産まれてくる赤ちゃんがダウン症だったら、どう向き合うべき?【医師監修】

ダウン症の生活実態

もし、自分が出産した赤ちゃんがダウン症だったら、どのように向き合ったらよいのかわからなくなってしまうかもしれません。向き合い方がわからなくなるのは、ダウン症について理解が不足していることも一つの原因です。今回の記事では、ダウン症について紹介し、どう向き合っていけばよいのか解説します。

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赤ちゃんがダウン症と分かり向き合う家族のイメージ

【エコー検査で「胎児の頭が大きい」「FLが短い」と言われて不安な方へ】

妊婦健診のエコー検査で、BPD(赤ちゃんの頭の大きさ)やFL(太ももの骨の長さ)について想定外の指摘を受け、「もしかしてダウン症なの?」と不安な気持ちでこの記事にたどり着いた方も多いと思います。

結論からお伝えすると、エコーの数値単独でダウン症だと決まることはありません。

突然のことでパニックになり、ネットの情報をかき集めたくなってしまうかもしれませんが、まずは一度深呼吸をしてみてください。この記事では、エコーの数値に振り回されてしまう不安を和らげ、これから「どのように状況と向き合い、正しい情報を集めていけばいいのか」をお伝えします。

💡 この記事でわかること

  • 診断を知った直後に、まず知ってほしいこと
  • 気持ちの揺れは自然な反応だということ
  • 正確な情報の集め方と、確かめるべき順序
  • パートナーやきょうだいと支え合う方法
  • ひとりで抱えないための相談先

赤ちゃんがダウン症と分かったら、まず知ってほしいこと

いちばん最初にお伝えしたいのは、あわてて結論を出さなくていいということです。

予期せぬ知らせや可能性を告げられた直後は、頭が真っ白になり、医師の専門的な説明が一度では頭に入ってこないのが当たり前です。だからこそ、その場ですぐに今後のことについて結論を出そうと焦る必要はありません。

まずはご自身の心を守り、落ち着いて情報を整理するために、以下のような方法を取り入れてみてください。

  • パートナーや信頼できる人と一緒に話を聞く: 日本ダウン症協会でも、医療者から十分な説明を受ける際は、可能であればパートナーと一緒に同席することが案内されています。一人で抱え込まず、複数人で耳を傾けることで、情報を客観的に整理しやすくなります。
  • 聞きたいことをメモして持参する: 診察室では緊張や不安から、聞きたかったことを忘れてしまいがちです。事前に質問をスマホやノートに書き出しておき、医師の回答をその場でメモするようにしましょう。
  • 再説明やセカンドオピニオンを相談する: 「一度説明を受けたけれど、混乱してよく分からなかった」という場合は、遠慮せずに何度でも再説明をお願いして構いません。また、別の専門医の意見(セカンドオピニオン)を聞くことも、後悔のない選択をするための大切な権利です。

大きな決断を下す前に、まずはご夫婦が医療者から「自分たちが十分に理解できた」と思えるまで説明を受け、ゆっくりと話し合う時間を持つことが何よりも大切です。

そして、そうなったのはあなたのせいではありません

ダウン症の多くは、偶発的に生じる21番染色体の変化が原因で起こります。妊娠中の行動や生活習慣、親のどちらかの責任ではありません。自分を責める必要は、まったくないのです。また、非確定検査で「可能性が高い」と言われた段階では、確定しません。まずは深呼吸をして、正確に知ることから始めましょう。不確かなまま思い悩む時間より、事実を一つずつ確かめる時間のほうが、心をずっと落ち着かせてくれます。検査の種類や確定診断との違いについては出生前検査で分かるダウン症のリスク・確率・検査に詳しくまとめています。

FLが短いとダウン症の可能性がある?

エコー検査で「FL(大腿骨長:太ももの骨の長さ)が平均より短い」と指摘され、不安を抱えて検索された方もいるかもしれません。「ダウン症の赤ちゃんはFLが短めに出る傾向がある」という情報を目にすると、どうしても心配になってしまいますよね。

しかし、「FLが短い=ダウン症」と決まるわけではありません。 FLの長さは、赤ちゃんの個性による体格差や、パパ・ママからの遺伝、またエコーを当てる角度や測定条件、妊娠週数などによっても大きく変わります。そのため、「平均よりどれくらい短いからダウン症の可能性が高い」といった、単独の数値だけで判断することはできないのです。

一つの数値だけで判断せず、総合的な評価を

FLの短さや、頭の大きさ(BPD)などは、超音波検査における「ソフトマーカー」と呼ばれる特徴(所見)の一つです。これらは染色体異常と関連する場合がありますが、それ自体がダウン症の確定診断になるわけではありません。

