をあげることは、産後の体型を戻す手助けになります。
生後1,2か月までの間は、母乳を飲む量があまり多くありませんが、赤ちゃんが大きくなるにつれ、飲む量も多くなります。
赤ちゃんのお世話と母乳育児で忙しくしているうちに、いつの間にか体型が戻っていることも少なくありません。
日本皮膚科学会 皮膚科専門医/日本医師会 産業医/東京衛生検査所 指導監督医
この記事は、 ヒロクリニックNIPTの編集・監修体制 にもとづき、資格を持つ医師が内容を確認しています。
日本産科婦人科学会 産婦人科専門医/産婦人科(NIPT・出生前診断)
この記事は、 ヒロクリニックNIPTの編集・監修体制 にもとづき、資格を持つ医師が内容を確認しています。
日本産科婦人科学会 産婦人科専門医/産婦人科(NIPT・出生前診断)
この記事は、 ヒロクリニックNIPTの編集・監修体制 にもとづき、資格を持つ医師が内容を確認しています。

