早期出生前診断(しゅっせいまえしんだん)はいくらするの?絨毛検査・羊水検査・エコー検査・母体血清マーカー検査のそれぞれの費用や、NIPT(新型出生前診断)と全染色体検査について詳しく紹介します。ヒロクリニックでは胎児の心拍が確認できれば早期出生前診断検査ができ、2回目は追加料金は無しで検査を行えます。
お腹の赤ちゃんの健康について考えるとき、出生前診断を検討する方は少なくありません。
しかし、検査にはさまざまな種類があり、一体どれくらいの費用がかかるのか不安に感じることもあるでしょう。
安心して検査を受けるためには、納得できるまで情報を集めることが大切です。
本記事では、NIPT(新型出生前診断)をはじめとする各種出生前診断の費用相場を解説します。
ぜひご自身の状況に合った検査を選ぶための、判断材料としてお役立てください。
この記事のまとめ
出生前診断の費用は検査の種類によって大きく異なり、全額自己負担となるのが基本です。
採血のみで高い精度を誇るNIPT(新型出生前診断)は、約8万円から20万円以上が費用の相場です。
一方で、より詳しい検査である確定的検査の絨毛検査や羊水検査は、10万円から20万円程度かかります。
これらの検査費用は、公的医療保険の適用外であり、原則として医療費控除の対象にもなりません。
検査を検討する際はそれぞれの特徴やリスク、費用を総合的に理解したうえで、ご自身の状況や考えに合ったものを慎重に選ぶ必要があります。
出生前診断の費用早見表
検査別の費用相場を一覧にまとめました。当院ヒロクリニックのNIPTはBasic miniプラン66,000円(税込)からご案内しています。
| 検査名 | 費用相場 | 検査時期の目安 | 検査の性質 |
|---|---|---|---|
| NIPT(新型出生前診断) | 約8万〜20万円以上(当院Basic mini 66,000円〜・税込) | 心拍確認後(約6週)〜、推奨12〜13週 | 非確定的検査 |
| 母体血清マーカー(クアトロテスト) | 約2万〜3万円 | 妊娠15〜16週前半 | 非確定的検査 |
| 胎児ドック(精密超音波) | 約3万〜5万円 | 妊娠初期〜中期 | 非確定的検査 |
| 絨毛検査 | 約10万〜20万円 | 妊娠10〜13週 | 確定的検査 |
| 羊水検査 | 約10万〜20万円 | 妊娠16〜18週 | 確定的検査 |
NIPT(新型出生前診断)の費用は?
NIPT(新型出生前診断)の費用相場は約8万円から20万円以上で、当院ヒロクリニックのBasic miniプランは66,000円(税込)からご用意しています。
NIPT(新型出生前診断)の費用は、医療機関によって差がありますが、約8万円から20万円以上が一般的な相場です。
この検査は、お母さんから採血した血液に含まれる胎児のDNA断片を分析することで、染色体疾患のリスクを調べるものです。
お腹に針を刺す羊水検査などと比べて流産のリスクがなく、それでいて精度が高いという特徴があります。
費用に幅があるのは、検査を提供する施設が認可施設か非認可施設かという違いや、検査項目をどこまで含めるかというプラン内容が異なるためです。
基本的な3つの染色体疾患のみを調べるプランは比較的安価ですが、全染色体や微小な欠失まで調べるプランは高額になる傾向にあります。
ほかの出生前診断の検査ごとの費用
母体血清マーカー(クアトロテスト)は約2万〜3万円、絨毛検査・羊水検査は10万〜20万円程度と、検査の種類によって費用は大きく異なります。
NIPT以外にも、出生前診断にはいくつかの種類が存在します。
それぞれに検査内容や費用、分かること、そしてリスクが異なるため、どの検査が自分に適しているかを知ることが賢明です。
安心して検査に臨むためには特徴を正しく理解し、比較検討することが欠かせません。
ここでは、代表的な5つの出生前診断について、その特徴と費用を解説します。
| 検査名 | 費用 | 検査時期 | 検査方法 | リスク | 検査の性質 |
| 胎児スクリーニング検査 | 1万円~5万円 | 妊娠初期~中期 | 超音波(エコー) | なし | 非確定的検査 |