医師は、単独の数値だけを見るのではなく、以下のような要素を含めて総合的に評価します。

  • 指摘された所見が「それ一つだけ(単独)」なのか、「他の所見も伴っている」のか
  • 現在の妊娠週数に相当した成長曲線を描いているか
  • これまでの健診からの経過はどうか

このように、エコー検査での所見はあくまで「可能性のサイン」の一つにすぎません。「この数値が平均外だからダウン症だ」とネットの情報だけで判断せず、まずは妊娠週数や他の所見も含めた全体的な評価について、担当医の詳しい説明を聞くことが大切です。

気持ちの揺れは、自然な反応です

ショック、悲しみ、戸惑い、そして時には怒り。さまざまな感情が押し寄せても、それは弱さではなく、ごく自然な反応です。無理に前向きになろうとしなくて大丈夫です。

多くの方が、受け止めるまでに時間をかけます。泣きたいときは泣いていいし、気持ちが揺れる日があって当たり前。心が追いつくスピードは、人それぞれです。他の家族と比べる必要はありません。Xでは、検査の結果を待つ日々のことを綴る投稿も多く見かけます。@aki00725さんは、「NIPTの結果を聞いてから羊水検査まで、あわただしいスピード感だった」と、揺れる気持ちのなかで検査に臨んだ体験を綴っていました。私も外来で、この時期のご夫婦の張りつめた表情を何度も見てきました。だからこそ、感情に蓋をせず、少しずつ整理していくことが大切だと感じています。

心の受け止め方には、いくつかの段階があるとも言われます。最初は事実を受け入れられない時期、次に感情が大きく揺れる時期、そして少しずつ現実と折り合いをつけていく時期。この流れは一直線ではなく、行きつ戻りつしながら進みます。反応や経過には個人差があり、一定の段階をたどるとは限りません。「昨日は前を向けたのに、今日はまた落ち込んでしまった」——それも自然な過程の一部です。焦らず、自分の心の動きを責めないでください。時間という薬が、少しずつ力を貸してくれます。

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ダウン症のある子どもと家族が向き合うイメージ

正確な情報を、正しい順序で集める

エコー検査などで「BPD(※)が平均より大きい」と言われたり、何らかの指摘を受けたりすると、「もしかしてダウン症などの異常があるのでは…」と不安になってしまうかもしれません。 (※BPD=児頭大横径:赤ちゃんの頭の横幅のこと)

しかし、BPDの数値単独だけでダウン症等の診断が下されることはありません。 医師は、妊娠週数ごとの成長の経過や、他のエコー所見などを含めて総合的に評価します。まずはネットの情報だけで自己判断せず、医師の詳しい説明を落ち着いて聞くことが第一歩です。

医師に確認したい「質問チェックリスト」

予期せぬ結果や可能性を告げられた直後は、頭が真っ白になり、説明をうまく整理できないことが少なくありません。その場で状況を正確に把握できるよう、以下の項目をメモして医師に確認してみましょう。

  • 今回受けた検査の種類と、結果が示す意味
  • これは「確定診断」か、それとも「可能性の示唆(スクリーニング)」か
  • 追加検査の選択肢にはどのようなものがあるか
  • いつまでに次の判断(追加検査を受けるか等)をする必要があるか
  • 次の相談先(専門医への紹介など)はどこになるか

不安なとき、人はつい情報をかき集めてしまいます。不安なとき、人はついスマホで情報をかき集めてしまいます。エコー検査の後に「胎児が大きい」「頭が大きい」と検索してダウン症という言葉を目にしたり、「糖分の摂りすぎが原因?」といった情報を見つけて自分を責めたりして、パニックになってしまう方も多いでしょう。

しかし、赤ちゃんや頭が「大きめ」と言われる原因は決して一つではありません。ネット上の情報だけで最悪のケースを想像して不安を募らせる前に、まずは以下のような視点で、落ち着いて担当医に確認してみましょう。

胎児が大きめ・頭が大きめのときに医師に確認したい観点

  • 妊娠週数のずれはないか: 排卵日のズレなどにより、実際の週数が想定よりも進んでいる(出産予定日がもっと早い)だけのケースはよくあります。
  • 個人の体格差(遺伝)の範囲内か: パパやママが大きめであるなど、単なる遺伝的な体格差(個性の範囲)であることも多いです。
  • 測定誤差の可能性はないか: エコー検査は赤ちゃんの向きや当てる角度によって、数ミリ〜数センチ単位の誤差が簡単に生じます。
  • 母体側の要因(妊娠糖尿病など)はないか: お母さんの血糖値が高めだと、赤ちゃんも大きくなりやすい傾向があります。これは血液検査等のデータと照らし合わせて医師が判断します。

