着床出血、着床痛…着床の症状・サインはいつから出るの?【医師監修】

NIPTの検査結果はいつ分かる?

妊活中、生理の時期にいつもと違う出血や痛みがあれば、それは着床のサインかもしれません。着床は妊娠成立を意味しますので、着床出血や着床痛を疑う症状があれば妊娠の可能性があります。妊娠検査薬でチェックしてみましょう。

妊娠したら15週目までに
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着床出血は、受精卵が子宮内膜に着床する際に起こる少量の出血で、時期は受精のおよそ6〜12日後(生理予定日の少し前)が目安です。全員に起こるわけではなく、生理より量が少なく短いのが特徴です。

項目着床出血生理
時期生理予定日の数日前生理予定日ごろ
ごく少量多い
薄いピンク〜茶色赤〜濃い赤
期間1〜3日ほど3〜7日ほど
着床出血の有無だけで妊娠は判断できません。妊娠検査薬で確認してください。

この記事のまとめ

着床のサインとして代表的なのは着床出血と着床痛ですが、どちらも必ず起こるわけではなく、個人差が非常に大きい症状です。

着床出血や着床痛は、早い方で妊娠3週目頃から現れることがあります。 着床出血はおりものに血が混じる程度のごく少量で1〜2日ほど、着床痛は数時間から数日で治まるのが一般的です。 一方で、着床のサインをまったく感じないまま妊娠が成立する方も多くいます。 サインの有無で妊娠したかどうかは判断できません。 体外受精でも、着床そのものの症状は自然妊娠と大きな違いはありません。 妊娠検査薬は生理予定日の1週間後(妊娠4週以降)が使用の目安です。 ただし、生理より量が多い出血・強い腹痛・血の塊を伴う場合は、流産や異所性妊娠(子宮外妊娠)の可能性もあるため、早めに産婦人科を受診してください。

この記事でわかること

  • 着床のサインがいつから現れ、いつ治まるのか
  • 着床出血・着床痛と生理・排卵痛の見分け方
  • 体外受精(胚移植後)の着床の経過と症状
  • 受診が必要な危険なサインと、妊娠かなと思ったときの行動手順

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はじめに

妊娠を望んでいる時期は、体のささいな変化にも敏感になるものです。
いつもと違う出血や下腹部のチクチクした痛みがあると、心配になる方も多いのではないでしょうか。
その変化は、妊娠が成立したことを示す「着床」のサインかもしれません。

私たちのクリニックの外来でも、「これは着床出血ですか」というご相談は妊娠初期の方から本当によく寄せられます。
気になって何度も検索してしまう、という声も少なくありません。

この記事では、着床のサインがいつから現れ、どのくらい続くのか、生理との見分け方、そして気づいたあとの正しい行動までをわかりやすく解説します。
ご自身の体の変化を落ち着いて理解するための参考にしてください。

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着床とは

着床とは、受精卵が子宮内膜に接着してもぐり込み、根を張る現象のことで、この着床をもって妊娠が正式に成立します。

精子と卵子が受精すると、受精卵は細胞分裂を繰り返しながら約4〜5日かけて卵管から子宮へ移動します。
そして受精から約5〜7日後に着床が始まり、約12日後頃に着床が完了します。
この一連の流れは、一般社団法人日本生殖医学会も妊娠成立のしくみとして解説しています。

ここでは、着床が完了した際のサインと、そのサインが現れる時期について見ていきましょう。

  • 着床完了のサインとは
  • 着床完了のサインが出るのはいつ?

これらのポイントを押さえて、ご自身の体の変化を見つめてみてください。

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着床完了のサインとは

すべての妊婦さんに、着床が完了したことを示す決まったサインが現れるわけではありません。
着床時期に体の変化を感じる方もいれば、とくに症状がないまま妊娠が成立するケースも多くあります。
そのため、サインがないからといって着床していないとは判断できません。

着床完了時に見られる代表的なサインが、「着床出血」と「着床痛」です。
いずれも妊娠した方の一部に見られるもので、感じない方も珍しくありません。

症状の有無にかかわらず、妊娠の可能性を確かめるには最終的に妊娠検査薬産婦人科での診察が必要になります。
ここは覚えておいてください。

着床完了のサインが出るのはいつ?

