赤ちゃんを考えている方へ。妊娠前に気をつけたいこと【医師監修】

妊娠前に気をつけたいこと

ストレスはホルモンの分泌に関わってくるので、ストレスフリーな生活を送ることを心がけましょう。 ストレスをためないためには、睡眠を十分にとること、体を適度に動かして体温を上げることで血流をよくすることが大切です。

妊娠したら15週目までに
NIPTを検討しましょう

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妊娠前に気をつけたい生活習慣

過度なストレス

ストレスはホルモンの分泌に関わってくるので、ストレスフリーな生活を送ることを心がけましょう。 ストレスをためないためには、睡眠を十分にとること、体を適度に動かして体温を上げることで血流をよくすることが大切です。体を動かすと、ストレスを発散しやすく、さらに血流は女性も男性も生殖機能に影響するといわれています。 仕事を持っている女性が多いと思いますが、妊活のために、ストレスをためないようにと、仕事を辞める方もいるようです。

妊娠中のストレスによる胎児への影響【医師監修】
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薬・お酒・たばこ・カフェイン

薬の服用については、妊娠前からも注意しましょう。もし、妊娠の可能性があれば、風邪気味だからと安易に風邪薬を飲むなど自己判断で薬を服用せず、医師や薬剤師にまず相談してください。 妊娠を希望するなら、普段から喫煙する人は早めに禁煙しましょう。喫煙本数が多い人ほど赤ちゃんができにくく、早産や流産、赤ちゃんの生育不良を招く可能性が否定できません。また、周囲にいる喫煙者のタバコの煙にも注意しましょう。男性の場合も、喫煙は精子の受精能力の低下につながるそうです。 お酒は妊娠前から控えめにしておきましょう。アルコールは胎盤を通しておなかの赤ちゃんへ運ばれてしまいます。 コーヒーや紅茶、煎茶などに含まれるカフェインも気をつけたいですね。毎日カフェインを大量に摂取すると血行が悪くなり、妊娠への悪影響が考えられます。日頃から濃いコーヒーを何杯も飲んでいる方は控えたほうがよいでしょう。

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その他

妊娠を希望するのであれば、ダイエットには注意しましょう。体重の急激な減少により、女性ホルモンが正しく分泌されなくなり、排卵が起きなくなる場合があります。 適正体重が維持できるように、バランスの良い食事と運動を心がけながら、健康的な生活を目指しましょう。 食事では、ビタミンが多い野菜をたっぷり摂ることと、妊娠したときに備えて、鉄分が豊富なヒジキやほうれん草などの食品も多めに食べることがポイントです。

葉酸の摂取について

葉酸は妊婦さんに必要な栄養素であることは知られていますが、妊娠前から葉酸を摂る方がよいことをご存じですか? ビタミンB群の一種の葉酸は代謝に関係する栄養素で、DNA・RNA、たんぱく質の生合成を促します。細胞の分裂や成熟にも関わるため、おなかの赤ちゃんにとってはとても大切な成分です。妊娠前から十分に摂ると、おなかの赤ちゃんの脳や脊髄の発達異常とされる神経管閉鎖障害のリスクを減らせることがわかっています。 そのため、妊娠を望んでいる人は、妊娠1ヵ月以上前から摂るようにするとよいでしょう。 妊娠初期から赤ちゃんの神経系は作られますが、先天異常は妊娠7週間ごろまでに発生するため、妊活中から摂っておくことが大切といえます。

葉酸を多く含む食品は、ほうれん草、ブロッコリー、アスパラガス、モロヘイヤ、レバー、など。日本人の葉酸の平均的な摂取量は通常の食事で十分摂れるといわれていますが、妊娠を考えている女性や妊婦さんは、必要な摂取量が普段の1.8倍位必要です。 このため厚生労働省も、食品に加えてサプリメントでの400マイクログラム(※1)の葉酸摂取を推奨しています。ただし、サプリメントを利用する場合は摂りすぎにならないように、摂取量を守りましょう。

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妊娠前に受けておきたい検査

風疹の抗体検査

妊娠初期に風疹にかかると、胎児に感染し、先天性風疹症候群を発症することがあります。先天性風疹症候群とは、白内障や緑内障、難聴、先天性心疾患などです。

子どものときに予防接種を受けたことがある人でも、ワクチンによる免疫は低下してくるため、免疫ができていない場合があります。そのため、妊活前に夫婦とも風疹の抗体検査を受けて、必要があれば風疹の予防接種を受けておけば安心です。妊娠中には、妊婦さんは予防接種ができないので、妊娠前に検査を受けておくことが大切です。

また予防接種を受けた後2か月間位は避妊期間を設けることが必要ですので、医療機関で確認してください

赤ちゃんを考えている方へ。妊娠前に気をつけたいこと【医師監修】
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子宮がん・乳がんの検査