このように、赤ちゃんが大きめに出る理由は様々です。検索して出てきた一部の情報だけで自己判断せず、ご自身のこれまでの経過や他の検査データをもとに、「今の自分の場合は、どの可能性が高いのか」を医師から客観的に聞き取ることが、「正しい情報の集め方」の第一歩です。

エコー検査で「頭が大きい(BPD)」「太ももの骨が短い(FL)」などの気になる所見を指摘されると、「すぐにでも白黒はっきりさせたい」と焦ってしまうかもしれません。

しかし、エコー所見はあくまで可能性を示すサインの一つです。もし医師からさらに詳しく調べることを提案された場合、その後の検査には大きく分けて「非確定検査(可能性を調べる)」「確定検査(診断を確定させる)」の2つのステップがあります。

NIPT(新型出生前診断)などの非確定検査は、採血などで負担少なく受けられますが、あくまでダウン症などの染色体異常の「可能性が高いか低いか」を調べるものです。一方で、診断の確定を希望する場合は、羊水検査などの確定検査を検討します。

エコーで強い所見があった場合、NIPTを経ずに直接「羊水検査」などの確定検査を勧められるケースもあります。 どの検査を、どの順序で受けるべきかは、エコーで見つかった所見の内容や妊娠週数によって異なります。まずは遺伝カウンセリング等を通じて、自分たちにはどの選択肢が合っているのか、専門家と相談しながら正しい順序で進めていくことが大切です。

次に、遺伝カウンセリングで専門家から結果の意味を聞くこと。臨床遺伝専門医、認定遺伝カウンセラー、出生前コンサルト小児科医などが、中立の立場で見通しを説明してくれます。この段階を踏むことで、はじめて落ち着いた話し合いができます。

単に医学的な専門知識や検査の仕組みを説明されるだけの場ではありません。ご夫婦が現在抱えている不安や迷いにしっかりと寄り添い、お二人やご家族が「これからどうしていくのが自分たちにとって最善か」について、心から納得できる意思決定ができるようにサポートしてくれる場です。

ネットの断片的な情報より、専門家との対話を優先してください。とくにSNSや掲示板には、不安をあおる情報や、事実と異なる書き込みも混じっています。つらいときほど、情報源が信頼できるかどうかを立ち止まって確かめることが、心を守ることにつながります。公的な情報源としては、公益財団法人日本ダウン症協会や、こども家庭庁の障害児支援のページが信頼できます。

パートナーと支え合う

この時期を乗り越える大きな力になるのが、パートナーとの支え合いです。ひとりで抱え込まず、気持ちを分かち合いましょう。

受け止め方や、心が追いつくスピードは、夫婦の間でも違って当たり前です。片方がまだ整理できていないのに、もう片方が先に進もうとすると、すれ違いが生まれます。とくに、感情の表し方や受け止め方には個人差があり、「冷たいのでは」と誤解が生じることもあります。表に出さないだけで、同じように悩んでいる場合も多いのです。

大切なのは、相手の気持ちを否定せず、同じ方向を向いて一緒に考えること。どちらかが我慢を抱え込むと、後になってしこりが残ります。思っていることを、少しずつでも言葉にしてみてください。うまく話せないときは、遺伝カウンセリングの場に二人で参加し、専門家を交えて話すのも良い方法です。

Xで@7700goさんは、外出先で見かけたご夫婦について「夫婦そろって、しっかりお子さんに向き合っていた」と綴っていました。夫婦で反応や意思が異なる場合は、遺伝カウンセリングなど第三者を交えて話し合える環境が大切です。二人で向き合う姿は、周りにも温かく映ります。私も、ご夫婦で相談に来られると、その表情が回を重ねるごとにやわらいでいくのをよく目にします。

きょうだいへの伝え方

上のお子さんがいる場合、「どう伝えればいいのか」も悩みどころです。年齢に応じて、正直に、けれど不安をあおらない形で伝えることが基本になります。

小さなお子さんには、むずかしい言葉より「生まれつき体や発達に特徴があり、成長に時間がかかることもある赤ちゃんなんだよ」といった、やさしい言葉が届きます。子どもは大人が思う以上に敏感で、家の中の空気の変化を感じ取っています。何も知らされないほうが、かえって不安を募らせてしまうこともあります。伝えるべきか迷う気持ちも、ごく自然なものです。