着床完了のサインは、一般的に妊娠3週のはじめ頃から現れることが多いです。

着床出血は1〜2日程度、着床痛は数時間から数日程度で治まるのが一般的ですが、現れる時期には個人差があります。

この時期を正しく理解するには、妊娠週数の数え方を知っておく必要があります。
妊娠週数は、最後の月経が始まった日を「妊娠0週0日」として計算。
月経開始から約2週間後に排卵が起こり、受精が成立する時点ですでに「妊娠2週」です。
受精から約1週間かけて受精卵は子宮内膜に着床するため、着床が完了する時期は「妊娠3週」にあたります。

つまり、着床のサインを感じるとしても生理予定日前後というごく短い期間。
この時期に、着床に伴う体の変化がサインとして現れることがあるのです。

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着床時に見られる症状

着床の時期には、ホルモンバランスの変化により、着床痛・おりものの変化・着床出血・貧血・風邪のような症状・情緒不安定といった変化が現れることがあります。

いずれも妊娠の可能性を示すサインかもしれませんが、感じ方には大きな個人差があります。
ここでは、着床の時期に見られる代表的な体の変化を1つずつ解説します。

  • 着床痛
  • おりものの変化
  • 着床出血着床出血とは/月経との違い)
  • 貧血
  • 風邪のような症状
  • 情緒不安定

それぞれの特徴を理解して、ご自身の体調と照らし合わせてみてください。

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着床痛

着床痛は医学的な用語ではありませんが、着床時期に感じる痛みを指す言葉として使われることがあります。

生理痛のように下腹部が重く痛む方もいれば、チクチク・ピリピリとした痛みを感じる方もいるなど、現れ方はさまざまです。
痛みを感じる場所は、下腹部や足の付け根あたりが一般的。
人によっては胃痛や恥骨の痛み、腰痛として感じる場合もあります。

これらの痛みは、受精卵が子宮内膜に着床する際の子宮の収縮などが原因と考えられていますが、医学的にはまだ明確に解明されていません。
痛みの感じ方には個人差が大きく、まったく感じない人も少なくありません。

おりものの変化

着床が成立すると、女性ホルモンであるエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌量が増加します。
このホルモンの影響で、おりものに変化が現れることがあります。

普段よりも量が増え、水っぽくサラサラとした状態になるのが特徴です。
色は半透明から乳白色に変わることが多く、着床出血が混じると薄茶色やピンク色になる場合もあります。

おりものの変化は着床のサインの1つの目安になります。
ただし、おりものだけで妊娠を判断するのは難しいことも知っておいてください。

着床出血

着床出血は、経験する方が全体の約25%以下といわれる、比較的まれなサインです。
妊娠が成立したことを示す変化の1つと考えられています。

ただし、その特徴は月経(生理)と混同されやすいため、違いを正しく理解しておくことが肝心です。
ここでは、着床出血の基本と、月経との見分け方を見ていきましょう。

ご自身の体の変化を冷静に判断する参考にしてください。

着床出血とは

着床出血とは、受精卵が子宮内膜にもぐり込む際、内膜の血管をわずかに傷つけることで起こる少量の出血のことです。
すべての妊婦さんに起こるわけではなく、経験するのは全体の約25%以下といわれています。

この出血は、月経予定日の数日前から予定日あたりに見られることが多く、生理が来たと勘違いする方も少なくありません。
反対に、着床出血がないからといって妊娠していないわけでもありません。

実際に妊活中の方のあいだでは、この時期の出血がずっと気になってしまうという声が目立ちます。
Xでも、妊活中の @sunsunsun92 さんが「着床出血着床出血 鮮血、生理かと思った 妊娠……で永遠に調べてる」と投稿していました。
気になって検索を繰り返してしまう気持ちは、とても自然なものです。

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月経との違い

着床出血と月経は、出血の量・色・続く期間に違いが見られます。
着床出血は、おりものに血が混じる程度のごく少量であることがほとんどです。

色は薄いピンク色や茶色っぽく、通常1〜2日、長くても3〜4日程度で終わります。
一方、月経は経血量が多く、鮮血や暗赤色の血の塊が混じることもあります。
期間も4〜7日間ほど続くのが一般的です。

とはいえ、実際には出血の最中に見分けるのは難しいものです。
Xでも @RuRu_tan74 さんが「着床出血なのか、普通の生理なのかわからない。いつもよりピンクのさらっとした血がペーパーに着く程度」と、判断に迷う様子を投稿していました。
迷ったときは無理に見分けようとせず、時期をおいて検査薬を使うか、受診してください。

