妊娠10週目にできること【医師監修】

妊娠10週目にできること

妊娠10週目では、赤ちゃんの体の原型がほぼ完成し、お母さんの体にも様々な変化が起きる時期です。妊婦健診でしっかり赤ちゃんとお母さんの状態を把握し、理想の出産に向けた計画を立てていきましょう。妊娠10週目にできることについて詳しく解説します。

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1.妊娠10週の赤ちゃん

妊娠10週の赤ちゃんは、体の原型がほぼ完成してくる頃です。

  • 妊娠10週の赤ちゃんがどんな状態か
  • 妊娠10週で赤ちゃんの性別が分かるか

を解説します。

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1-1赤ちゃんの状態

妊娠10週の赤ちゃんは、体の器官の原型がほぼ完成してくる頃です。

見た目としてはピーナッツのようにお団子が2つくっついたような形で、頭と胴体がそれぞれ作られていきます。

心臓の音も、それまでは超音波検査でピクピクという拍動が見えるだけでしたが、妊娠10週目は『ドッドド』とかなりはっきり聞こえる時期です。

赤ちゃんの大きさは、子宮に着床したばかりの頃はたった1mmほどしかありませんでしたが、妊娠10週になると大きさは約30mm、体重は10gほどに成長しています。

大体小指の先端から第二関節までの大きさで、ポケットティッシュくらいの重さと考えれば分かりやすいでしょう。

超音波検査で見ると、赤ちゃんの体の動きが確認できるようになります。

1-2性別

妊娠10週になると赤ちゃんの臓器ができ始め、男女の違いも現れ始めます。

しかし、超音波検査で性別を判断するにはまだ未発達で、赤ちゃんの位置や体位によっては性器が見えにくいため、妊娠10週で性別を判断するのは困難です。

妊娠16週を過ぎると体つきも発達し、超音波検査でも性器が判別しやすくなります。

妊娠10週で赤ちゃんの性別を知る方法には、超音波検査のほかに血液検査で性染色体を検査する方法があります。

NIPT(新型出生前診断)は母親の血液から性染色体などの染色体の異常を検査する方法で、妊娠10週から受けることが可能です。

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2.妊娠10週のママ

妊娠10週になると赤ちゃんも子宮も大きくなり始め、お母さんの体にも様々な変化が起きていきます。

  • 妊娠10週の母体の状態
  • 妊娠10週で起こりやすいトラブル

について解説します。

2-1母体の状態

妊娠10週のお母さんの体は、どんな状態になっているのでしょうか。

母体に起こる主な変化は以下の通りです。

  • 子宮が大きくなる
  • 子宮の筋肉や靭帯が引っ張られる
  • 骨盤内の血流が悪くなる
  • ホルモンの分泌が変化する

お母さんの子宮は、妊娠前は鶏の卵ほどの大きさでしたが、妊娠10週では握りこぶしより少し小さいくらいまで大きくなっています。

子宮が大きくなると、子宮の筋肉や靭帯が引っ張られたり、骨盤内の血流が悪くなったりします。

  • 下腹部がチクチク痛む
  • 足の付け根に違和感がある
  • 腰や外陰部が重く感じる

といった症状が現れ始めたら、子宮が大きくなっている証拠です。

あわせてホルモンの分泌が変化するために、腸の動きが悪くなる場合があります。

便秘になる方が増え始めるのもこの時期です。

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2-2起こりやすいトラブル、気をつけたいこと

①つわり

妊娠10週目のお母さんに特に起こりやすいトラブルに、つわりがあります。

つわりの主な症状は以下の通りです。

  • 吐き気や嘔吐
  • 頭痛
  • においに過敏になる
  • 耳鳴り
  • 眠気 など

多くの場合、つわりは妊娠5~6週から始まって妊娠10~12週でピークを迎えると言われています。

妊娠10週はつわりで辛い時期なので、無理なく食べ物を口にできる工夫が必要です。

例えば、よく「妊婦は2人分食べないと」と言われますが、実際は食べたくないときは無理をする必要はありません。

赤ちゃんに必要な栄養をお母さんから奪う力を持っているので、多少お母さんの食事量が減っても問題はないのです。

つわり期間は食べたいものを食べたいときに食べて、無理なく過ごしましょう。

ただし、体重が5%以上減ったり、水分摂取もできない場合は妊娠悪阻という診断で、点滴補液治療のため、入院管理となることもあります。

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②便秘

妊娠10週目のお母さんに起こりやすいもう1つのトラブルが、便秘です。

子宮が大きくなり骨盤の血流が悪くなることや、ホルモン分泌の変化などにより、便秘が起きやすくなると言われています。

便秘になってしまうとトイレでいきむことが増え、痔にもつながります。

水分を多くとったり、体調に合わせて軽く動いたりして、便が出やすくなるよう工夫しましょう。

3.妊娠10週の検査

妊婦が受けられる検査には、公費で受けられる妊婦健診と、自費の検査があります。

妊娠10週目ではどんな検査が受けられるのでしょうか?

