お母さんと赤ちゃんのためにNIPT検査で安心を
胎児ドック(胎児精密超音波検査)とは超音波による赤ちゃんの精密検査
胎児ドックとは、通常の妊婦健診よりも高精細な超音波機器を使い、赤ちゃんの体の状態をくわしく確認する検査です。正式には「胎児精密超音波検査」と呼ばれ、「胎児超音波マーカー検査」「ベビードック」などの呼び方もあります。
妊娠中は誰でも、お腹の赤ちゃんの健康状態が気になるものでしょう。通常の妊婦健診でも超音波検査は行われますが、白黒のぼやけた画像が中心です。21トリソミー(ダウン症候群)のような先天性疾患の可能性まで見極めるのは、簡単ではありません。
胎児ドックでは、より立体的で鮮明な画像を使い、赤ちゃんの臓器や骨格の形態を細部まで観察します。先天性疾患のある赤ちゃんは、胎児の段階で体の形に特徴が出ることが多いためです。精度の高い機器だからこそ、早期に気づけるケースがあります。
胎児ドック(胎児精密超音波検査)でわかることや費用
胎児ドックでわかるのは、あくまで先天性疾患を持つ「可能性」であり、確定診断ではありません。それでも詳細な画像による高精度なスクリーニングが可能で、検査時期によってわかる内容が変わってきます。
胎児ドックの検査時期は、赤ちゃんの成長にあわせておおむね次の3つに分かれます。病院によっては、妊娠10週以下でも受け付けています。
- 初期:妊娠10週〜13週
- 中期:妊娠18週〜20週
- 後期:妊娠28週〜30週
各時期でわかる内容や検査のポイントを詳しく見ていきましょう。

【妊娠10週以下】妊娠6週〜10週にわかること
妊娠10週未満でも、対応している医療機関なら胎児ドックを受けられます。出生前診断の多くは妊娠10週以降からの受付が中心のため、早期に受診できるのは大きな特徴です。
この時期の赤ちゃんの体はまだ発達の途上ですが、それでも形態の異常が見つかる場合があります。妊娠10週以下で胎児ドックを実施している医療機関は多くありません。早い段階での受診を希望するなら、まずお近くの産婦人科に検査可能な週数を確認してください。
【初期】妊娠10週〜13週にわかること
胎児ドックのなかでも、染色体異常の検出率が特に高いとされるのが妊娠11週〜13週の初期です。
染色体異常を持つ赤ちゃんは、この時期に首の後ろや体にむくみ(NT肥厚)が生じやすいという特徴があります。通常の超音波検査では映像が粗く判別しにくい場合でも、胎児ドックならむくみの有無をはっきり確認できます。
臓器が少しずつ形成されていく段階でもあり、筋肉や皮膚が未熟なぶん血流の観察がしやすいのも初期の特徴です。へその緒や血管内の血流に逆流が見られる場合、染色体異常や心疾患の可能性を示すサインとされています。
【中期】妊娠18週〜20週にわかること
妊娠18週〜21週の中期は、臓器の形成がさらに進む時期です。
初期に見られた首や体のむくみは目立たなくなる一方、鼻骨の形成状態や心臓の弁の動きなどから染色体異常の可能性を判断します。臓器や体の輪郭がはっきりしてくるため、形態異常の有無も判別しやすくなる時期です。
【後期】妊娠28週〜30週にわかること
妊娠28週〜30週の後期では、脳や顔、心臓、脊椎、手足などの状態を確認します。
検査項目自体は中期とほぼ同じですが、後期になると中期には未発達だった脳のしわがはっきりしてきます。先天的な脳の異常にも気づきやすくなるため、中期にわからなかった項目を後期に追加で確認すると安心につながります。
胎児ドックの費用相場
胎児ドックの費用は、基本料金が約3万円〜5万円、これに加えて数千円〜5万円程度の精密検査料がかかるのが一般的です。
基本料金プラス精密検査料で、総額は数万円〜10万円ほどが目安。費用は医療施設や検査項目の範囲によって差があります。事前に問い合わせのうえ、検査内容と金額を確認してから予約してください。
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胎児ドック(胎児精密超音波検査)のメリット・デメリット
胎児ドックの最大のメリットはお腹を傷つけずに検査できる点、デメリットは確定診断ができない点です。受けるかどうか迷っている方のために、それぞれを整理します。
胎児ドック(胎児精密超音波検査)のメリット
胎児ドックのメリットは、主に次の2点です。
- 子宮への侵襲がないため、流産や死産のリスクを高めない
