約70%の両親がキャリアである228種類の劣性遺伝疾患検査

70%の両親がキャリア?劣性遺伝子検査の有用性について

70%の人が何らかの遺伝子の異常(変異)を持っています。
このような遺伝子の異常を持つ人は「キャリア(保因者)」と呼ばれます。
見た目や体に異常がなくても、その遺伝子が子どもに影響を及ぼす可能性があります。
両親が同じ遺伝子の変異を持っている場合、その子どもが病気を発症する確率は25%、キャリアとなる確率は50%、正常な遺伝子を受け継ぐ確率は25%です。

世界中で推奨されている検査 世界中で推奨されている検査

では、そのような人にどのような検査が行われるのでしょうか。また、どのような疾患が見つかるのでしょうか。

228種の劣性遺伝子疾患検査ができる知的障害検査プランはこちら

①ヒロクリニックの228種類の劣性遺伝子検査とは?

ヒロクリニックでは、出生前に胎児に関連する228種類の重篤な劣性遺伝疾患に関連する遺伝子を調べることができる検査を提供しています。この検査は、米国産科婦人科学会(ACOG)や米国人類遺伝学会(ASHG)でも広く情報提供すべきとされている、国際的にも重要視されている検査です。
劣性遺伝疾患とは、父親と母親の両方が同じ種類の遺伝子の変異を持っているときに、子どもに発症する可能性のある病気です。この検査では、父親と母親の口腔粘膜(頬の内側)から遺伝子を採取して調べ、両親が同じ変異を持っていないかを確認します。

検査キットの写真

ヒロクリニックの調査では、約70%の人が1つ以上の劣性遺伝子変異を保有していることがわかっています。これは「キャリア(保因者)」と呼ばれ、見た目や体の調子に問題はなくても、子どもに遺伝子を伝える可能性がある状態です。

両親が同じ遺伝子変異を持っている場合、次のような確率で子どもが病気を発症するリスクがあります。

  • 25%(4人に1人)の確率で病気を発症
  • 50%(2人に1人)の確率でキャリア(症状なし)
  • 25%(4人に1人)の確率で正常
両親が同じ遺伝子変異を持っている場合

この検査でリスクが高いとわかった場合は、確定検査として羊水検査が推奨されることがあります。

②遺伝子の“変異”が病気を引き起こすことがある

私たちの体は、「遺伝子」という設計図のような情報にしたがって作られています。遺伝子はおよそ2万個あり、親から子へと受け継がれます。髪の色や背の高さ、体質など、さまざまな特徴を決める大切な情報です。
ところが、まれにこの設計図に変異が生じることがあります。この変異が原因で、特定の病気になることがあるのです。
たとえば「劣性遺伝」という仕組みで起きる病気は、父親と母親の両方から同じタイプの遺伝子の変異をもらったときにだけ発症します。片方の親だけが変異を持っていても、本人は劣性遺伝疾患の病気にはなりません。
劣性遺伝の病気の一例として、15番染色体にある「OCA2」という遺伝子の変異があります。この変異を父親と母親の両方から1個ずつ、合わせて2個受け継ぐと、「Pタンパク質」という、肌や髪、目の色を決める「メラニン」という色素を作るのに必要なタンパク質が作られなくなります。その結果、メラニンが作られず、肌や髪の色が白くなる「眼皮膚白皮症(Oculocutaneous Albinism)」という病気になります。

また、「X染色体」という性別に関係する遺伝子の異常による病気(X連鎖劣性疾患)は、男の子に発症しやすいのが特徴です。男性はX染色体を1本しか持っていないため、そこに変異があると代わりがなく、病気が出やすくなります。一方、女性はX染色体を2本持っており、どちらか一方に異常があっても、もう一方が正常であればその働きを補うことができるため、発症しにくい傾向があります。

③誰にでも起こりうる遺伝性疾患

劣性遺伝の病気は珍しいと思われがちですが、実は3000種類以上もあります。すべての病気をあわせると、100組の夫婦のうち1〜2組に、遺伝性疾患を持つ子どもが生まれる可能性があるとされています。つまり、誰にでも関係のある話なのです。
そのため、妊娠前に検査を受けておくことで、万が一リスクが見つかった場合にも冷静に対策を講じることができます。たとえば、体外受精で健康な胚を選ぶ、妊娠後に羊水検査をして赤ちゃんの状態を確認する、などの選択肢があります。

④母親と子どもの健康管理にも役立つ

228種類の劣性遺伝子検査は子どもの病気のリスクを知るだけでなく、母親の健康管理にも役立ちます。たとえば、妊娠中に注意が必要な出血のしやすさや、心臓の病気のリスクなどを前もって知ることができれば、医師も事前に準備ができます。

このように228種類の劣性遺伝子検査は、安心して妊娠・出産するためのサポートにもなります。ヒロクリニックでは、NIPT(非侵襲的出生前診断)との併用も可能で、NIPTを受検された方には、228種類の劣性遺伝子検査をオプション価格で提供しています。もちろん、NIPTを受けていない方も単独で受検できます。

⑤日本人に特有なリスクもある

日本では、いとこ同士の結婚が多かった時代があったため、それによって特定の遺伝子の変異が集団の中に残りやすくなっています。そのため、日本人に多い病気もあります。
たとえば、「網膜色素変性症」や「白点眼底症」など、目に関わる遺伝病の中には、日本人に特に多いものがあることがわかってきました。特に、網膜色素変性症の原因遺伝子としては「EYS」が日本人において最も高頻度で関与していることが明らかになっています。これらの病気は特定の遺伝子変異によって起こることが多く、意外と身近な疾患です。