  • 妊婦健診
  • 自費の検査

の2つに分けて解説していきます。

3-1妊婦健診

妊娠10週の妊婦検診では、以下のような検査を実施します。

問診医師の診察を受け、健康状態を把握します
検査計測子宮底長・腹囲・血圧・浮腫・尿検査・体重の基本検査赤ちゃんとお母さんの健康状態を把握するために毎回行う検査です
保健指導妊娠期間を健康的に過ごせるよう、食事や生活面へのアドバイスのほか、精神的なストレスに関する相談に乗ります場合によっては自治体の保健師と連携し、福祉サービスの利用を提案します
血液検査血液型、血算、血糖、B型肝炎抗原、C型肝炎抗体、HIV抗体、梅毒血清反応、風疹ウイルス抗体を調べ、感染症などがないか調べます
超音波検査赤ちゃんの動きや発育状況を確認します
そのほか検査子宮頸がん検診、HTLV−1検査、性器クラミジア検査

3-2自費の検査

妊娠10週の妊婦は、妊婦健診のほかに自費で以下の検査が受けられます。

絨毛検査

絨毛検査とは、胎盤に針を指して『絨毛』という組織を採取し、胎児に染色体の異常がないか確認する検査です。

確実な診断結果が得られる一方、赤ちゃんへのダメージが大きく、流産のリスクが高まるというデメリットがあります。

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胎児ドック

胎児ドックとは、鮮明な超音波映像で胎児の病気を調べられる検査です。

妊婦健診の超音波検査では白黒のぼやけた映像しか見えませんが、胎児ドックではカラーかつ4Dの映像も見られます。

ダウン症のように胎児期から身体的特徴が現れる疾患は判別可能です。

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NIPT(新型出生前診断)とは、お母さんの採血だけで胎児に染色体の異常があるかどうかが分かる検査です。

ダウン症の検査精度が96.5~99.9%であるなど、高い精度を誇ります。

絨毛検査のようなリスクもなく、安全に検査が可能です。

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3-3妊娠10週にやっておきたいこと

母子健康手帳の申請

妊娠10週になったら、まず母子健康手帳の交付を受けましょう。

母子健康手帳の申請の時期に決まりがあるわけではありませんが、赤ちゃんの心拍が確認できる妊娠6週~10週目以降に申請する場合が多いです。

赤ちゃんの心拍が確認できていない間は早期流産のリスクもあるので、妊娠10週目が母子健康手帳申請に良いタイミングと言えます。

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お産する病院や出産方法を決める

母子健康手帳の交付後は、出産に向けた計画を進めていきましょう。

最近では出産する場所や姿勢などによって、様々な出産方法があります。

希望するやり方に全ての病院が対応してくれるわけではないので、早めに病院を決めて、バースプランを立てていきましょう。

4.まとめ

妊娠10週目では、赤ちゃんの体の原型がほぼ完成し、心拍音がはっきり確認できます。

子宮も大きくなり始め、お母さんにも様々な変化が起きる時期です。

妊婦健診で赤ちゃんとお母さんの健康状態をしっかり把握して、つわりや便秘といったトラブルに対処しましょう。

「妊婦健診の検査では、赤ちゃんの性別も病気も分からなくて不十分」と感じる場合、NIPTならお母さんの採血だけで詳細な検査が可能です。

ヒロクリニックのNIPTは妊娠10週目から検査でき、最短2日、5日以内で結果が分かります。

高精度の検査をしたい方は、ぜひ検討してみてくださいね。

出生前診断が税込5.5万~26.4万円

【参考文献】

妊娠10週目では、赤ちゃんの体の原型がほぼ完成し、お母さんの体にも様々な変化が起きる時期です。妊婦健診でしっかり赤ちゃんとお母さんの状態を把握し、理想の出産に向けた計画を立てていきましょう。妊娠10週目にできることについて詳しく解説します。

NIPT(新型出生前診断)について詳しく見る

NIPT(新型出生前診断)について詳しく見る

記事の監修者

川野 俊昭先生

川野 俊昭先生

ヒロクリニック博多駅前院 院長
日本産科婦人科学会専門医

産婦人科医として25年以上、主に九州で妊婦さんや出産に向き合ってきた。経験を活かしてヒロクリニック博多駅前院の院長としてNIPT(新型出生前診断)をより一般的な検査へと牽引すべく日々啓発に努めている。

略歴

1995年 九州大学 医学部卒業
1995年 九州厚生年金病院 産婦人科
1996年 九州大学医学部付属病院 産婦人科
1996年 佐世保共済病院 産婦人科
1997年 大分市郡医師会立アルメイダ病院 産婦人科
1998年 宮崎県立宮崎病院 産婦人科 副医長
2003年 慈恵病院 産婦人科 医長
2007年 日本赤十字社熊本健康管理センター診療部 副部長
2018年 桜十字福岡病院 婦人科
2020年 ヒロクリニック博多駅前院 院長

資格

日本産科婦人科学会専門医
検診マンモグラフィ読影認定医
日本スポーツ協会公認 スポーツドクター
厚生労働省認定臨床研修指導医
日本抗加齢医学会専門医

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