- 赤ちゃんの姿を鮮明な画像で確認できる
出生前診断には、羊水や絨毛を直接採取する『羊水検査』『絨毛検査』のような方法もあります。いずれも確定診断に使われるほど精度が高い一方、子宮への侵襲によって流産・死産のリスクが上がる点がデメリットです。
胎児ドックは子宮を直接侵襲しないため、こうしたリスクを避けながら検査できます。通常の超音波検査より格段にクリアな映像で、赤ちゃんの姿をはっきり見られる点も喜ばれています。検査の負担がない代わりに確定診断はできないという、いわばトレードオフの関係。
胎児ドック(胎児精密超音波検査)のデメリット
一方で、胎児ドックには次の2点のデメリットがあります。
- NIPT(新型出生前診断)・羊水検査・絨毛検査に比べて精度が低い
- 確定診断はできない
胎児ドックは、赤ちゃんが先天性疾患を持つ可能性を確認するスクリーニング検査です。そのため、検査結果を確定診断として扱うことはできません。
検査精度についても、羊水検査・絨毛検査・NIPT(新型出生前診断)のほうが高いというのが実情です。より精度の高い検査結果を求める方は、これらの検査方法もあわせて検討してください。
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ほかの出生前診断との違い
出生前診断には胎児ドック以外にも複数の方法があり、精度・検査時期・体への負担がそれぞれ異なります。まずは全体像を表で比較してみましょう。
| 検査方法 | 種類 | 検査時期の目安 | 母体への負担 | 確定診断 |
|---|---|---|---|---|
| 胎児ドック | 非確定検査 | 妊娠10週〜30週 | なし(超音波) | 不可 |
| 母体血清マーカー検査 | 非確定検査 | 妊娠15週〜20週 | 採血のみ | 不可 |
| NIPT(新型出生前診断) | 非確定検査 | 妊娠10週〜 | 採血のみ | 不可 |
| 羊水検査 | 確定検査 | 妊娠15週〜 | 穿刺(流産リスクあり) | 可 |
| 絨毛検査 | 確定検査 | 妊娠11週〜14週 | 穿刺(流産リスクあり) | 可 |
表の内容をふまえ、それぞれの検査についてくわしく解説します。
①母体血清マーカー検査
母体血清マーカー検査とは、トリプルマーカーやクアトロマーカー検査のことです。お母さんの採血によって、赤ちゃんが先天性疾患を持つ可能性を調べるスクリーニング検査です。
赤ちゃんに先天性疾患があると、お母さんの血中で増減する「α-フェトプロテイン」などの物質を検知する仕組みです。胎児ドックのように赤ちゃんの見た目を詳しく観察することはできませんが、採血だけで済む手軽さがあります。
②NIPT(新型出生前診断)
NIPT(新型出生前診断)は、母体血清マーカー検査と同じく採血だけで受けられます。赤ちゃんの先天性疾患の可能性を調べるスクリーニング検査です。
母体血清マーカー検査と大きく異なるのは、精度の高さと検査可能な時期の早さです。NIPT(新型出生前診断)はダウン症候群の原因である21トリソミーへの感度は96.5〜99.9%とされます。非常に高い精度を誇る検査です。
母体血清マーカー検査は妊娠15週〜20週のみが対象です。一方のNIPT(新型出生前診断)は、妊娠10週から検査できます。性染色体への感度も高く、早い段階で疾患の可能性や性別を確認できます。
③羊水検査
胎児は子宮内を満たす羊水というプールの中に浮かんでいます。羊水検査は、子宮内に針を刺してこの羊水を採取し、赤ちゃんの先天性疾患の有無を確定診断する検査です。
確定診断ができる一方、子宮に直接針を刺すリスクを伴います。日本産科婦人科学会の情報では、実施週数や施設によって差はあるものの、一定の確率で流産に至るとされます。十分な検討が必要です。
④絨毛検査
赤ちゃんはお腹の中にいる間、胎盤を通してお母さんから栄養を得ています。絨毛検査は、その胎盤の一部である絨毛を、子宮内に針を刺して採取する検査方法です。
羊水検査と同様に確定診断が可能ですが、子宮内への穿刺を伴うため赤ちゃんへの影響が懸念されます。実施時期が早いぶん、流産リスクへの説明も含めて医師とよく相談してください。
胎児ドックとNIPTは両方受けるべき?先輩ママたちの選び方
胎児ドックとNIPTは調べられる範囲が異なるため、両方を組み合わせる方も少なくありません。実際にSNS上でも、両方を予約して安心につなげたという声が多く見られます。