Xで@aki00725さんは、「小6の息子と小3の娘に、赤ちゃんのダウン症のことを産まれる前にどう伝えるか、伝えた方がいいのか悩む」と投稿していました。同じように悩む親御さんは、決して少なくありません。正解はひとつではなく、家庭の状況に合わせて選んでいくものです。きょうだいが感じる不安にも耳を傾け、「あなたのことも大切だよ」というメッセージを添えると、家族全体の安心につながります。上のお子さんが「自分は後回しにされている」と感じないよう、一対一で向き合う時間を意識してつくることも助けになります。きょうだいを支える活動を行う団体も各地にあり、同じ立場の子ども同士が出会える場も広がっています。

これからの暮らしの見通しを知る

赤ちゃんを迎える場合、産後の暮らしについて知ると同時に、残りの妊娠期間をどう過ごし、どのように出産を迎えるかという「医療的な見通し」を立てることも大切です。

ダウン症の赤ちゃんは心疾患などを合併していることもあるため、妊娠中により詳しい超音波検査を行ったり、必要に応じて胎児の心臓の評価を行ったりすることがあります。また、赤ちゃんが安全に生まれ、出生後すぐに適切なケアを受けられるように、NICU(新生児集中治療室)などの設備が整った分娩施設への転院や、産後の小児科の診療体制についても担当医と相談して決めていくことになります。

具体的な検査の内容や、施設を検討する時期は、お母さんと赤ちゃんの状況によって一人ひとり異なります。すべてを今すぐ決める必要はありませんので、焦らず、ご自身のペースで個別に医師と相談しながら進めていきましょう。

不安の多くは、「この先どうなるか分からない」ことから生まれます。生まれた後の暮らしの見通しを知ると、漠然とした不安が、具体的な準備へと変わっていきます。

いまや医療の進歩でダウン症のある方の平均寿命はおよそ60歳を超えるとされ、療育や教育、就労の選択肢も大きく広がっています。決して、閉ざされた未来ではありません。地域で働き、趣味を楽しみ、自分らしく暮らす方は大勢います。診断を告げられた直後は、どうしても不安な情報にばかり目が向きがちですが、実際の暮らしには、たくさんの笑顔と可能性があります。この事実を知っておくだけでも、心の重さは少し変わるはずです。

療育の進め方はダウン症のある子どもの療育と生活、使える支援制度はダウン症児の支援制度〜教育・医療〜、成人後の暮らしはダウン症のある人の健康と生活の実態にまとめています。先を知ることは、心の準備を助けてくれます。ただし、どんな選択をするにしても、それはご夫婦自身が決めることです。私たちは、その選択に優劣を持ち込むことはしません。

ひとりで抱えないための相談先

最後にお伝えしたいのは、この悩みをひとりで、あるいは夫婦だけで抱え込まないでほしいということです。頼れる相手は、想像以上にたくさんいます。

まずは遺伝カウンセリングの専門家。医学的なことを、中立の立場で相談できます。次に、同じ経験をしてきた当事者家族や親の会。「気持ちを分かってもらえる」という安心感は、専門的な説明とはまた違う支えになります。実際に育てている家族の話を聞くと、想像していた不安と現実とのギャップに気づくことも少なくありません。日本ダウン症協会の各地の支部や、地域の相談窓口が入口になります。オンラインで先輩家族とつながることもできます。話すこと、聞いてもらうこと。それだけで、張りつめた心はずいぶん軽くなります。誰かに話すのがつらいときは、まずは電話やLINEでの相談から始めてみるのもひとつの方法です。

顔を合わせずに話せる分、気持ちを打ち明けやすいこともあります。どんな選択に向かうとしても、支えてくれる人は必ずいます。あなたは、決してひとりではありません。

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よくある質問(FAQ)

赤ちゃんがダウン症と分かったときの向き合い方について、ご相談でよくいただく質問にお答えします。

ダウン症は自分のせいでしょうか?

いいえ。ダウン症は受精のときに偶発的に起こる染色体の変化が原因で、妊娠中の行動や生活習慣とは関係ありません。ご自身を責める必要はまったくありません。

検査で可能性が高いと言われました。もう確定ですか?

NIPTなどの非確定検査では確定しません。診断には羊水検査などの確定検査が必要です。まずは遺伝カウンセリングで結果の意味を確認してから、次を考えましょう。

気持ちが落ち込んで前を向けません。

ショックや悲しみは自然な反応です。無理に前向きになる必要はありません。心が追いつくスピードは人それぞれです。ひとりで抱えず、専門家や当事者家族に気持ちを話してみてください。

夫婦で気持ちがすれ違ってしまいます。

受け止め方やスピードは夫婦でも違って当然です。相手の気持ちを否定せず、同じ方向を向いて一緒に考えることが大切です。第三者である専門家を交えて話すのも有効です。

上の子にどう伝えればいいですか?