| 母体血清マーカーテスト | 2万円~3万円 | 妊娠15週~16週前半 | 母体採血 | なし | 非確定的検査 |
| 絨毛検査 | 10万円~20万円 | 妊娠10週~13週 | 腹部穿刺または経膣採取 | 約1% | 確定的検査 |
| 羊水検査 | 10万円~20万円 | 妊娠16週~18週 | 腹部穿刺 | 約0.3% | 確定的検査 |
| 胎児ドック | 3万円~5万円 | 妊娠初期~中期 | 精密超音波検査 | なし | 非確定的検査 |
これらの情報をもとに、ご自身の希望や妊娠週数に合った検査を考えましょう。

胎児スクリーニング検査
おもに超音波(エコー)を用いて、お腹の中の赤ちゃんに形態的な異常がないかを調べる検査のことです。
妊婦健診で行われる通常の超音波検査も、広い意味ではこのスクリーニング検査に含まれます。
より詳しく調べる場合は、胎児ドックと呼ばれる精密超音波検査を行います。
この検査は、あくまでも病気の「可能性」を探るためのもので、診断を確定させるものではありません。
費用は医療機関によって異なり、妊婦健診の範囲内であれば追加費用はかからないこともあります。
しかし、時間をかけて詳細に観察する場合は、約1万円から5万円程度の追加費用が必要になるのが一般的です。
母体血清マーカーテスト
母体血清マーカーテストは、お母さんの血液を採取して行う非確定的検査です。
「クアトロテスト」という名称で知られています。
血液に含まれる4つの成分を測定し、胎児がダウン症候群(21トリソミー)や18トリソミー、開放性神経管欠損症である確率を算出します。
費用は約2万円から3万円と、ほかの出生前診断に比べて比較的安価な点が特徴です。
検査を受けられる時期は妊娠15週以降から16週前半ごろが目安となります。
採血のみで済むため流産のリスクはありませんが、結果はあくまで確率で示されるものです。
お母さんの年齢や体重などが結果に影響を与えることも知られています。
>>関連記事はこちら「母体血清マーカーの特徴とNIPT(新型出生前診断)との比較」
絨毛検査
胎盤の一部である「絨毛」という組織を採取し、胎児の染色体や遺伝子を直接調べる検査です。
診断結果がほぼ確定となる「確定的検査」に分類されます。
妊娠10週から13週という比較的早い時期に確定的な結果を得られるのが、最大のメリットです。
しかし、お腹に針を刺すか、または腟からカテーテルを挿入して組織を採取するため、約1%の確率で流産のリスクを伴います。
費用は10万円から20万円程度と高額で、検査のために入院が必要な場合は別途費用がかかることもあります。
リスクとメリットを十分に理解したうえで、慎重に検討する必要がある検査といえるでしょう。
羊水検査
お腹に針を刺して子宮内の羊水を採取し、そこに含まれる胎児の細胞から染色体異常などを調べる検査です。
絨毛検査と同様に「確定的検査」であり、精度の高い診断結果が得られます。一般的に、妊娠16週から18週ごろに行われます。
絨毛検査よりも遅い時期の検査となりますが、流産のリスクが約0.3%と、絨毛検査に比べて低いのが特徴です。
そのため、NIPTで陽性の結果が出たあとの確定診断として選択されることが多くなっています。
費用は10万円から20万円程度が相場で、入院が必要な場合には追加で費用が発生することを念頭に置いておきましょう。
胎児ドック(胎児精密超音波検査/胎児超音波マーカー検査)
胎児ドックは、通常の妊婦健診で行うエコー検査よりも高性能な機器を使い、専門の技師や医師が時間をかけて胎児の状態を詳しく観察する検査です。
赤ちゃんの臓器の形や血流、首の後ろのむくみ(NT)などを詳細に確認し、染色体疾患の可能性や心臓の病気などがないかを評価します。
この検査で診断が確定するわけではありませんが、NIPTでは分からない形態的な異常を発見できるかもしれません。
流産のリスクはほぼなく、妊娠初期から中期にかけて受けられます。
費用は医療機関によって幅があり、3万円から5万円程度が目安ですが、精密検査料として追加料金がかかる場合もあります。
出生前診断の費用を抑える補助金や保険適用・高額療養費はある?