このような日本人に特有の遺伝子の変異は、海外のデータには載っていないこともあります。そのため、日本人向けに作られた228種類の劣性遺伝子検査が非常に重要です。

⑥未来の医療へ──公平に、誰もが選べる社会に

これからの医療は、「病気になってから治す」のではなく、「病気を防ぐ」ことが大切になっていきます。228種類の劣性遺伝子検査はそのための第一歩です。
オーストラリアやオランダでは、劣性遺伝子検査を国の医療制度に取り入れる取り組みが進んでいます。日本でも、すべてのカップルが公平に検査を受けられるよう、保険適用が可能な制度づくりが求められています。
ヒロクリニックでは、妊娠前のブライダルチェックとしても、カップルでの228種類の劣性遺伝子検査を推奨しています。これにより、これからの暮らしの選択において重要な判断材料を早めに得ることができ、安心して出産に臨む準備ができます。
さらに、出生後の赤ちゃんにも228種類の劣性遺伝子検査を行うことで、将来の健康リスクを早期に発見し、個別に対応した健康管理が可能になります。頬の内側をこすって検体を採取するだけの、痛みのない方法で実施できます。
この検査は将来生まれてくる命を守るための「知る」という選択肢です。米国の主要な学会でも推奨されているこの検査を、日本でも多くの人に正しく伝え、選べる社会を目指していくことが、これからの医療に求められています。

参考・引用文献

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検査の流れ

ステップ1

クリニックで検査の申し込み

申込の際に妊婦さまとパートナーさまの同意書を記載します
検査キットは、来院時にお渡しします
※妊婦さまとパートナーさまは必ずご一緒に来院ください
ステップ2
検査キットのシャフト部分を頬粘膜(口腔内の頬)にこすり、細胞を採取してください
※採取前30分以内の喫煙、飲食、歯磨き、ガムを噛むことを控えてください
採取した検体はクリニックに提出して帰宅してください
ステップ3

検査のご報告

約3週間後、メールでご報告いたします
※妊婦さんの採血により行った検査とは別のご報告になります
※検査のご報告は、返送された検査キットが検査所に到着してから約3週間後になります

228種類の劣性遺伝子検査の
オプション料金

228種類の劣性遺伝子検査 PC表示
228種類の劣性遺伝子検査 SP表示

劣性遺伝疾患を発症する仕組みについて

ヒトには、母親から受け継ぐ染色体と父親から受け継ぐ染色体の2本があります。

劣性遺伝疾患とは、これら2本の染色体の同じ位置にある遺伝子に異常がある場合に発症する疾患のことを言います。母親または父親由来の染色体の一方が異常の場合でも、もう片方の染色体に異常がない場合には発症しません。もう一方が正常であれば病気にはならず、その人は「キャリア」と呼ばれます。

親戚同士で子どもを作るとリスクが高まるのは、このキャリアの可能性が血縁間では高くなるためです。たとえば、4万人に1人の割合で発症する稀な疾患がある場合、キャリアは約100人に1人と推定されます。これは「100分の1 × 100分の1 × 4分の1 = 40,000分の1」の計算によるものです。したがって、100の異なる疾患を調べれば、ほとんどの人が何らかの疾患のキャリアである可能性があります。

では、もしも当院の検査で両親の遺伝子の同じ場所に異常が見つかった場合にはどうなるのでしょうか?

両親が偶然にも同じ場所の遺伝子に異常を持っていた場合、その子どもは劣性遺伝疾患を発症するリスクがあります。なぜなら、その遺伝子の位置に正常なコピーがないため、病気を発症する可能性があるからです。

  • 4人に1人の胎児が発症します。
  • 2人に1人がキャリアになります。
  • 4人に1人が正常個体となります。

それを調べるにはどうしたらいいのでしょうか?

遺伝子の異常を調べる最も正確な方法の一つが羊水検査です。この検査では、羊水から得られた胎児の細胞を用いて遺伝子解析が行われます。東京衛生検査所では、キプロスにあるMedicover社と共同でこの遺伝子解析を行っています。