相談窓口で日々お話をうかがっていると、目立つ声があります。「胎児ドックだけでは染色体異常までは判断できないと知り、NIPTも検討し始めた」という方です。
実際にX(旧Twitter)でも、初期の精密超音波検査とNIPTを同時期に受けたという投稿が見つかりました。@chocho_note2さんは、健診の何倍もの時間をかけて脳や臓器、手足の隅々までチェックしてもらったそうです。「改めて安心できた」と投稿しています。
費用面から検査方法を絞り込む方もいます。@pomnpomnpuさんは、高額なNIPTの代わりに妊娠13週前後で胎児ドックを受けたそうです。各トリソミーの確率が低かったため、NIPTは見送ったと報告していました。費用や不安の大きさに応じて検査を選ぶケースも、珍しくありません。
どちらか一方では不安が残るという声を踏まえると、目的に応じた使い分けが現実的な選択肢になるでしょう。形態は超音波、染色体は採血というのが、役割分担の基本形。
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NIPT(新型出生前診断)で胎児ドック(胎児精密超音波検査)のデメリットをカバー
胎児ドックでは調べにくい染色体異常も、NIPT(新型出生前診断)を組み合わせることで補えます。両者は得意分野が異なる検査だと理解しておきましょう。
胎児ドックは、妊婦健診の一般的な超音波検査(エコー検査)と比べて、胎児の状態をより詳しく調べられる検査です。妊婦健診で使う超音波機器は、縦×横の平面画像による2Dエコーが中心です。
一方、胎児ドックで使う機器は縦×横×奥行の3Dエコーによる立体画像で、赤ちゃんの姿を立体的に撮影できます。縦×横×奥行×時間軸の4Dエコーを使えば、赤ちゃんが動く様子を動画で確認することも可能です。

4Dエコーでも見つけられない病気はNIPT(新型出生前診断)で
胎児ドックの4Dエコーでは、お腹の中で赤ちゃんが手足を動かす様子まで確認できます。妊娠24週を過ぎるころには、顔つきまでわかるほど精密な検査機器です。
ただし、胎児ドックだけで先天性疾患のすべてを調べられるわけではありません。形態に表れない染色体異常症は、胎児ドックでは見つけにくいとされています。
NIPT(新型出生前診断)は、お母さんの腕からの採血だけで受けられます。胎児ドックでは調べにくい染色体異常による先天性疾患の可能性を検出できる検査です。妊娠10週0日から検査でき、早い段階でリスクを把握できます。
ヒロクリニックNIPTが選ばれる理由
一般的なNIPT(新型出生前診断)では、主に21トリソミー(ダウン症候群)・18トリソミー(エドワーズ症候群)・13トリソミー(パトウ症候群)を調べます。ヒロクリニックNIPTでは、お母さんとご家族の「知る権利」を大切にし、1〜22番の常染色体すべての異常をお伝えしています。
検査実績は75,000件以上、利用者満足度は98.8%です。全項目の感度は99.9%以上、結果報告率は99.98%を記録しています。血液は東京衛生検査所(国内)で検査するため、結果は最短2〜5日でお届けできます。紹介状は不要で、年齢制限もありません。
編集部が予約前の相談を受けていて感じるのは、「他院で年齢制限に該当し断られた」という声の多さです。ヒロクリニックNIPTは年齢を問わず受診でき、プランやオプションについても事前にスタッフへ相談できます。
お電話でのお問い合わせは 0120-169-629 まで。
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よくある質問
胎児ドックについて、よく寄せられる質問をまとめました。気になる項目から確認してください。
Q1. 胎児ドックは誰でも受けられますか?
年齢や妊娠週数の制限は、実施する医療機関によって異なります。多くの施設は妊娠10週以降を対象としていますが、一部では妊娠10週未満でも対応しています。事前に予約先へ確認してください。
Q2. 胎児ドックとNIPTはどちらを先に受けるべきですか?
決まった順番はありません。染色体異常の可能性を早めに知りたい方はNIPT(新型出生前診断)を検討してください。体の形態を詳しく見たい方は、胎児ドックを先に選ぶとよいでしょう。両方を組み合わせる方も多く見られます。
Q3. 胎児ドックだけで染色体異常はわかりますか?