年齢に応じて、正直に、けれど不安をあおらない言葉で伝えます。小さな子には「ゆっくり大きくなる赤ちゃん」といった表現が届きます。きょうだいの不安にも耳を傾けてください。

どこに相談すればいいですか?

遺伝カウンセリングの専門家、日本ダウン症協会や地域の親の会、相談窓口が入口です。同じ経験をした家族とつながると、専門的な説明とは違う安心が得られます。

NIPT(新型出生前診断)で「陰性」だったのに、エコー検査で気になる所見を指摘されました。どう受け止めたらいいですか?

NIPTが陰性であっても、赤ちゃんの成長の個性や、他の要因を確認するために追加の評価について医師と相談しましょう。

胎児の頭が大きいとダウン症ですか?

頭の大きさだけでダウン症とは決まりません。ご両親の体格からの遺伝(個性)や、測定誤差、週数のズレなどが理由であるケースも多くあります。

BPDが平均より大きいと心配ですか?

平均はあくまで目安であり、数値単独で心配する必要はありません。エコーは数ミリの測定誤差が出やすいため、医師は全体の経過を見て順調かを判断します。

FLが短いとダウン症の可能性がありますか?

可能性を示す一つのサインにはなりますが、それだけでダウン症とは限りません。単なる遺伝による体格差や、エコーの当たり方による誤差であることも多々あります。

エコーだけでダウン症はわかりますか?

エコー検査だけで確定診断はできません。エコーでわかるのはあくまで「可能性」にとどまるため、確定させるには羊水検査などの確定検査が必要です。

まとめ

赤ちゃんがダウン症だと分かったとき、あわてて結論を出す必要はありません。それはあなたのせいではなく、気持ちが揺れるのも自然なことです。まずは非確定検査か確定検査かを確かめ、遺伝カウンセリングで正確に知ること。そのうえで、パートナーやきょうだいと支え合いながら、あせらず、ゆっくり向き合っていきましょう。

生まれた後の暮らしには、療育も教育も、支援制度も、たくさんの選択肢が広がっています。どんな選択をするとしても、それはご夫婦が納得して決めること。私たちはその選択に優劣を持ち込みません。ひとりで抱えず、どうか頼れる人を頼ってください。私たちヒロクリニックNIPTも、検査のご相談から気持ちの整理まで、あなたのペースに合わせてそっと伴走します。


監修:岡 博史(おか ひろし)/医療法人社団福美会 ヒロクリニック統括院長・Labo Director。慶應義塾大学医学部卒業。日本とアメリカの医師国家試験に合格し、医学博士。国内でも数少ないラボディレクター資格を持ち。著書『妊娠したら最初に読んで欲しい本』。本記事は医療広告ガイドラインに配慮し、公的機関・学会の情報を参照して作成しています。妊娠の継続に関する選択は、正確な情報と十分な相談のうえ、ご本人・ご夫婦が決めるものです。

もし、自分が出産した赤ちゃんがダウン症だったら、どのように向き合ったらよいのかわからなくなってしまうかもしれません。向き合い方がわからなくなるのは、ダウン症について理解が不足していることも一つの原因です。今回の記事では、ダウン症について紹介し、どう向き合っていけばよいのか解説します。

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医師監修 監修日:2022年1月14日
岡 博史 (医師・医学博士/ヒロクリニック統括院長)

日本皮膚科学会 皮膚科専門医/日本医師会 産業医/東京衛生検査所 指導監督医

この記事は、 ヒロクリニックNIPTの編集・監修体制 にもとづき、資格を持つ医師が内容を確認しています。

医師監修 監修日:2022年1月14日
花澤 司 (医師/ヒロクリニック大宮駅前院 院長)

日本産科婦人科学会 産婦人科専門医/産婦人科(NIPT・出生前診断)

この記事は、 ヒロクリニックNIPTの編集・監修体制 にもとづき、資格を持つ医師が内容を確認しています。

医師監修 監修日:2022年1月14日
陽川 英仁 (医師・医学博士/ヒロクリニック大阪駅前院 院長)

日本産科婦人科学会 産婦人科専門医/産婦人科(NIPT・出生前診断)

この記事は、 ヒロクリニックNIPTの編集・監修体制 にもとづき、資格を持つ医師が内容を確認しています。

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