羊水検査サポートに加入している場合、検査費用は通常20万円以下となり、費用の負担がありません。
検査を希望される場合は、ヒロクリニックにお問い合わせください。

228種類の劣性遺伝疾患は下記の疾患となります。

ヒロクリニックNIPTでわかる
劣性遺伝疾患

疾患名 疾患名 EN 当院で調べられる遺伝子 発生する染色体 詳細情報
3-ヒドロキシ-3-メチルグルタル酸血症 3-Hydroxy-3-Methylglutaryl-Coenzyme A Lyase Deficiency HMGCL 1p36.1 この疾患の詳細はこちら
ライディッヒ細胞形成不全(黄体形成ホルモン抵抗性) Leydig Cell Hypoplasia [Luteinizing Hormone Resistance] LHCGR 2p16.3 この疾患の詳細はこちら
3-メチルクロトニルCoAカルボキシラーゼ欠損症 3-Methylcrotonyl-CoA Carboxylase Deficiency 1 MCCC1 3q27.1 この疾患の詳細はこちら
肢帯型筋ジストロフィーⅡE型 Limb Girdle Muscular Dystrophy, Type 2E SGCB 4q12 この疾患の詳細はこちら
複合カルボキシラーゼ欠損症 3-Methylcrotonyl-CoA Carboxylase Deficiency 2 MCCC2 5q13.2 この疾患の詳細はこちら
ジヒドロリポアミドデヒドロゲナーゼ欠損症(メープルシロップ尿症III型) Lipoamide Dehydrogenase Deficiency [Maple Syrup Urine Disease, Type 3] DLD 7q31.1 この疾患の詳細はこちら
無βリポ蛋白血症 Abetalipoproteinemia MTTP 4q23 この疾患の詳細はこちら
リポタンパク質リパーゼ欠損症 Lipoprotein Lipase Deficiency LPL 8p21.3 この疾患の詳細はこちら
アシルCoAオキシダーゼI欠損症 Acyl-CoA Oxidase I Deficiency ACOX1 17q25.1 この疾患の詳細はこちら
オーメン症候群(RAG2関連) Omenn Syndrome (RAG2-related) RAG2 11p12 この疾患の詳細はこちら
神経有棘赤血球症 Chorea-acanthocytosis VPS13A 9q21.2 この疾患の詳細はこちら
オルニチンアミノトランスフェラーゼ欠損症 Ornithine Aminotransferase Deficiency OAT 10q26.13 この疾患の詳細はこちら
X連鎖性脈絡膜血症 Choroideremia, X-Linked CHM Xq21.2 この疾患の詳細はこちら
高オルニチン血症-高アンモニア血症-ホモシトルリン血症(HHH)症候群 Ornithine Translocase Deficiency Hyperornithinemia-Hyperammonemia -Homocitrullinuria (HHH) Syndrome] SLC25A15 13q14.11 この疾患の詳細はこちら
シトリン欠損症 Citrin Deficiency SLC25A13 7q21.3 この疾患の詳細はこちら
ペンドレッド症候群 Pendred Syndrome SLC26A4 7q22.3 この疾患の詳細はこちら
複合酸化的リン酸化欠損症3 Combined Oxidative Phosphorylation Deficiency 3 TSFM 12q14.1 この疾患の詳細はこちら
ゼルウェーガースペクトル症候群(PEX1) Peroxisome Biogenesis Disorders Zellweger Syndrome Spectrum (PEX1-related) PEX1 この疾患の詳細はこちら
先天性グリコシル化異常症Ⅰ型(PMM2関連) Congenital Disorder of Glycosylation, Type 1A (PMM2-related) PMM2 16p13.2 この疾患の詳細はこちら
ゼルウェーガースペクトル症候群(PEX2) Peroxisome Biogenesis Disorders Zellweger Syndrome Spectrum (PEX2-related) PEX2 この疾患の詳細はこちら
遺伝性フルクトース不耐症 Hereditary Fructose Intolerance ALDOB 9q31.1 この疾患の詳細はこちら
ツェルウェガー症候群 Peroxisome Biogenesis Disorders Zellweger Syndrome Spectrum (PEX1-related) PEX1 7q21.2 この疾患の詳細はこちら
ホモシスチン尿症cblE型 Homocystinuria, Type cblE MTRR 5p15.31 この疾患の詳細はこちら
X連鎖重症複合免疫不全症 Severe Combined Immunodeficiency, X-Linked IL2RG Xq13.1 この疾患の詳細はこちら
ハイドロレタラス症候群 Hydrolethalus Syndrome HYLS1 11q24.2 この疾患の詳細はこちら
鎌状赤血球症 Sickle-Cell Disease HBB 11p15.4 この疾患の詳細はこちら
封入体ミオパチーⅡ型(GNEミオパチー) Inclusion Body Myopathy, Type 2 GNE 9p13.3 この疾患の詳細はこちら
シェーグレン・ラルソン症候群 Sjögren-Larsson Syndrome ALDH3A2 17p11.2 この疾患の詳細はこちら
イソ吉草酸血症 Isovaleric Acidemia IVD 15q15.1 この疾患の詳細はこちら
一次性ネフローゼ症候群 Steroid-Resistant Nephrotic Syndrome NPHS2 1q25.2 この疾患の詳細はこちら
メチルマロン酸血症MUT0型 Methylmalonic Aciduria, Type Mut(0) MMACHC 1p34.1 この疾患の詳細はこちら
ストゥーブ・ウィードメン症候群 Stuve-Wiedemann Syndrome LIFR 5p13.1 この疾患の詳細はこちら
ホモシスチン尿症を伴うメチルマロン酸血症cblD型 Methylmalonic Aciduria and Homocystinuria, Type cblD MMADHC 2q23.2 この疾患の詳細はこちら
バルデー・ビードル症候群(BBS12関連) Bardet Biedl Syndrome (BBS12-related) BBS12 4q27 この疾患の詳細はこちら
ムコ多糖症Ⅱ型(ハンター症候群、X連鎖性) Mucopolysaccharidosis, Type II [Hunter Syndrome], X-Linked IDS Xq28 この疾患の詳細はこちら