出生前診断は自由診療のため、補助金・健康保険・高額療養費・医療費控除はいずれも原則として対象外で、費用は全額自己負担となります。
出生前診断(NIPTなど)を検討する際、「費用を少しでも抑えたい」「公的な補助金や保険は使えないのだろうか」と悩む方は非常に多いです。結論から申し上げますと、出生前診断は治療を目的とした医療行為ではないため、原則として健康保険が適用されない自由診療となり、費用は全額自己負担となります。
多くの方が気にされる公的制度の適用状況について、具体的には以下のようになっています。
・補助金、助成金
国やほとんどの自治体において、出生前診断の費用に対する公的な補助金・助成金制度は用意されていません。
・健康保険の適用
病気やケガの治療ではないため、健康保険は適用外となり、3割負担などの対象にはなりません。
・高額療養費制度
医療費が一定額を超えた場合に負担を軽減する制度ですが、保険適用外の診療であるため、高額療養費制度の対象には含まれません。
・医療費控除
確定申告時の医療費控除についても、通常の健康診断などと同様の扱いとなるため、原則として対象外となります。
このように、公的な支援制度を利用して出生前診断の費用を抑えることは難しいのが現状です。「高額だから検査を受けられないかもしれない」と不安に思う妊婦さんもいらっしゃるでしょう。
しかし、ヒロクリニックの新型出生前診断(NIPT)であれば、妊婦さん一人ひとりのご希望やご予算に合わせたオーダーメイドのプランをお選びいただけます。すべての染色体を調べるセットプランだけでなく、特に確認したい特定の染色体のみに絞った検査プランを選択することで、費用を必要最小限に抑えることが可能です。
費用面を理由に出生前診断を迷われている方も、まずは必要な検査だけを柔軟に選択できる当院のプランをご確認いただき、お気軽にカウンセリングのご予約・ご相談へお進みください。
費用を抑えるためにできることチェックリスト
費用面の不安を軽くするために、事前に確認しておきたいポイントを整理しました。
- 必要な染色体に絞ったプランを選び、検査項目を最小限に抑える
- 万が一に備え、羊水検査費用の補助制度があるNIPT施設を選ぶ
- 確定的検査で入院した場合は、入院費が医療費控除の対象になるか確認する
- お住まいの自治体に補助金・助成の有無を問い合わせる(原則なしですが一部自治体で例があります)
- 検査料金に加え、通院の交通費まで含めたトータル費用で比較する
- 来院回数の少ない施設を選び、通院にかかる時間と費用の負担を減らす
年齢別でみる出生前診断の必要性と費用相場
費用自体は年齢で変わりませんが、20代は気になる染色体に絞ったプラン、35歳以上は主要トリソミーを網羅するプランなど、年齢によって選び方の考え方が変わります。
出生前診断を検討する際、「自分の年齢でも検査を受けるべきなのだろうか」「年齢によって選ぶべきプランや費用の考え方は変わるの?」と悩む方は非常に多いです。
出生前診断(NIPTなど)の費用自体は年齢によって変わるわけではありませんが、検査の「必要性」や「調べるべき範囲」は、妊婦さんの年齢によって見方が異なってきます。
以下では、特に関心の高い年齢層ごとの染色体異常(ダウン症など)のリスクと、検査選びの考え方について解説します。
20代の妊婦さんの場合
20代の若い年齢であっても、赤ちゃんが染色体異常を持って生まれてくる可能性はゼロではありません。確率は35歳以上の高齢出産に比べると低いですが、「若いから大丈夫と思い込まずに確認しておきたい」と、安心のために受診される20代の方が増えています。予算を抑えつつ大きな安心を得るために、気になる特定の染色体(ダウン症など)に絞ったコンパクトなプランを選び、費用を最適化するのも賢い選択肢です。
35歳以上の妊婦さんの場合
医学的に高齢出産とされる35歳を超えると、染色体異常の発生確率は徐々に上昇し始めます。「出生前診断 費用 35歳以上」と検索される方の多くは、リスクへの不安と検査費用のバランスで悩まれています。この年代からは、ダウン症だけでなく、18トリソミーや13トリソミーといった主要な染色体異常のリスクもまとめて網羅できる基本プラン以上の検査を検討されることが一般的です。
40歳以上の妊婦さんの場合
40代になると、染色体異常のリスクはさらに高まります。そのため、費用面よりも「いかに早く、高精度で信頼できる結果を得られるか」が最重要視される傾向にあります。すべての染色体を調べるトータル的なプランが推奨されることが多く、万が一陽性だった場合のサポート体制(羊水検査の費用保証など)が充実している医療機関を選ぶことが安心に繋がります。
このように、年齢によってお悩みの深さや必要な検査の範囲は異なります。
