高齢出産は35歳から?40歳から?障害やダウン症リスクと対策の最新情報【医師監修】

高齢出産は35歳から?40歳から?

結婚して妊活を始めるなら早い方が良いとされていますが、高齢になって妊活に励む夫婦もいます。しかし、高齢出産になるほどリスクが高まるので注意が必要です。今回の記事では、高齢出産は何歳から何歳までなのか、リスクと対策について解説します。

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何歳からが高齢出産?近年における現状

基本的に高齢出産と呼ばれるのは35歳を過ぎてからだとされていますが、近年では高齢になってから出産をするケースが増加しているのをご存知でしょうか?高齢出産の定義ははっきりしていませんが、日本産科婦人科学会では「35歳以上の初産婦を高齢初産婦と呼ぶ」としています。

35歳以上の高齢出産になったケースは年々増え続けており、2016年に生まれた赤ちゃんの約30%が高齢出産によるものだという調査結果も出ているほどです。

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【年齢別】高齢妊娠・出産のリスクと対策

高齢出産は35歳以上とされており、年齢を重ねるにつれて徐々に高齢妊娠や出産のリスクが高まっていきます。高齢でも赤ちゃんが欲しいと考える人がいる以上、せめてリスクを下げるためにも様々な対策を講じる必要性があります。

それでは、高齢妊娠・出産のリスクと対策についてご説明します。

29歳以下の妊娠・出産リスクと対策

妊娠出産能力

29歳以下の妊娠出産能力は、基本的に高いと言えるでしょう。

若くても生まれてくる赤ちゃんが障害を持つ可能性やダウン症になる可能性、流産になる可能性がありますが、それでも29歳以下の妊娠出産能力は高いと言えます。若い年齢の母体は卵子が老化する兆候がないため、他に何も異常がない健康的な母体であれば自然妊娠する確率が高くなります。

赤ちゃんが障害を持つ確率

29歳以下の出産によって生まれてくる赤ちゃんが障害を持つ確率は、約1/400以下です。

決して低い数字ではありませんが、高齢出産のときのリスクと比べればまだまだ低い確率だと言えるでしょう。

ダウン症の確率

29歳以下の出産によって生まれてくる赤ちゃんがダウン症になる確率は、約1/1000以下です。

高齢出産よりも若い年齢で出産するとダウン症の赤ちゃんが生まれる確率が低いことから、若くて健康的な母体ほど出産のリスクが低いということになります。25歳の出産の場合は1/1250、20歳の出産の場合は1/1667とさらに低くなるため、年齢の違いによる出産がいかにリスクが低いかが分かるでしょう。

対策

無事に妊娠できる確率を上げるためにも、周辺環境や食生活を見直す必要性があります。特にストレスは自律神経を乱れさせ、ホルモンバランスを崩してしまう要因になりますので、なるべくストレスフリーな環境を心がけ、出産しやすいように健康的な身体作りを心がけましょう。

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35歳の妊娠・出産のリスクと対策

妊娠出産能力

30代後半に差し掛かる35歳からは、徐々に女性ホルモンの分泌量が減っていくので自然妊娠できる確率が低くなっていきます。女性ホルモンの分泌量が減ってくるとそれだけで排卵される卵子の量が減るだけでなく、卵子の質も衰え始めるのでますます妊娠しにくくなります。

赤ちゃんが障害を持つ確率

35歳の出産によって生まれてくる赤ちゃんが障害を持つ確率は、1/192です。

やはり高齢出産となった時に生まれる赤ちゃんが障害を持つ確率は、若い時に比べて2倍以上の差があることが分かります。

ダウン症の確率

35歳の高齢出産によって生まれてくる赤ちゃんがダウン症になる確率は、1/385です。

若い時の出産に比べると、35歳の高齢出産となっただけでダウン症になる確率が何倍にもなることが分かります。

対策

35歳で無事に妊娠して出産するためには、これまで以上に周辺環境や食生活に気を使う必要性があります。身体を温めたり、出産に向けて体力をつけるのはもちろん、栄養バランスが取れた食生活を続けて健康体を保つことが何よりも重要です。

35歳の妊娠・出産のリスクと対策

39歳の妊娠・出産のリスクと対策

妊娠出産能力

39歳ともなると35歳の時と比べてますます妊娠の確率が下がってしまいます。

ドイツの研究機関のデータによると、何周期で妊娠にいたったかを調査したところ、1回の排卵を1周期とした場合、20代後半だと5周期、30代前半で6周期、30代後半になると13周期になったそうです。つまり、それだけ妊娠できる確率が低くなるため、そこからさらに出産となるとさらに確率が低くなることが予想されます。

赤ちゃんが障害を持つ確率

39歳の出産によって生まれてくる赤ちゃんが障害を持つ確率は、1/83です。

35歳の時と比べると4歳違うだけで4倍以上も確率が上がってしまうため、いかに年齢を重ねることがリスクを上げてしまうかが分かります。

ダウン症の確率

39歳の高齢出産によって生まれてくる赤ちゃんがダウン症になる確率は、1/137です。

上記の35歳からたった4年後に出産しただけで1/385から1/137と約3倍も急増するため、年齢を重ねることが母体にどのような影響を及ぼすことになるのか分かりやすいでしょう。

対策

39歳で無事に出産できるようにするためには、自律神経を乱れさせないストレスフリーな環境作りが重要です。生活習慣や食生活も重要ですが、高齢出産ということで無事に妊娠できるのか、出産できるのかと不安に思わない女性はいません。少しでも確率を高めるためにも、ストレスフリーや不安を感じさせないように心がけることが大切です。