ベータサラセミア Beta Thalassemia HBB 11p15.4 この疾患の詳細はこちら
ムコ多糖症III型(サンフィリッポ症候群) Mucopolysaccharidosis, Type IIIC [Sanfilippo C] HGSNAT 8p11.21-p11.1 この疾患の詳細はこちら
ビオチニダーゼ欠損症 Biotinidase Deficiency BTD 3p25.1 この疾患の詳細はこちら
マルチプルスルファターゼ欠損症 Multiple Sulfatase Deficiency SUMF1 3p26 この疾患の詳細はこちら
カナバン病 Canavan Disease ASPA 17p13.2 この疾患の詳細はこちら
原発性線毛機能不全(DNAH5関連) Primary Ciliary Dyskinesia (DNAH5-related) DNAH5 5p15.2 この疾患の詳細はこちら
カーペンター症候群 Carpenter Syndrome RAB23 6p12.1-p11.2 この疾患の詳細はこちら
原発性線毛機能不全(DNAI1関連) Primary Ciliary Dyskinesia (DNAI1-related) DNAI1 14q24.3 この疾患の詳細はこちら
糖原病Ⅰ型(Ia) Glycogen Storage Disease, Type 1A(BBS12-related) G6PC 17q21 この疾患の詳細はこちら
原発性高シュウ酸尿症3型 Primary Hyperoxaluria, Type 3 HOGA1 10q24.2 この疾患の詳細はこちら
糖原病Ⅰ型(Ib) Glycogen Storage Disease, Type 1B SLC37A4 11q23.3 この疾患の詳細はこちら
濃化異骨症 Pycnody sostosis CTSK 1q21.3 この疾患の詳細はこちら
糖原病Ⅲ型 Glycogen Storage Disease, Type 3 AGL 1p21.2 この疾患の詳細はこちら
ピルビン酸デヒドロゲナーゼ欠損症 Pyruvate Dehydrogenase Deficiency (PDHB-Related) PDHB 3p14.3 この疾患の詳細はこちら
糖原病VII型 Glycogen Storage Disease, Type 7 BCS1L 2q35 この疾患の詳細はこちら
エカルディ・グティエール症候群 Aicardi-Goutières Syndrome SAMHD1 20q11.23 この疾患の詳細はこちら
グレイシル症候群 GRACILE Syndrome BCS1L 2q35 この疾患の詳細はこちら
アルポート症候群 Alport Syndrome, X-Linked COL4A5 Xq22.3 この疾患の詳細はこちら
長鎖3-ヒドロキシアシルCoAデヒドロゲナーゼ欠損症 Long Chain 3-Hydroxyacyl-CoA Dehydrogenase Deficiency HADHA 2p23 この疾患の詳細はこちら
アルストレーム症候群 Alstrom Syndrome ALMS1 2p13.1 この疾患の詳細はこちら
リジン尿性蛋白不耐症 Lysinuric Protein Intolerance SLC7A7 14q11.2 この疾患の詳細はこちら
アンダーマン症候群 Andermann Syndrome SLC12A6 15q14 この疾患の詳細はこちら
メープルシロップ尿症ⅠB型 Maple Syrup Urine Disease, Type 1B BCKDHB 6q14.1 この疾患の詳細はこちら
アロマターゼ欠損症 Aromatase Deficiency CYP19A1 15q21.2 この疾患の詳細はこちら
メチルマロン酸血症(MMAA関連) Methylmalonic Acidemia (MMAA-related) MMAA 4q31.21 この疾患の詳細はこちら
重症先天性好中球減少症 (HAX1関連) Congenital Neutropenia (HAX1-related) HAX1 1q21.3 この疾患の詳細はこちら
クリグラー・ナジャー症候群Ⅰ型 Crigler Najjar Syndrome, Type I UGT1A1 2q37.1 この疾患の詳細はこちら
ツェルウェガー症候群(PEX2) Peroxisome Biogenesis Disorders Zellweger Syndrome Spectrum (PEX2-related) PEX2 8q21.13 この疾患の詳細はこちら
嚢胞性線維症 Cystic Fibrosis CFTR 7q31.2 この疾患の詳細はこちら
フェニルケトン尿症 Phenylketonurea PAH 12q23.2 この疾患の詳細はこちら
第XI因子欠乏症 Factor XI Deficiency F11 4q35.2 この疾患の詳細はこちら
橋小脳形成不全1A型 Pontocerebellar Hypoplasia, Type 1A VRK1 14q32.2 この疾患の詳細はこちら
家族性自律神経失調症 Familial Dysautonomia IKBKAP 9q31.3 この疾患の詳細はこちら
橋小脳形成不全2D型 Pontocerebellar Hypoplasia, Type 2D SEPSECS 4p15.2 この疾患の詳細はこちら
ジュベール症候群関連疾患 Joubert Syndrome, Type 2 LAMC2 1q25.3 この疾患の詳細はこちら
橋小脳形成不全2E型 Pontocerebellar Hypoplasia, Type 2E VPS53 17p13.3 この疾患の詳細はこちら
接合部型表皮水疱症(ヘルリッツ型) Junctional Epidermolysis Bullosa, Herlitz Type LAMC2 1q25.3 この疾患の詳細はこちら
テイサックス病 Tay-Sachs Disease HEXA 15q23 この疾患の詳細はこちら
葉状魚鱗癬Ⅰ型 Lamellar Ichthyosis, Type 1 TGM1 14q12 この疾患の詳細はこちら
アッシャー症候群タイプ1F Usher Syndrome, Type 1F PCDH15 10q21.1 この疾患の詳細はこちら
レーベル先天性黒内障(LCA5関連) Leber Congenital Amaurosis (LCA5-related) LCA5 6q14.1 この疾患の詳細はこちら
アッシャー症候群タイプ3 Usher Syndrome, Type 3 CLRN1 3q25.1 この疾患の詳細はこちら
リー脳症(フランス-カナダ型) Leigh Syndrome, French-Canadian Type LRPPRC 2p21 この疾患の詳細はこちら
ウォルマン病 Wolman Disease LIPA 10q23.31 この疾患の詳細はこちら
X連鎖性ミオチュブラーミオパチー Myotubular Myopathy, X-Linked MTM1 Xq28 この疾患の詳細はこちら