子宮頸がんは性交渉により感染するウイルスが関わっているため、30代後半の女性に多いがんでしたが、性交渉の低年齢化により20代にも発症するようになってきています。 子宮頸がんの検診は、通常、20歳以上は2年に1回、自治体の費用負担により受けることができます。 子宮頸がん検査は妊娠初期の検査でも行いますが、妊婦さんで過去1年以内に検査を受け陰性だった方は、検査を受ける必要はありません。 子宮頸がんが妊娠中に発症する例は少ないですが、発症した場合は治療が必要になりますし、転移の疑いがある場合は妊娠の中断も考えなくてはならないので、妊娠前に検査を受けておくことが非常に重要です。

乳がんについても、気になる症状がある場合は、妊娠前に検査をしておくと安心です。一般的に40歳未満の方には、超音波検査が有効と考えられています。特に、妊娠中は乳腺が発達するため、がんを発見しにくく、マンモグラフィー検査は基本的に実施できません。 もし妊娠中に乳がんが見つかった場合、妊娠中はホルモンの分泌が高まるため、がんが進行しやすくなり、転移が進む可能性があるため、早期発見・早期治療のためにも、妊娠前の検査がより重要といえます。

子宮頸がんについて:https://medley.life/diseases/54c103136ef458aa03f199cc/ 乳がんについて:https://medley.life/diseases/54c116f16ef458aa03f199d1/

性病の検査

私たちはさまざまな菌やウィルスと共に生活していますが、その中には性的接触によって感染する病原体がいくつかあります。代表的なものがHIV(エイズのウィルス)です。その他にも、クラミジア、梅毒、カンジタ、トリコモナスなどさまざまです。 性病に感染すると、母子感染のリスクがあるので、妊活前に夫婦とも検査しておくことをおすすめします。 特に増加傾向にあるクラミジアに感染すると、早産や流産につながる心配があります。 以上の検査は、結婚を控えた女性を対象に実施される婦人科検診「ブライダルチェック」でも調べられますので、検診を提供しているクリニックを調べてみるとよいでしょう。

NIPT(出生前診断)

妊娠前に受けておきたい検査についてお伝えしてきましたが、出生前に行うNIPT(出生前診断)という検査はご存じでしょうか? 晩婚化や高齢出産が増えている現代、おなかの赤ちゃんに先天性の染色体異常がないかと不安を感じる妊婦さんは少なくないと思います。先天性の染色体異常で特に多い疾患が、ダウン症候群です。 NIPTは妊婦さんの血液からおなかの赤ちゃんのDNAを検出し、染色体異常を調べる検査です。

NIPTは、これまでの羊水検査や絨毛検査と異なり、血液検査だけですので、妊婦さんの負担が少ないことがメリット。流産や感染症などのリスクも少ないため、安心して受けられます。 NIPTは妊娠10週から検査ができますので、おなかの赤ちゃんの状態を早く知りたいという方のニーズに応えてくれます。 希望者は赤ちゃんの性別も検査してもらえますが、通常、性別の検査費は基本費用に含まれている場合が多いようです。

出生前診断が税込5.5万~26.4万円

まとめ

赤ちゃんを考えている方が妊娠前に気をつけておきたいことについて、生活習慣と検査の観点からお話ししてきました。妊娠前に生活習慣を見直したり、必要な検査を受けたりすることはすべて、妊婦さんだけでなく、赤ちゃんのためでもあります。安心して妊娠スタンバイができるように、赤ちゃんがそろそろ欲しいと思ったら、この記事を参考にして、妊娠前のチェックを行っておきましょう。

参考文献

  • ( ※1) https://chirashi.akachan.jp/care/folic-acid/

ストレスはホルモンの分泌に関わってくるので、ストレスフリーな生活を送ることを心がけましょう。 ストレスをためないためには、睡眠を十分にとること、体を適度に動かして体温を上げることで血流をよくすることが大切です。

NIPT(新型出生前診断)について詳しく見る

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記事の監修者

白男川 邦彦先生

白男川 邦彦先生

ヒロクリニック名古屋駅前院 院長
日本産婦人科学会専門医

産婦人科専門医として40年近くにわたる豊富な経験を持ち、多くの妊婦さんとかかわる。
現在はヒロクリニック名古屋駅前院の院長としてNIPTの検査担当医を行う一方、全国のヒロクリニック各院からのオンラインで妊婦さんの相談にも乗っている。

経歴

1982年 愛知医科大学付属病院
1987年 鹿児島大学附属病院 産婦人科
1993年 白男川クリニック 院長
2011年 かば記念病院
2019年 岡本石井病院
2020年 ヒロクリニック名古屋駅前院 院長

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