ヒロクリニックの新型出生前診断(NIPT)では、妊婦さんの年齢やご不安の内容、ご予算に合わせて選べる豊富な検査プランをご用意しております。 「20代なので、まずは気になるダウン症の可能性だけを費用を抑えて調べたい」 「40代なので、すべての染色体異常のリスクを徹底的に網羅して安心したい」 といった、お一人おひとりのニーズに合わせた最適なプランの選択が可能です。
ご自身の年齢においてどのプランがベストか迷われている方も、まずは必要な検査だけを柔軟に組み合わせられる当院のプランをご確認いただき、お気軽にカウンセリングのご予約・ご相談へお進みください。
出生前診断は医療費控除・保険の対象外
出生前診断は「治療」ではなく「検査」にあたるため保険・医療費控除の対象外ですが、確定的検査で入院した場合の入院費は控除対象になる可能性があります。
出生前診断にかかる費用を考える際、公的な補助が使えるかどうかは重要です。しかし、NIPTをはじめとする出生前診断は、原則として公的医療保険の適用対象外となります。
これは、日本の医療保険制度が病気やケガの「治療」を目的とした医療行為に対して適用されるためです。
出生前診断は、治療ではなく「検査」にあたるため、全額が自己負担の自費診療となります。
同様の理由から、年間の医療費が一定額を超えた場合に税金が還付される「医療費控除」の対象にもなりません。
ただし、絨毛検査や羊水検査などで入院が必要になった場合、その入院費用については医療費控除の対象となる可能性があります。
高額な費用が全額自己負担となることを念頭に置き、事前の資金計画が大切です。
NIPTが高額になりがちな理由
NIPTが高額になりやすいのは、高度な解析技術・品質管理・遺伝カウンセリング・陽性時のフォロー体制などにコストがかかるためです。
NIPTが高額になるおもな理由は、高度な解析技術と専門的な体制が必要なためです。
検体を海外の検査機関に送る場合は、輸送コストも加わります。
認可施設では必須の遺伝カウンセリング費用も含まれています。
検査項目が増えるほど費用も上昇し、全染色体検査や微小欠失検査を含むと20万円以上になることも。
また、検査精度を保つための品質管理や、陽性時のフォロー体制の維持にもコストがかかります。
NIPTで陽性だったときの羊水検査の費用
NIPTは精度の高い検査ですが、あくまで「非確定的検査」という位置づけです。
そのため、NIPTで陽性との結果が出た場合、その診断を確定させるためには羊水検査などの「確定的検査」を追加で受ける必要があります。
この確定的検査の費用はNIPTとは別に発生し、一般的に10万円から20万円程度かかります。
つまり、NIPTで陽性だった場合、トータルの費用はNIPTと羊水検査を合わせた金額になることを理解しておくことが大切です。
ただし、医療機関によってはNIPTのプラン内に「羊水検査費用の補助制度」が含まれている場合があります。
この制度があれば、万が一陽性だった際の経済的負担を大きく軽減できます。
NIPTを受ける施設を選ぶ際には、このようなアフターサポートの有無も確認するとよいでしょう。す。高額と思われがちですが、その検査費用を払ってでも事前に障害があるかどうかを知っておくのは有用だと思います。
ヒロクリニックNIPTは紹介状がなくても受診でき、来院1回で検査が可能であるため、負担を極力抑えて検査を受けることができます。NIPTにご興味のある方は、検討されてみてはいかがでしょうか。
知的障害の検査
NIPTのプランは基本3疾患・全常染色体・性染色体・微小欠失(当院は143種)まで範囲を選べ、どこまで調べるかによって知的障害に関わる疾患の検出範囲が変わります。
NIPTで調べられる染色体疾患の中には、知的障害を伴うものが含まれています。
しかし、一口にNIPTといっても、その検査プランによって知的障害に関連する疾患をどこまで詳しく調べられるかが異なります。
ここでは、以下4つを見ていきましょう。
これらの違いを理解し、どの範囲まで知りたいかを事前に考えておくことが、納得のいく検査選びにつながります。
基本の検査(3疾患)
多くのNIPT施設で基本的なプランとして設定されているのが、とくに発生頻度が高い3つの染色体異数性(トリソミー)を調べる検査です。
具体的には、ダウン症候群(21トリソミー)、エドワーズ症候群(18トリソミー)、パトウ症候群(13トリソミー)の3つが対象です。
ダウン症候群は、知的発達の遅れや特有の顔つき、心疾患の合併などが知られています。
エドワーズ症候群とパトウ症候群は、より重篤な症状を伴うことが多く、成長障害や重度の心疾患、形態異常などが見られます。
残念ながら、生命予後が厳しいケースも少なくありません。
これら3つの疾患は、国際的にも出生前診断のおもな対象とされています。