もし出血量が多い、痛みが強いなどの場合は、流産や子宮外妊娠(異所性妊娠)の可能性も考えられます。
その際は早めに産婦人科を受診してください。

項目着床出血月経(生理)
おりものに血が混じる程度のごく少量多い。ナプキンが必要な量
薄いピンク・茶色っぽい鮮血〜暗赤色。血の塊が混じることも
続く期間1〜2日、長くて3〜4日4〜7日ほど
時期月経予定日の数日前〜予定日あたり月経周期どおり
基礎体温高温期が続くことが多い低温期へ下がる
着床出血と月経の違いを相談できる産婦人科の診察室

貧血

妊娠初期には、立ちくらみやめまいといった貧血に似た症状が現れることがあります。
これは着床による直接的な症状というより、妊娠でホルモンバランスが大きく変化することが関係しています。

また、赤ちゃんに栄養を送るために血液量が増えることも、相対的に貧血状態を招く一因です。
症状が頻繁に起こる、または強い場合は、かかりつけ医に相談してください。

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風邪のような症状

着床が完了して妊娠が成立すると、女性ホルモンの一種であるプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が続きます。
プロゲステロンには体温を上げる働きがあるため、基礎体温が高い状態(高温期)が維持されます。

通常は生理前に下がるはずの体温が下がらず、高温期が17日以上続くのは妊娠のサインの1つ。
この体温の上昇により、微熱や体のほてり、だるさを感じることがあります。

さらに、プロゲステロンの影響で眠気が強くなることも少なくありません。
こうした症状が重なると、まるで風邪をひいたかのように感じられます。

情緒不安定

着床によって妊娠が成立すると、エストロゲンとプロゲステロンの分泌量が急激に増加します。
このホルモンバランスの大きな変動が心身に影響し、情緒が不安定になることがあります。

ささいなことでイライラしたり、急に涙もろくなったり、理由もなく落ち込んだり。
強い眠気や集中力の低下、やる気のなさを感じる人も少なくありません。

これらの精神的な変化は、月経前症候群(PMS)の症状と似ています。
そのため、妊娠のサインとは気づきにくい場合もあります。

生理前の痛みと着床痛を見分けるポイント

着床痛と生理前の腹痛・排卵痛は、発生する時期と痛みの性質で見分けられます。

もっとも大きな違いは、いつ起こるかと痛みの感じ方です。
以下の表で、それぞれの特徴を比較します。

項目着床痛生理痛排卵痛
時期生理予定日の約1週間前生理開始直前〜生理中生理予定日の約14日前
痛みの性質チクチク、ピリピリ鈍痛、締め付けられる痛み片側の鋭い痛み
痛みの強さ軽度中等度〜重度軽度〜中等度
持続時間数分〜3日2〜3日数時間〜1日
部位下腹部中央下腹部全体左右どちらかの下腹部

基礎体温の変化も大事な判断材料です。
着床痛の場合は高温期が続きますが、生理痛では体温が下がります。
迷ったときは、この基礎体温の推移を1つの手がかりにしてください。

これは着床痛?腹痛がみられたら注意すべき病気

妊娠初期の腹痛がすべて着床痛とは限らず、我慢できない強い痛みや出血を伴う腹痛が続く場合は、注意が必要な病気が隠れていることがあります。

たとえば、受精卵が子宮以外の場所に着床する「子宮外妊娠(異所性妊娠)」は、卵管破裂などを引き起こす危険な状態です。
また、残念ながら妊娠が継続できなくなる「流産」や、卵巣のトラブルが原因で腹痛が起こることもあります。

これらは早期の対応が肝心です。
いつもと違う強い痛みを感じたら、自己判断せずに速やかに産婦人科を受診してください。

腹痛以外の注意したい症状

腹痛に加えて、多量の出血・血の塊・めまいや失神・発熱などが見られる場合は、すぐに医療機関を受診してください。

これらは単なる着床のサインではなく、体に異常が起きている可能性が考えられます。
たとえば、以下のような症状が現れた場合は緊急性が高いと考えてください。

  • 通常の生理よりも多い、または鮮血の出血
  • 血の塊が混じる出血
  • めまいや失神、肩の痛み
  • 発熱や悪寒

これらは、子宮外妊娠や流産、感染症などのサインである可能性があります。
とくに子宮外妊娠による卵管破裂は、命に関わる緊急事態。
少しでもおかしいと感じたら、ためらわずに病院へ連絡してください。