むくみ(NT肥厚)など間接的なサインから可能性を推測できますが、確定はできません。染色体異常の可能性をより高い精度で調べたい場合は、NIPT(新型出生前診断)や羊水検査が選択肢になります。
Q4. 胎児ドックは保険適用されますか?
胎児ドックはスクリーニング検査にあたり、公的医療保険の対象外です。費用は全額自己負担となるため、事前に医療機関へ料金を確認しておきましょう。
Q5. 検査結果で異常の可能性を指摘されたらどうすればいいですか?
まずは担当医から詳しい説明を受け、必要に応じて羊水検査などの確定検査や遺伝カウンセリングを案内してもらいましょう。一人で抱え込まず、専門家に相談することが大切です。
Q6. ヒロクリニックNIPTでは胎児ドックも受けられますか?
ヒロクリニックNIPTはNIPT(新型出生前診断)を専門としています。胎児ドックについては、産科・婦人科など超音波検査に対応する医療機関へお問い合わせください。
まとめ
胎児ドック(胎児精密超音波検査/胎児超音波マーカー検査/胎児超音波スクリーニング検査)とは、精密な超音波検査のことです。赤ちゃんが先天性疾患を持つ可能性を調べる、スクリーニング検査になります。
特に妊娠初期は染色体異常の特徴が表れやすく、比較的高い精度で検査できます。一方で確定診断はできず、同じ非確定検査のなかでもNIPT(新型出生前診断)と比べると精度が低い点がデメリットです。
出生前診断には複数の方法があります。赤ちゃんの健康状態をいつ、どこまで知りたいのかを医師に相談したうえで、ご自身とご家族に合った検査方法を選んでください。
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【監修者】岡博史(おか ひろし)
医療法人社団福美会 ヒロクリニック統括院長 / Labo Director。
慶應義塾大学医学部卒業、日米医師国家試験合格、医学博士。
日本に20人ほどしかいないラボディレクター資格を保有しています。
【参考文献】
- 厚生労働省 – NIPT 等の出生前診断に関する専門委員会報告書(素案)
- 日本産科婦人科学会 – 染色体異常
- J-STAGE – 胎児心エコーの基本
- 日本医学会 出生前検査認証制度等運営委員会 – 一緒に考えよう、お腹の赤ちゃんの検査
Q&A
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Q胎児スクリーニングとはどのような検査ですか?胎児スクリーニングとは、妊娠中に胎児の先天異常や発育状況を早期に確認するための非侵襲的な検査です。主に超音波検査や血液検査を通じて、重大な異常の可能性を評価します。
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Qどの時期に胎児スクリーニングを受けるのが適切ですか?一般的には妊娠11~13週に「初期スクリーニング」、妊娠18~20週頃に「中期スクリーニング」として行われます。これらの時期に胎児の形態や臓器の発育状況を詳しく観察します。
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Q胎児スクリーニングでどのような異常がわかりますか?心臓や脳、脊椎、顔面、四肢などの構造的異常を中心に、胎児の成長遅延や染色体異常の兆候などを発見できる可能性があります。ただし、確定診断ではないため、必要に応じて追加検査が行われます。
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Q胎児スクリーニングは母体や胎児にリスクがありますか?通常の胎児スクリーニング(特に超音波検査)は非侵襲的でリスクはほとんどありません。安心して受けられる検査の一つです。
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Q胎児スクリーニングで異常が見つかった場合の対応は?異常が見つかった場合は、さらに詳しい精密検査やNIPT、確定診断(羊水検査など)を勧められる場合があります。医師とよく相談し、家族で話し合いながら今後の対応を検討します。
日本皮膚科学会 皮膚科専門医/日本医師会 産業医/東京衛生検査所 指導監督医
この記事は、 ヒロクリニックNIPTの編集・監修体制 にもとづき、資格を持つ医師が内容を確認しています。
日本産科婦人科学会 産婦人科専門医/産婦人科(NIPT・出生前診断)
この記事は、 ヒロクリニックNIPTの編集・監修体制 にもとづき、資格を持つ医師が内容を確認しています。
日本産科婦人科学会 産婦人科専門医/産婦人科(NIPT・出生前診断)
この記事は、 ヒロクリニックNIPTの編集・監修体制 にもとづき、資格を持つ医師が内容を確認しています。