メチルグルタコン酸尿症 3-Methylglutaconic Aciduria, Type 3 [Costeff Syndrome], OPA3 この疾患の詳細はこちら
ナバホ神経肝障害(MPV17関連の肝脳ミトコンドリアDNA枯渇症候群) Navajo Neurohepatopathy [MPV17-related Hepatocerebral Mitochondrial DNA Depletion Syndrome] MPV17 2p23.3 この疾患の詳細はこちら
無βリポタンパク血症 Abetalipoproteinemia MTTP この疾患の詳細はこちら
急性乳幼児肝不全(TRMU関連) Acute Infantile Liver Failure (TRMU-related) TEMU この疾患の詳細はこちら
神経セロイドリポフスチン症(CLN8関連) Neuronal Ceroid Lipofuscinosis (CLN8-related) CLN8 8p23 この疾患の詳細はこちら
アルギニノコハク酸リアーゼ欠乏症 Argininosuccinate Lyase Deficiency, ASL ASL この疾患の詳細はこちら
神経セロイドリポフスチン症(MFSD8関連) Neuronal Ceroid Lipofuscinosis (MFSD8-related) MFSD8 4q28.2 この疾患の詳細はこちら
毛細血管拡張性運動失調症 Ataxia-Telangiectasia, ATM ATM この疾患の詳細はこちら
神経セロイドリポフスチン症(TPP1関連) Neuronal Ceroid Lipofuscinosis (TPP1-related) TPP1 11p15.4 この疾患の詳細はこちら
シャルルボワ・サグネの常染色体劣性痙性運動失調症 Autosomal Recessive Spastic Ataxia of Charlevoix- Saguenay, SACS SACS
ナイミーヘン染色体不安定症候群 Nijmegen Breakage Syndrome NBN 8q21.3 この疾患の詳細はこちら
原発性免疫不全症候群 Bare Lymphocyte Syndrome (CIITA-related), CIITA CIITA この疾患の詳細はこちら
網膜ジストロフィー Retinal Dystrophy (RLBP1-related) [Bothnia Retinal Dystrophy] RLBP1 15q26.1 この疾患の詳細はこちら
ミトコンドリア “Combined Oxidative Phosphorylation Deficiency 1, GFM1” GFM1 この疾患の詳細はこちら
フィンランド型先天性ネフローゼ症候群 Congenital Finnish Nephrosis, NPHS1 NPHS1 この疾患の詳細はこちら
網膜色素変性症-25 Retinitis Pigmentosa 25 (EYS-related) EYS 6q12 この疾患の詳細はこちら
先天性筋無力症候群 “Congenital Myasthenic Syndrome (RAPSN-related), RAPSN” RAPSN この疾患の詳細はこちら
網膜色素変性症-59 Retinitis Pigmentosa 59 (DHDDS-related) DHDDS 1p36.11 この疾患の詳細はこちら
角膜内皮性異栄養症 Corneal Dystrophy and Perceptive Deafness, SLC4A11 SLC4A11 この疾患の詳細はこちら
サンフィリポ症候群 Sanfilippo Syndrome, Type D [Mucopolysaccharidosis IIID] GNS 12q14.3 この疾患の詳細はこちら
脳クレアチン欠乏症候群 Creatine Transporter Defect [Cerebral Creatine Deficiency Syndrome 1] X-Linked, SLC6A8 SLC6A8 この疾患の詳細はこちら
重症複合免疫不全症(アサバスカ型) Severe Combined Immunodeficiency, Type Athabaskan DCLRE1C 10p13 この疾患の詳細はこちら
シスチノーシス(シスチン症) Cystinosis, CTNS CTNS この疾患の詳細はこちら
SLC35A3変異による関節拘縮、精神遅滞、および発作 Arthrogryposis Mental Retardation Seizures SLC35A3 1p21.2 この疾患の詳細はこちら
デュシェンヌ型筋ジストロフィー Duchenne Muscular Dystrophy, X-linked, DMD l DMD この疾患の詳細はこちら
SLC35A3変異による関節拘縮、精神遅滞、および発作 Arthrogryposis Mental Retardation Seizures SLC35A3 1p21.2 この疾患の詳細はこちら
Emery-Dreifuss 型筋ジストロフィー Emery-Dreifuss Muscular Dystrophy 1, X-Linked, EMD EMD この疾患の詳細はこちら
アスパラギン合成酵素欠損症 Asparagine Synthetase Deficiency ASNS 7q21.3 この疾患の詳細はこちら
ファブリー病、X連鎖性 Fabry Disease, X-Linked, GLA GLA この疾患の詳細はこちら
アスパルチルグルコサミン尿症 Aspartylglycosaminuria AGA 4q34.3 この疾患の詳細はこちら
家族性地中海熱 Familial Mediterranean Fever, MEFV MEFV この疾患の詳細はこちら
常染色体劣性多発性嚢胞腎 Autosomal Recessive Polycystic Kidney Disease PKHD1 6p12.3-p12.2 この疾患の詳細はこちら
ガラクトース-1-リン酸ウリジルトランスフェラーゼ欠損症 Galactosemia, GALT u GALT この疾患の詳細はこちら
バルデー・ビードル症候群(BBS1関連) Bardet-Biedl Syndrome (BBS1-related) BBS1 11q13.2 この疾患の詳細はこちら
遺伝性ヘモクロマトーシス Hemochromatosis, Type 3 (TFR2-related), TFR2 TFR2 この疾患の詳細はこちら
ファンコニ貧血C型 Fanconi Anemia, Type C FANCC 9q22.32 この疾患の詳細はこちら
眼皮膚白皮症 Hermansky-Pudlak Syndrome (HPS3-related), HPS3 HPS3 この疾患の詳細はこちら
ファンコニ貧血G型 Fanconi Anemia, Type G FANCG 9p13.3 この疾患の詳細はこちら
低ホスファターゼ症 Hypophosphatasia (ALPL-related), ALPL ALPL この疾患の詳細はこちら