体外受精の着床の場合

体外受精による妊娠でも、着床そのものの症状は自然妊娠と大きく変わりません。

近年、不妊治療の一環として体外受精を選ぶ方が増えています。
ここでは、体外受精における着床のプロセスと、その後の過ごし方を解説します。

  • 体外受精の妊娠の経過
  • 通常の着床時と症状の違いはあるの?
  • 体外受精から着床まで気を付けること
  • 着床不全の原因となる子宮内膜炎とは

それぞれ順番に見ていきましょう。

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体外受精の妊娠の経過

体外受精は、採取した卵子と精子を体外で受精させ、育った受精卵(胚)を子宮内に戻す治療法です。
受精卵を子宮に戻すタイミングは、胚の成長段階によって異なります。

移植する胚の状態によって、次の2つの方法に分けられます。

  • 初期胚を移植した場合
  • 胚盤胞を移植した場合

それぞれのケースについて、妊娠成立までの流れを見ていきましょう。

初期胚を移植した場合

初期胚移植は、受精卵を2〜3日間培養し、細胞分裂が2〜8回進んだ段階の「初期胚」を子宮に戻す方法です。
子宮に戻された初期胚は、その後も子宮内で成長を続けます。

そして、移植からおよそ4〜5日後に子宮内膜に着床し、妊娠が成立します。
自然妊娠に近い形で、子宮内で着床までの時間を過ごすのが特徴です。

胚盤胞を移植した場合

胚盤胞移植は、受精卵を5〜6日間かけて培養し、「胚盤胞」という着床直前の状態まで育ててから子宮に戻す方法です。
初期胚よりも成長が進んだ状態のため、子宮に戻されたあとの着床はスムーズに進みます。

通常、移植後1〜2日という短い期間で子宮内膜に着床し、妊娠が成立します。
着床率が高いとされる移植方法の1つです。

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通常の着床時と症状の違いはあるの?

体外受精による妊娠でも、着床時に現れる症状が自然妊娠と大きく異なることはありません。
着床という体のメカニズムそのものは同じだからです。

自然妊娠と同様に、着床出血や着床痛といったサインが見られる方もいれば、とくに何も感じない方もいます。
体外受精は妊娠に至るまでの過程が異なりますが、着床そのものの症状に違いはないと理解しておいてください。

ホルモン補充周期で移植した場合、薬の影響で胸の張りなどを感じることはあります。
ただし、それは着床の直接的なサインとは異なります。

体外受精から着床まで気を付けること

胚移植後は、着床を妨げる可能性のある行動を避けるのが望ましいです。
とくに、子宮の収縮を促す可能性がある性交渉は控えてください。

運動については、激しいトレーニングや長時間の運動は避け、体を休めましょう。
一方で、ウォーキングなどの軽い運動は、子宮への血流をよくし、着床を助けるともいわれています。

移植後は心身ともにデリケートな時期ですが、過度に神経質になる必要はありません。
普段どおりの生活を心がけ、リラックスして過ごしてください。

着床不全の原因となる子宮内膜炎とは

子宮内膜炎は、子宮の内側を覆う膜に炎症が起こる病気です。
良好な受精卵を移植しても着床に至らない「着床不全」の原因の1つと考えられています。

症状は軽い下腹部痛や性交痛、少量の不正出血などですが、自覚症状がまったくないケースも少なくありません。
そのため、気づかないうちに不妊の原因となっていることがあります。

体外受精に複数回挑戦してもなかなか着床しない場合は、この子宮内膜炎の可能性も考えられます。
一度、専門医に相談して検査を受けてみてください。

妊娠したかなと思ったら

妊娠したかもと感じたら、まず妊娠検査薬を使い、陽性なら産婦人科を受診し、妊娠が確定したらNIPT(新型出生前診断)を検討する、という流れで落ち着いて行動してください。

生理の遅れや着床のサインのような症状があると、気持ちが落ち着かなくなるものです。
ここでは、妊娠の可能性がある場合に取るべき3つのステップを紹介します。

この流れを把握しておくと、いざというときに落ち着いて動けます。

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妊娠検査薬を使用する

妊娠検査薬は、尿中のhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)を検出することで妊娠を判定します。
使用時期は生理予定日から1週間後がもっとも正確で、この時期であれば99%以上の精度で判定できます。

陽性反応が出た場合は、妊娠5〜6週(生理予定日から1〜2週間後)を目安に産婦人科を受診してください。
陰性でも生理が来ない場合は、1週間後に再検査するか、医療機関を受診してください。