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41歳の妊娠・出産のリスクと対策

妊娠出産能力

41歳の妊娠出産は、30代と比べると、より一層確率が下がります。排卵される確率がさらに減少し、排卵されたとしても卵子の質が悪い可能性が高いので妊娠できる可能性は低くなります。

赤ちゃんが障害を持つ確率

41歳の出産によって生まれてくる赤ちゃんが障害を持つ確率は、1/53です。

39歳の時に比べると、たった2歳違うだけでもさらに確率が上がってしまいます。

ダウン症の確率

41歳の高齢出産によって生まれてくる赤ちゃんがダウン症になる確率は、1/82です。上記の39歳からたった2年後に高齢出産しただけで1/137から1/82にまで急増するため、ダウン症を持った赤ちゃんが生まれるリスクが高まることを重々承知して臨む必要性があります。

対策

40代になったからといって絶対に妊娠できないわけではありません。毎日バランスの良い食生活と運動習慣を心がけるだけでも確率を上げることができます。主治医の指示に従って、無事に妊娠、出産ができるように頑張りましょう。

41歳の妊娠・出産のリスクと対策

42歳以上の妊娠・出産のリスクと対策

妊娠出産能力

42歳以上はますます妊娠できる確率が下がるだけでなく、障害を持つ可能性やダウン症になる確率が高まってしまいます。42歳以上で妊娠できる確率は5%未満だとされているため、狭き門を無事に通り抜けられるかが大事な勝負所になるでしょう。

赤ちゃんが障害を持つ確率

42歳以上の出産によって生まれてくる赤ちゃんが障害を持つ確率は、1/33です。

42歳以上ともなれば、高い確率で障害を持つ可能性が高くなります。49歳ともなると確率は1/8まで跳ね上がるため、高齢出産を決意したのであれば何らかの障害を持つ可能性が高いことを念頭に置いた上で対策する必要性があります。

ダウン症になる確率

42歳以上の高齢出産によって生まれてくる赤ちゃんがダウン症になる確率は、1/64以上です。

もちろん42歳以上ということで年齢を重ねていくうちに1/50、1/38、1/30、1/23、1/18、1/14、1/11とどんどん上がっていくため、相応のリスクがあることを覚悟しておきましょう。

対策

42歳以上であっても妊娠できる確率が0ではないので、確率を少しでも上げる対策が必須です。毎日の食生活や生活習慣、運動習慣を心がけ、主治医の指示に従ってできることは何でもやっていきましょう。

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両立するといっても想像以上に大変ですし、出産を優先したくても仕事を休みたくないと思って妊娠に踏み切れないケースも多くあるでしょう。このような要因が重なることで、超高齢妊娠や出産が増えていくのではないでしょうか。

高齢出産のメリットとは?

高齢出産は危険性が伴いますが、様々なメリットがあります。まず、年齢を重ねていることで精神的なゆとりがあります。また、経済的な余裕も生まれやすいので、落ち着いて子どもを育てる環境が作れるのも大きなポイントです。

高齢出産は確かに難しいとはいえ、確かなメリットもあるので高齢だからといって諦める必要はありません。

高齢出産に備えて準備すること・気をつけるべきこと

高齢出産に向けて準備しておきたいこと・気を付けることは、バランスの良い食生活を心がけ、規則正しい生活習慣を整えること、適度な運動を心がけることなどです。特に自律神経が乱れると女性ホルモンの分泌量が減ってしまうので、ストレスフリーな環境にすることが大切です。

夜は早めに寝て生活リズムを一定にし、仕事や家事の負担を可能な限り減らしましょう。

まとめ

高齢出産は母体の健康面などが気になるところですが、無事に妊娠できたとしても赤ちゃんの状態が気がかりになるでしょう。お腹の赤ちゃんの状態を詳しく知るためにも、NIPT(新型出生前診断)を受けてみてはいかがでしょうか。

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結婚して妊活を始めるなら早い方が良いとされていますが、高齢になって妊活に励む夫婦もいます。しかし、高齢出産になるほどリスクが高まるので注意が必要です。今回の記事では、高齢出産は何歳から何歳までなのか、リスクと対策について解説します。

NIPTについて詳しく見る

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記事の監修者

川野 俊昭先生

川野 俊昭先生

ヒロクリニック博多駅前院 院長
日本産科婦人科学会専門医

産婦人科医として25年以上、主に九州で妊婦さんや出産に向き合ってきた。経験を活かしてヒロクリニック博多駅前院の院長としてNIPT(新型出生前診断)をより一般的な検査へと牽引すべく日々啓発に努めている。

略歴

1995年 九州大学 医学部卒業
1995年 九州厚生年金病院 産婦人科
1996年 九州大学医学部付属病院 産婦人科
1996年 佐世保共済病院 産婦人科
1997年 大分市郡医師会立アルメイダ病院 産婦人科
1998年 宮崎県立宮崎病院 産婦人科 副医長
2003年 慈恵病院 産婦人科 医長
2007年 日本赤十字社熊本健康管理センター診療部 副部長
2018年 桜十字福岡病院 婦人科
2020年 ヒロクリニック博多駅前院 院長

資格

日本産科婦人科学会専門医
検診マンモグラフィ読影認定医
日本スポーツ協会公認 スポーツドクター
厚生労働省認定臨床研修指導医
日本抗加齢医学会専門医

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