全染色体検査
全染色体検査は、基本の3疾患(13番、18番、21番)に加えて、1番から22番までのすべての常染色体の数の異常(異数性)を調べる検査です。
常染色体は、男女共通で持っている染色体のことです。
この検査により、基本検査の対象外である染色体にトリソミー(3本)やモノソミー(1本)といった数の異常がないかを確認できます。
基本検査以外の染色体に生じた異数性は、妊娠初期の流産の原因となることが多く、胎児の発育に大きく影響します。
この検査を受けることで、より網羅的に染色体の数の変化によるリスクを知ることが可能です。
ただし、この検査で分かるのは染色体の「本数」の異常であり、染色体の一部分の欠けといった「構造」の異常は対象外となります。
性染色体異常の検査(オプション)
性染色体異常の検査は、性別を決定するX染色体とY染色体の数の異常を調べるもので、多くの施設でオプションとして提供されています。
この検査で分かる代表的な疾患は、男児のクラインフェルター症候群(XXY)や、女児のターナー症候群(Xモノソミー)などです。
これらの疾患は、ダウン症候群などと比較すると重篤な知的障害を伴うことは、少ないとされています。
しかし、身長が伸びにくい、思春期が正常に訪れないといった発達上の特徴や、将来の妊よう性(妊娠する力)に影響が出ることがあります。
なお、この検査を受けると赤ちゃんの性別も判明しますが、性別判定そのものを主目的とした検査ではないことは理解しておきましょう。
微小欠失症候群の検査(より精密な検査)
より精密な検査として、染色体のごく一部分が失われる「微小欠失」によって起こる疾患群を調べるオプションもあります。
これは染色体の本数ではなく、構造の異常を検出するものです。
小さな染色体の欠失であっても、知的障害や発達障害、心臓の病気、特徴的な顔つきなど、さまざまな症状を引き起こすことがあります。
この検査は、より詳細な情報を出生前に得たいと考える場合に有用な選択肢となります。
ただし、対応できる医療機関が限られるため、希望する場合は事前に確認が必要です。
検査を希望される方へ
これまで見てきたように、NIPTで検査できる範囲は施設やプランによって大きく異なります。
とくに重要なのは、日本産科婦人科学会などが認可している「認可施設」では、原則として基本の3疾患のみが検査対象であるという点です。
そのため、より広範な検査を希望する場合には、「非認可施設」の中から希望する検査を提供している医療機関を探す必要があります。
検査を受ける前にはパートナーとよく話し合い、その希望に沿った検査が受けられる施設を選ぶことが、後悔しないための第一歩となります。
ヒロクリニック早期NIPTも、検査することができる医療施設の一つです。全染色体検査に加え、全常染色体全領域部分欠失・重複疾患が分かる検査も行うことができます。
詳しい内容を聞くこともできますので、気になった方はご相談ください。
全常染色体全領域部分欠失・重複疾患
染色体の構造異常には、一部が欠ける「部分欠失」だけでなく、一部が余分に存在する「部分重複」という状態もあります。
これらは染色体のどの部分で起きるかによって、体に現れる影響が大きく異なります。
症状がほとんど見られない場合から、発達や成長に重篤な影響を及ぼすケースまでさまざまです。
このような染色体の一部分の欠失や重複は、全染色体の異数性検査(本数を調べる検査)では見つけられません。
染色体異常は誰の妊娠においても起こりうる偶発的な変化といえます。
万が一の可能性に備え、これらの微細な構造異常まで出生前に調べておくという選択肢もあります。
出生前診断のリスク
採血のみで行うNIPTには流産のリスクがありませんが、絨毛検査・羊水検査には約0.3%前後の流産リスクと、結果を待つ間の精神的な負担が伴います。
出生前診断は、お腹の赤ちゃんの状態を事前に知ることで安心につながる可能性がある一方、いくつかのリスクも存在します。
費用だけでなく、これらのリスクについても正しく理解したうえで、検査を受けるかどうかを慎重に判断することが大切です。
ここでは、出生前診断に伴うおもなリスクを2つの側面に分けて解説します。
- 流産のリスク
- 精神的な負担がかかるリスク
これらのリスクを十分に理解し、ご自身とパートナーがどう向き合っていくのかを事前に話し合っておくことが、後悔のない選択につながります。
流産のリスク
出生前診断の中でも、お腹に針を刺すなどして細胞や羊水を採取する「確定的検査」には、ごくわずかながら流産のリスクが伴います。
具体的には、妊娠11週から14週ごろに行われる絨毛検査で約0.3%〜0.5%、妊娠15週以降に行われる羊水検査で約0.2%〜0.3%の確率とされています。