着床出血かどうか気になって早い時期に何度も検査してしまう方もいますが、フライング検査は正確さに欠けます。
結果に振り回されないためにも、適切な時期まで待って使ってください。

「妊娠検査薬が陽性だったのに生理がきた」場合

妊娠検査薬で陽性反応が出たあとに出血があった場合、いくつかの可能性が考えられます。
少量の出血であれば着床出血の可能性がありますが、生理と同程度の出血があるなら化学流産の可能性があります。

化学流産は、受精したものの着床が継続せず、胎嚢確認前に流産することです。
また、切迫流産や子宮外妊娠の可能性もあります。

出血の量や腹痛の有無にかかわらず、速やかに産婦人科を受診してください。
とくに激しい腹痛を伴う場合は、緊急受診が必要です。

クリニックを受診する

市販の妊娠検査薬で陽性反応が出たら、産婦人科を受診して正式な診断を受けてください。
受診のタイミングは、最後の生理が始まった日から数えて5〜6週頃が目安です。

クリニックでは、子宮内に胎嚢が確認できるか、子宮外妊娠や流産などの異常妊娠がないかを詳しく調べます。
妊娠の状態を正確に確認するためにも、早めの受診が欠かせません。

自己判断で済ませず、必ず医師の診察を受けてください。

妊娠が確定したらNIPT(新型出生前診断)を受ける

クリニックで妊娠が確定したら、お腹の赤ちゃんの健康状態について考える機会も増えるでしょう。
その選択肢の1つが、NIPT(新型出生前診断)です。

NIPTは、お母さんの血液を採取するだけで、胎児の染色体の状態を調べられる検査です。
エコー検査で心拍が確認できたあと、比較的早い週数から受けられます。

ヒロクリニックNIPTは国内の検査機関(東京衛生検査所)で検査を完結し、最短2〜5日で結果を報告します。
これまでの検査実績は75,000件以上、利用者満足度は98.8%。
年齢制限や紹介状は不要で、心拍確認後の早い時期から受けられます。

もしNIPTで陽性の結果が出た場合、確定診断のためには羊水検査が必要です。
羊水検査は妊娠16週以降に受けられるため、その後を考える時間を確保するためにも、計画的にスケジュールを立ててください。

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着床したあとに気をつけたいこと

着床後は、アルコール・喫煙・カフェインの過剰摂取・自己判断での服薬を避け、母体を第一に考えた生活を心がけてください。

妊娠が成立したあとの期間は、お腹の赤ちゃんが健やかに成長するための大切な時期です。
まず、アルコールと喫煙は胎児の成長に悪影響を及ぼすため、完全にやめてください。

コーヒーや紅茶に含まれるカフェインも、過剰摂取は避けましょう。
持病の薬や市販薬を服用する際は、必ずかかりつけの医師や薬剤師に相談してください。

激しい運動は控え、体を冷やさないように心がけるなど、母体をいたわる生活を送ってください。
妊娠初期のつわりや体調の変化がつらいときは、無理をしないことも大切です。

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着床のサインについてよくある質問

着床のサインについて、妊娠初期の方から実際によく寄せられる質問にお答えします。
気になる項目から読んでみてください。

Q. 着床のサインはいつから現れますか?

着床のサインは、早い方で妊娠3週のはじめ頃、時期でいうと生理予定日前後から現れることが多いです。
着床出血は1〜2日、着床痛は数時間から数日で治まるのが一般的ですが、まったく感じない方も多くいます。

Q. 着床出血は必ず起こりますか?

着床出血は必ず起こるものではなく、経験するのは全体の約25%以下といわれています。
着床出血がなくても正常に妊娠は成立するため、出血の有無で妊娠を判断することはできません。

Q. 着床出血と生理はどう見分ければいいですか?

着床出血はおりものに血が混じる程度のごく少量で、薄いピンクや茶色っぽく、1〜2日で終わることがほとんどです。
一方、生理は量が多く、鮮血や血の塊が混じり、4〜7日ほど続きます。
ただし出血中に見分けるのは難しいため、迷うときは時期をおいて検査薬を使うか受診してください。

Q. 「着床出血かも」と気になって検索がやめられません。どうすればいいですか?

不安なときに検索を繰り返してしまうのは、とても自然なことです。
ただ、症状だけで妊娠を確定させることはできません。
Xでもベルタ公式(@belta_official)が、産婦人科の先生の「あなたの赤ちゃんのことは、目の前にいる私が見ています」という言葉を紹介しつつ、「着床出血かもでの検索はループしやすい。確実なのは検査薬と受診だけ」と投稿していました。
気になるときは画面の情報ではなく、検査薬の結果と主治医に確認してください。