ホスホグリセリン酸脱水素酵素欠損症 “3-Phosphoglycerate Dehydrogenase Deficiency, PHGDH” PHGDH
ゴーシェ病 Gaucher Disease GBA 1q21 この疾患の詳細はこちら
グルタル酸血症ⅡA型 Glutaric Acidemia, Type 2A ETFA 15q24.2-q24.3 この疾患の詳細はこちら
非ケトーシス型高グリシン血症(グリシン脳症) Glycine Encephalopathy (GLDC-related) GLDC 9p24.1 この疾患の詳細はこちら
白質消失病 Leukoencephalopathy with Vanishing White Matter EIF2B5 3q27.1 この疾患の詳細はこちら
疾患名 疾患名 EN 当院で調べられる遺伝子 詳細情報
自己免疫性多内分泌腺症候群 1型 Autoimmune Polyglandular Syndrome, Type 1, AIRE AIRE この疾患の詳細はこちら
ツェルウェガー症候群(PEX1) Peroxisome Biogenesis Disorders Zellweger Syndrome Spectrum (PEX1-related), PEX1 PEX1
膠様滴状角膜ジストロフィー Bartter Syndrome (BSND-related), BSND BSND
関連複合下垂体ホルモン欠損症 Pituitary Hormone Deficiency, Combined 3, LHX3 LHX3
ヒルシュスプルング病 Cartilage-Hair Hypoplasia, RMRP RMRP この疾患の詳細はこちら
原発性毛様体ジスキネジア、DNAI1関連、DNAI1 Primary Ciliary Dyskinesia, DNAI1-related, DNAI1 DNAI1 この疾患の詳細はこちら
ヒトアルギニノスクシネートシンテターゼ Citrullinemia, Type 1, ASS1 ASS1
原発性高シュウ酸尿症 Primary Hyperoxaluria, Type 2, GRHPR GRHPR
先天性グリコシル化異常症 Congenital Disorder of Glycosylation, Type 1B, MPI MPI この疾患の詳細はこちら
ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体欠損症 “Pyruvate Dehydrogenase Deficiency (PDHB-related), PDHB” PDHB
先天性無痛症 “Congenital Insensitivity to Pain with Anhidrosis, NTRK1” NTRK1 この疾患の詳細はこちら
RLBP1関連網膜ジストロフィー (ボスニア網膜ジストロフィー) Retinal Dystrophy (RLBP1-related) [Bothnia Retinal Dystrophy], RLBP RLBP
アルドステロン合成酵素欠損症 Corticosterone Methyloxidase Deficiency, CYP11B2 CYP11B2 この疾患の詳細はこちら
網膜色素変性症 26 Retinitis Pigmentosa 26, CERKL CERKL この疾患の詳細はこちら
D-二頭酵素(DBP)欠損症 D-Bifunctional Protein Deficiency, HSD17B4 HSD17B4 この疾患の詳細はこちら
1型穿孔性軟骨異形成症(Rhizomelic Chondrodysplasia Punctata) Rhizomelic Chondrodysplasia Punctata, Type 1, PEX7 PEX7
表皮水疱症 “Dystrophic Epidermolysis Bullosa (COL7A1-related), COL7A1” COL7A1 この疾患の詳細はこちら
サラー病 Salla Disease, SLC17A5 SLC17A5
瀬川症候群、(TH関連) Segawa Syndrome, (TH-related), TH TH
変異関連網膜変性症 Enhanced S-Cone Syndrome, NR2E3 NR2E3 この疾患の詳細はこちら
鎌状赤血球症 Sickle-Cell Disease, HBB l HBB l
第IX因子欠乏症、X連鎖性 Factor IX Deficiency, X-Linked, F9 F9
テイサックス病、HEXA u Tay-Sachs Disease, HEXA u HEXA遺伝子
先天性腎性尿崩症 Familial Nephrogenic Diabetes Insipidus (AQP2- related), AQP2 AQP2 この疾患の詳細はこちら
ウィルソン病 Wilson Disease, ATP7B ATP7B
筋型糖原病 Glycogen Storage Disease, Type 4, GBE1 GBE1 この疾患の詳細はこちら
ヘルリッツ型接合型表皮水疱症 Junctional Epidermolysis Bullosa, Herlitz type, LAMC2 LAMC2
PTPS欠損症 6-Pyruvoyl-Tetrahydropterin Synthase (PTPS) Deficiency, PTS PTS この疾患の詳細はこちら
1型ラメラ魚鱗癬 Lamellar Ichthyosis, Type 1, TGM1 TGM1
アクロマトプシア(CNGB3関連) Achromatopsia (CNGB3-related), CNGB3 CNGB3
リー症候群、フランス系カナダ人型 Leigh Syndrome, French-Canadian Type, LRPPRC LRPPRC
副腎白質ジストロフィー Adrenoleukodystrophy, X-Linked, ABCD1 ABCD1 この疾患の詳細はこちら
2A型 四肢帯状筋ジストロフィー Limb-Girdle Muscular Dystrophy, Type 2A, CAPN3 CAPN3
アルポート症候群 Alport Syndrome (COL4A3-related), COL4A3 COL4A3 この疾患の詳細はこちら
肢帯型筋ジストロフィー、2型 Limb-Girdle Muscular Dystrophy, Type 2D, SGCA SGCA
ビタミンE欠乏症に伴う運動失調症 Ataxia with Vitamin E Deficiency, TTPA TTPA この疾患の詳細はこちら
リポイド副腎過形成症 Lipoid Adrenal Hyperplasia, STAR STAR
バッテン病(CLN3関連) Batten Disease (CLN3-related), CLN3 CLN3