一方で、お母さんの採血のみで行うNIPTなどの「非確定的検査」は、検査自体が直接的な原因となって流産を引き起こすことはありません。
検査方法によって身体的なリスクの有無が大きく異なる点は、知っておくべきポイントです。
精神的な負担がかかるリスク
出生前診断は精神的な負担、いわゆる心の負担がかかるリスクも考慮しなければなりません。
検査結果が判明するまでの間、不安な気持ちで過ごす時間は決して短いものではないでしょう。
NIPTなどで「陽性の可能性」という結果を受け取った場合、診断を確定させるために追加の検査を受けるか、不安の中で決断する必要があります。
もし確定的検査でお腹の赤ちゃんに疾患があると分かった場合、その事実を受け止め、妊娠を継続するかという重い選択に直面する可能性があります。
どのような結果でも受け入れる覚悟はあるか、陽性だった場合にどうするのかを、検査を受ける前にパートナーと深く話し合っておくことが不可欠です。
出生前診断で受ける検査を選ぶ際のポイント
検査を選ぶ際は「目的の明確化」「受けられる時期の把握」「費用に見合う効果か」の3点を整理すると、納得のいく選択につながります。
出生前診断にはさまざまな種類があるため、どの検査を選べばよいか迷ってしまう方も少なくありません。
費用や精度、リスクもそれぞれ異なるため、ご自身とご家族が納得できる選択をするためには、いくつかの視点から考えを整理することが大切です。
ここでは、検査を選ぶ際に押さえておきたい3つのポイントを紹介します。
- 検査を受ける目的を明確にする
- 検査を受けられる時期を把握する
- 費用に見合った効果が期待できるかどうかを検討する
これらを一つひとつ確認し、ご自身の状況にもっとも適した検査を考えていきましょう。
検査を受ける目的を明確にする
大切なのは「なぜ出生前診断を受けたいのか」という目的を、自分たちの中ではっきりさせることです。
「何となく不安だから」という漠然とした理由だけで検査を受けると、想定していなかった結果に直面した際に、冷静な判断が難しくなる可能性があります。
検査によって何を知りたいのか、そして、その結果を知ったうえでどうしたいのかを明確にしましょう。
検査を受ける前にパートナーと具体的に話し合っておくことが、後悔しないための第一歩です。
検査を受けられる時期を把握する
出生前診断は、それぞれの検査ごとに受けられる妊娠週数が厳密に決まっています。
そのため、ご自身の現在の妊娠週数でどの検査が選択肢に入るのかを、あらかじめ把握しておくのが肝心です。
「受けたい」と思ったタイミングでは、すでに適切な時期を過ぎてしまっているというケースも少なくありません。
とくに、NIPTで陽性だった場合に確定的検査を受けることを想定するなら、検査が可能な時期を逆算してスケジュールを考える必要があります。
関心がある方は、できるだけ早い段階で情報収集を始めることをおすすめします。
NIPTを受けられる時期の目安については、NIPTを受けられる時期(12週まで)の考え方もあわせてご確認ください。検査の基礎から知りたい方はNIPT(新型出生前診断)とはもお役立てください。
費用に見合った効果が期待できるかどうかを検討する
出生前診断は全額自己負担であり、決して安い費用ではありません。
そのため、支払う費用に対して、ご自身が求める情報や安心感が得られるのかを冷静に考える視点も大切です。
高額な費用をかけた結果、かえって不安が増してしまったり、精神的な負担が大きくなってしまったりする可能性もゼロではありません。
たとえば、確率でしか結果が分からない非確定的検査で、「陽性の可能性が高い」という結果が出たときに、どう感じるかを想像してみましょう。
費用と検査によって得られる精神的な効果や影響を天秤にかけ、その費用が妥当なものかを判断することが、納得のいく選択につながります。
NIPT(新型出生前診断)の費用(今後の見通し)
現在のNIPTは全額自己負担ですが、検査技術の普及や提供施設の増加により、将来的に費用がより手頃になる可能性があります。
現在、NIPTは自費診療で比較的高額な検査ですが、将来的には費用がより手頃になる可能性が考えられます。
その理由として、検査技術のさらなる普及や、NIPTを提供する医療機関の増加による価格競争などがあげられます。
検査体制が社会的に整っていくことで、1人あたりの費用負担が軽減されることが期待されるでしょう。
ただし、これらはあくまで今後の見通しであり、すぐに実現するわけではありません。
現時点では全額自己負担であることを前提に、検査を受けるかどうかを検討する必要があります。
出生前診断の費用には交通費も考慮を
検査料金だけでなく通院にかかる交通費も含めたトータルの金額で、無理なく通える施設を選ぶことが大切です。