Q. どんな出血や腹痛だとすぐ受診すべきですか?

生理より多い出血、鮮血や血の塊を伴う出血、我慢できない強い腹痛、めまい・失神、発熱がある場合はすぐに受診してください。
これらは流産や子宮外妊娠(異所性妊娠)などのサインである可能性があります。
とくに子宮外妊娠による卵管破裂は命に関わるため、ためらわず医療機関へ連絡してください。

Q. 体外受精でも着床のサインは同じですか?

着床のメカニズム自体は自然妊娠と同じため、着床出血や着床痛といった症状に大きな違いはありません。
ホルモン補充周期では薬の影響で胸の張りを感じることがありますが、それは着床の直接的なサインとは異なります。

まとめ

着床痛や着床出血は妊娠の可能性を示すサインですが、必ず起こるわけではなく、感じない方も多くいます。

妊活中の方や妊娠初期の方にとって、これらの症状を正しく理解することは、適切な時期に受診し、必要な検査を受けるために役立ちます。
症状には大きな個人差があり、まったく症状がなくても正常に妊娠している場合が多いことを覚えておいてください。

気になる出血や痛みがあるときは、画面の情報だけで判断せず、検査薬と受診で確かめること。
適切なタイミングで妊娠が判明すれば、計画的にNIPT(新型出生前診断)羊水検査を進められます。
妊娠初期の症状全般が気になる方は、妊娠初期症状の解説記事NIPTはいつまで受けられるかの記事もあわせて参考にしてください。
妊娠したらNIPTを検討したい方は、適切な検査時期にヒロクリニック NIPTの受診をご検討ください。

監修・著者

岡 博史(おか ひろし)/医療法人社団福美会 ヒロクリニック統括院長・Labo Director(ラボディレクター)

慶應義塾大学医学部卒業。日本とアメリカの医師国家試験に合格し、臨床研修後2年で医学博士を取得。日本に約20人しかいないラボディレクター資格を保有しています。著書『妊娠したら最初に読んで欲しい本』、YouTube「ひろし先生の正しいエビデンス妊娠ch」などで、エビデンスに基づく妊娠・出生前診断の情報を発信しています。

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【参考文献】

出生前診断NIPT)について相談したい方は、ヒロクリニックNIPTの無料カウンセリングをご利用ください。国内検査・産婦人科医対応で、妊娠10週ごろから受けられます。

Q&A
よくある質問

ここでは、着床についてのよくあるご質問とその答えを簡単にまとめました。このほかにも気になることがありましたら、お気軽に当院までご相談ください。

  • Q
    無症状でも着床していることがある?
    もちろんあります。上で述べた通り、全ての人に確実にみられる着床完了のサインや症状というものはありません。したがって、全く症状がなくても着床していることは十分あり得ます。

    性交渉の後の月経が予定通り来ない場合、一度妊娠検査薬でチェックをしてみましょう。
  • Q
    受精から着床まで最短で何日?
    受精から着床までは、最短で1週間ほどかかります。

妊活中、生理の時期にいつもと違う出血や痛みがあれば、それは着床のサインかもしれません。着床は妊娠成立を意味しますので、着床出血や着床痛を疑う症状があれば妊娠の可能性があります。妊娠検査薬でチェックしてみましょう。

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医師監修 監修日:2022年3月15日
岡 博史 (医師・医学博士/ヒロクリニック統括院長)

日本皮膚科学会 皮膚科専門医/日本医師会 産業医/東京衛生検査所 指導監督医

この記事は、 ヒロクリニックNIPTの編集・監修体制 にもとづき、資格を持つ医師が内容を確認しています。

医師監修 監修日:2022年3月15日
花澤 司 (医師/ヒロクリニック大宮駅前院 院長)

日本産科婦人科学会 産婦人科専門医/産婦人科(NIPT・出生前診断)

この記事は、 ヒロクリニックNIPTの編集・監修体制 にもとづき、資格を持つ医師が内容を確認しています。

医師監修 監修日:2022年3月15日
陽川 英仁 (医師・医学博士/ヒロクリニック大阪駅前院 院長)

日本産科婦人科学会 産婦人科専門医/産婦人科(NIPT・出生前診断)

この記事は、 ヒロクリニックNIPTの編集・監修体制 にもとづき、資格を持つ医師が内容を確認しています。

参考文献

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