中鎖アシル-CoAデヒドロゲナーゼ欠乏症 “Medium Chain Acyl-CoA Dehydrogenase Deficiency, ACADM u” ACADM u
ブルーム(Bloom)症候群 Bloom Syndrome, BLM u BLM この疾患の詳細はこちら
メタクロマチック・ロイコジストロフィー(PSAP関連) Metachromatic Leukodystrophy (PSAP-related) PSAP PSAP
カルニチンパルミトイル基転移酵II欠損症 Carnitine Palmitoyltransferase II Deficiency, CPT2 CPT2 この疾患の詳細はこちら
メチルマロン酸尿症・ホモシスチン尿症 cblC型 Methylmalonic Aciduria and Homocystinuria, Type cblC, MMACHC MMACHC
脳腱黄色腫症 Cerebrotendinous Xanthomatosis, CYP27A1 CYP27A1 この疾患の詳細はこちら
小眼球症/無眼球症(VSX2関連) Microphthalmia/Anophthalmia (VSX2-related), VSX2 VSX2 この疾患の詳細はこちら
慢性肉芽腫症 Chronic Granulomatous Disease, X-Linked, CYBB CYBB この疾患の詳細はこちら
ミトコンドリア複合体1欠損症(NDUFS6関連), Mitochondrial Complex 1 Deficiency (NDUFS6-related), NDUFS6 NDUFS6
マロン酸尿症とメチルマロン酸尿症 Combined Malonic and Methylmalonic Aciduria, ACSF3 この疾患の詳細はこちら
ライソゾーム病(ムコリピドーシス III型) Mucolipidosis III Gamma, GNPTG GNPTG
ムコ多糖症IIIB型[Sanfilippo B]、 “Mucopolysaccharidosis, Type IIIB [Sanfilippo B], NAGLU” NAGLU
PROP1関連複合下垂体ホルモン欠損症 Combined Pituitary Hormone Deficiency 2, PROP1 PROP1 この疾患の詳細はこちら
ライソゾーム病(ムコ多糖症IX型、ヒアルロニダーゼ欠損症) Mucopolysaccharidosis, Type IX, HYAL1 HYAL1
先天性N-結合グリコシル化経路異常症 Congenital Disorder of Glycosylation Type 1C, ALG6 ALG6 この疾患の詳細はこちら
先天性筋無力症候群 “Congenital Myasthenic Syndrome (CHRNE-related), CHRNE” CHRNE この疾患の詳細はこちら
神経セロイドリポフスチン症 Neuronal Ceroid Lipofuscinosis (CLN6-related), CLN6 CLN6
先天性筋無力症候群 “Congenital Myasthenic Syndrome (CHRNE-related), CHRNE” CHRNE この疾患の詳細はこちら
酸性スフィンゴミエリナーゼ欠損症 Niemann-Pick Disease, Types A/B, SMPD1 u SMPD1
先天性好中球減少症 Congenital Neutropenia (VPS45-related), VPS45 VPS45 この疾患の詳細はこちら
ミトコンドリア病 Pontocerebellar Hypoplasia, RARS2-related, RARS2 RARS2
CRB1関連の網膜ジストロフィー CRB1-related Retinal Dystrophies, CRB1 CRB1 この疾患の詳細はこちら
線毛機能不全症候群 Primary Ciliary Dyskinesia, DNAI2-related, DNAI2 DNAI2
難聴、常染色体劣性77 Deafness, Autosomal Recessive 77, LOXHD1 LOXHD1 この疾患の詳細はこちら
ピルビン酸脱水素酵素複合体欠損症 Pyruvate Dehydrogenase Deficiency, X-Linked, PDHA1 PDHA1
エーラス・ダンロス症候群 Ehlers-Danlos Syndrome, Type VIIC, ADAMTS ADAMTS この疾患の詳細はこちら
網膜色素変性症 Retinitis Pigmentosa 28, FAM161A FAM161A
エチルマロン酸脳症 Ethylmalonic Encephalopathy, ETHE1 ETHE1 この疾患の詳細はこちら
肢根型点状軟骨異形成症III型 (RCDP3) Rhizomelic Chondrodysplasia Punctata, Type 3, AGPS AGPS
第V因子欠乏症 Factor V Leiden Thrombophilia, F5 F5
サンドホフ病 Sandhoff Disease, HEXB HEXB
家族性高コレステロール血症 Familial Hypercholesterolemia (LDLR-related), LDLR LDLR
高チロシン血症1型 Tyrosinemia, Type 1, FAH FAH
ガラクトキナーゼ欠損症 “Galactokinase Deficiency [Galactosemia, Type II], GALK1” GALK1
アッシャー症候群 Usher Syndrome, Type 2A, USH2A USH2A
グルタル酸血症1型 Glutaric Acidemia, Type 1, GCDH GCDH
網膜分離症 Juvenile Retinoschisis, X-Linked, RS1 RS1
非ケトーシス型高グリシン血症 Glycine Encephalopathy (AMT-related), AMT AMT
筋ジストロフィー Limb-Girdle Muscular Dystrophy, Type 2B, DYSF DYSF
糖原病II型 (ポンぺ病) “Glycogen Storage Disease, Type 2 [Pompe Disease], GAA” GAA
皮質下嚢胞を伴う巨頭性白質脳症 Megalencephalic Leukoencephalopathy with Subcortical Cysts, MLC1 MLC1
糖原病V型 “Glycogen Storage Disease, Type 5 [McArdle Disease], PYGM” PYGM
ミトコンドリア複合体1欠損症(ACAD9関連) Mitochondrial Complex 1 Deficiency (ACAD9-related), ACAD9 ACAD9
若年性ヘモクロマトーシス Hemochromatosis, Type 2A, HFE2 HFE2