出生前診断にかかる総費用を考える際には、検査料金そのものだけでなく、医療機関までの交通費も忘れずに含めておくことが大切です。
希望する検査を受けられる施設が自宅から遠い場合、電車代やガソリン代、高速道路料金などが積み重なり、予想以上の出費になることもあります。
お住まいの地域によっては、NIPTのような専門的な検査を受けられる施設が限られているかもしれません。
検査費用と交通費を合わせたトータルの金額を算出し、無理なく通える範囲で信頼できる施設を選ぶことが、賢明な判断といえるでしょう。
ヒロクリニック(NIPT)は全国に展開
NIPTを受ける際の移動による身体的・経済的な負担を減らすためには、全国の主要都市に拠点を構えるクリニックを選ぶのも1つの方法です。
たとえば、ヒロクリニックNIPTは、札幌から博多まで全国の主要駅の近くにクリニックを展開しており、公共交通機関でのアクセスが便利です。
また、クリニックへの直接の来院が難しい方のために、全国各地の連携施設で検査を受けられる体制も整えています。
これにより、お住まいの地域の近くで検査を受けられる可能性が広がります。
検査費用だけでなく、このような通院のしやすさもクリニック選びでは必要です。
妊娠中の体を大切にしながら、無理なく通える施設を探してみてはいかがでしょうか。
- 札幌駅前院…JR札幌駅より徒歩5分、地下鉄南北線さっぽろ駅より徒歩3分
- 東京駅前院…JR東京駅より徒歩3分
- 大宮駅前院…JR大宮駅西口より徒歩2分
- 横浜駅前院…JR横浜駅より徒歩5分、市営地下鉄ブルーライン横浜駅より徒歩1分
- 名古屋駅前院…名古屋駅より徒歩3分
- 大阪駅前院…JR大阪駅より徒歩5分 阪急大阪梅田駅より徒歩3分
- 岡山駅前院…JR岡山駅より徒歩1分
- 博多駅前院…博多駅より徒歩6分
出生前診断・早期NIPT(新型出生前診断)は受けるべき?
検査を受けるかどうかに唯一の正解はなく、ご夫婦で「何を知りたいのか」を話し合い、納得のいく結論を出すことが最も大切です。
ここまで出生前診断の費用やリスクについて解説してきましたが、最終的に検査を受けるべきかどうかという問いに、唯一の正解はありません。
これは、ご自身とパートナーの価値観や人生設計、家庭の状況によって答えが異なる、個人的な問題だからです。
検査を受けるという選択も、受けないという選択も、どちらも尊重されるべき大切な決断といえます。
重要なのは、検査を受けること自体を目的としないことです。
検査を通じて何を知りたいのか、その結果を自分たちの未来のためにどう生かしていきたいのかを考えるプロセスが何よりも大切です。
ぜひパートナーと十分に話し合い、ときには専門家の意見も参考にしながら、お2人にとって心から納得のいく結論を出してください。
NIPTの費用相場や認可施設・非認可施設の料金の違い、プランの選び方はNIPT・出生前診断の費用相場|認可と非認可の違い・選び方で詳しく解説しています。
よくある質問
NIPTや出生前診断の費用について、多くの方から寄せられるご質問をまとめました。
Q.NIPT(新型出生前診断)の費用は一般的にどの程度かかりますか?
NIPT(新型出生前診断)の費用は医療機関によって異なりますが、一般的には8万円から20万円の範囲で設定されているクリニックが多いです。
Q.NIPT(新型出生前診断)の費用が高い理由は何ですか?
NIPT(新型出生前診断)の費用が高い理由には、高度な遺伝子解析技術を用いることや、検査結果の精度を確保するための研究開発コスト、さらには医療機関が提供する付加的なサービスなどが関係しているためです。
Q.NIPT(新型出生前診断)費用の中にはどのような費用が含まれていますか?
ヒロクリニックでは採血に関わる費用、医師による問診、遺伝子解析を行うための実験費用、検査結果を解析・報告するための費用などが含まれています。
Q.出生前診断の中で一番費用が安い検査は何ですか?
出生前診断の中で最も費用が安い検査は、母体血清マーカー検査です。費用は約2万~3万円程度と比較的低価格で、血液検査のみで行われるため、妊婦さんへの負担も少ないです。
Q.出生前診断の費用は保険適用されますか?
出生前診断の費用は保険適用外となっており、全額自己負担となります。ただし、入院費については医療費控除の対象になる場合がありますので、詳しくは医療機関で確認することをお勧めします。
Q.出生前診断の費用が高額になる理由は何ですか?
出生前診断の費用が高額になる理由としては、検査の精度や技術の高さ、使用する機器や試薬の費用、医師や専門家の診断料などが挙げられます。また、NIPTはまだ臨床実験的な部分もあるため、検査費用が高く設定されています。
Q.出生前診断の費用に医療費控除を適用できる方法はありますか?
出生前診断自体は医療費控除の対象外ですが、検査に伴う入院費や、通院時の交通費などは控除対象となる場合があります。詳細は税務署や医療機関に確認してください。
Q.出生前診断の費用を支払う際、クレジットカードは使えますか?
多くの医療機関ではクレジットカードやデビットカードでの支払いに対応していますが、事前に確認することをお勧めします。
Q.出生前診断の費用に分割払いは可能ですか?
分割払いを提供する医療機関もありますが、すべてではありません。具体的な支払い方法については、検査を受けるクリニックに直接お問い合わせください。
Q.出生前診断の費用を抑える方法はありますか?
非認証施設での検査や、シンプルな検査項目を選ぶことで、費用を抑えることが可能です。ただし、施設の信頼性や検査の内容を慎重に確認してください。
Q.費用に含まれるカウンセリングはどの程度の内容ですか?
カウンセリングの内容は医療機関によって異なりますが、遺伝カウンセリングを含む場合は妊婦や家族に対して検査内容やリスクに関する詳細な説明を受けられることが多いです。
Q.出生前診断の費用は地域によって違いますか?
地域差がありますが、大都市圏の方が施設の選択肢が多いため、費用が比較的安くなる場合もあります。
Q.出生前診断費用に助成金はありますか?
現在、日本では出生前診断の費用に対する公的な助成金はほとんどありません。ただし、一部自治体で補助金が出るケースもあるため、居住地の自治体に問い合わせてみると良いでしょう。
Q.出生前診断の費用を事前に見積もる方法はありますか?
検査を受ける予定の医療機関の公式サイトや電話で、各検査の費用について問い合わせることで事前に確認できます。
Q.出生前診断の費用に追加料金が発生する場合はどんなケースですか?
検査結果が陽性だった場合の再検査や確定診断、特急便の利用、診察時の追加検査が挙げられます。事前に追加料金について説明を受けておくと安心です。
Q.出生前診断の費用を比較する際のポイントは何ですか?
費用だけでなく、検査の精度、検査項目、医療機関の評判、アフターサポートなども重要な比較ポイントです。
Q.複数の検査を同時に受けた場合、費用は割引されることがありますか?
一部の医療機関では、複数検査を同時に受けることでセット料金が適用され、総額が割引になる場合があります。具体的なプランについては事前に医療機関へ確認してください。
まとめ
出生前診断は費用・精度・リスクを総合的に理解し、必要な検査だけを選ぶことで、納得しながら費用負担を抑えられます。
出生前診断に関する費用や選択肢を理解することは、ご自身とご家族にとって納得のいく決断を下すための第一歩です。
どの検査が最適か、費用はどのくらいかなど、さまざまな不安や疑問が生じることでしょう。
ヒロクリニックNIPTでは、ご予算や知りたいことに合わせて選べる多彩な検査プランをご用意しております。
万が一、NIPTで陽性の結果が出た場合でも、最大20万円までの羊水検査費用を補助する制度で経済的な負担を軽減します。
専門医が丁寧にご相談に応じますので、少しでも気になることがあればお気軽にお問い合わせください。
費用やプラン選びのご相談は、無料カウンセリングへ
ヒロクリニックNIPTでは、必要な検査だけを選べるオーダーメイドのプランをご用意しています。Basic miniプランは66,000円(税込)からご案内しており、統括院長・岡博史が監修する体制で丁寧にご相談に応じます。
【参考文献】
- 日本医学会 – NIPT 等の出生前診断に関する情報提供及び 施設(医療機関・検査分析機関)認証の指針
早期出生前診断(しゅっせいまえしんだん)はいくらするの?絨毛検査・羊水検査・エコー検査・母体血清マーカー検査のそれぞれの費用や、NIPT(新型出生前診断)と全染色体検査について詳しく紹介します。ヒロクリニックでは胎児の心拍が確認できれば早期出生前診断検査ができ、2回目は追加料金は無しで検査を行えます。
日本皮膚科学会 皮膚科専門医/日本医師会 産業医/東京衛生検査所 指導監督医
この記事は、 ヒロクリニックNIPTの編集・監修体制 にもとづき、資格を持つ医師が内容を確認しています。
日本産科婦人科学会 産婦人科専門医/産婦人科(NIPT・出生前診断)
この記事は、 ヒロクリニックNIPTの編集・監修体制 にもとづき、資格を持つ医師が内容を確認しています。
日本産科婦人科学会 産婦人科専門医/産婦人科(NIPT・出生前診断)
この記事は、 ヒロクリニックNIPTの編集・監修体制 にもとづき、資格を持つ医師が内容を確認しています。