ミトコンドリア性ミオパチーと鉄芽球性貧血(MLASA1)、PUS1 Mitochondrial Myopathy and Sideroblastic Anemia (MLASA1), PUS1 PUS1
ヘルマンスキー・パドラック症候群1 Hermansky-Pudlak Syndrome (HPS1-related), HPS1 HPS1
ムコリピドーシス(IV型) Mucolipidosis, Type IV, MCOLN1 u MCOLN1 u
ホモシスチン尿症 Homocystinuria (CBS-related), CBS CBS
N-アセチルグルタミン酸シンターゼ欠乏症 N-acetylglutamate Synthase Deficiency, NAGS NAGS
無汗性外胚葉形成不全症 Hypohidrotic Ectodermal Dysplasia, X-Linked, EDA EDA
ニーマン・ピック病 C1/D型 Niemann-Pick Disease, Type C1/D, NPC1 NPC1
クラッベ病 Krabbe Disease, GALC GALC
非シンドローム性難聴(GJB2関連、GJB6関連) Non-Syndromic Hearing Loss (GJB2-related, GJB6-related), GJB2, GJB6 GJB2、GJB6 この疾患の詳細はこちら
レーベル遺伝性視神経症 Leber Congenital Amaurosis, Type CEP290, CEP290 CEP290
オルニチンアミノトランスフェラーゼ欠乏症 Ornithine Aminotransferase Deficiency, OAT OAT
肢帯型筋ジストロフィー Limb-Girdle Muscular Dystrophy, Type 2C, SGCG SGCG
フェニルケトン尿症 Phenylketonurea, PAH u PAH u
ジヒドロリポアミドデヒドロゲナーゼ欠損症 Lipoamide Dehydrogenase Deficiency [Maple Syrup Urine Disease, Type 3], DLD DLD
原発性高シュウ酸尿症Ⅰ型 Primary Hyperoxaluria, Type 1, AGXT AGXT
長鎖3-ヒドロキシアシルCoA脱水素酵素欠損症 Long Chain 3-Hydroxyacyl-CoA Dehydrogenase Deficiency, HADHA HADHA
腎尿細管性アシドーシスと難聴(ATP6V1B1-関連)、ATP6V1B Renal Tubular Acidosis and Deafness (ATP6V1B1- related), ATP6V1B ATP6V1B
ジュベール症候群関連疾患 Meckel-Gruber Syndrome, Type 1, MKS1 MKS1
X連鎖性網膜色素変性症 Retinitis Pigmentosa, X-linked, RPGR RPGR
異染性白質ジストロフィー Metachromatic Leukodystrophy (ARSA-related), ARSA ARSA
ロバーツ症候群 Roberts Syndrome, ESCO2 ESCO2
メチルマロン酸血症 Methylmalonic Aciduria (MMAB-related), MMAB MMAB
シムケ免疫性骨形成不全 Schimke Immunoosseous Dysplasia, SMARCAL1 SMARCAL1
メチルマロン酸血症MUT0型 Methylmalonic Aciduria, Type mut(0), MMUT MMUT
スミス・レムリ・オピッツ症候群、DHCR7 u Smith-Lemli-Opitz Syndrome, DHCR7 u DHCR7 u
ミトコンドリア複合体 I 欠損症 Mitochondrial Complex 1 Deficiency (NDUFAF5- related), NDUFAF5 NDUFAF5
Stuve-Wiedemann症候群 Stuve-Wiedemann Syndrome, LIFR HSPG2
ムコリピドーシスⅢ型 Mucolipidosis II/III, GNPTAB GNPTAB
アッシャー症候群(1C型)USH1C Usher Syndrome, Type 1C, USH1C USH1C
ミトコンドリア神経胃腸脳症疾患 “Myoneurogastrointestinal Encephalopathy (MNGIE), TYMP” TYMP
ゼルウィガー・スペクトラム障害、(PEX6関連)、PEX6 Zellweger Spectrum Disorders, (PEX6-related), PEX6 PEX6
ナバホ神経肝症[MPV17関連肝細胞ミトコンドリアDNA欠失症候群] Navajo Neurohepatopathy [MPV17-related Hepatocerebral Mitochondrial DNA Depletion Syndrome], MPV17 MPV17
ゼルウィガー・スペクトラム障害(PEX10関連)、PEX10 Zellweger Spectrum Disorders (PEX10-related), PEX10 PEX10
CLN5 疾患 Neuronal Ceroid Lipofuscinosis (CLN5-related), CLN5 CLN5
神経セロイドリポフスチン症 Neuronal Ceroid Lipofuscinosis (PPT1-related), PPT1 PPT1
ニーマン・ピック病、C2型、NPC2型 Niemann-Pick Disease, Type C2, NPC2 NPC2
オドント・オニーコ・皮膚異形成症・”オドント・オニーコ・皮膚異形成症、ショプフ・シュルツ・パサージ症候群 “Odonto-Onycho-Dermal Dysplasia / Schopf-Schulz- Passarge Syndrome, WNT10A” WNT10A
オルニチントランスカルバミラーゼ欠損症 Ornithine Transcarbamylase Deficiency, OTC OTC

ヒロクリニックの劣性遺伝疾患とは

ヒロクリニックでは、出生前に228種類の重篤な劣性遺伝疾患に関連する遺伝子を調べることができます。この検査では、母親と父親の頬から採取した粘膜細胞から遺伝子を抽出・解析し、母親と父親の遺伝子情報を基に胎児が重篤な遺伝疾患を持つリスクがあるかどうかを検出します。これまで調べた限りでは、約95%の人が一つ以上の劣性遺伝子疾患を有してました。

たとえば4万人に1人が発症するような劣性遺伝疾患でも、キャリア(遺伝子の異常を持つが発症していない人)は100人に1人います。この検査は、母親と父親がキャリアであるかを特定し、228種類の劣性遺伝疾患のリスクを予測するために役立ちます。

キャリア遺伝子を特定し、その組み合わせから228種類の劣性遺伝疾患の関連を疑うことができる検査は、有用な検査とヒロクリニックでは考えております。

この検査の特徴はこれまで遺伝子異常とされている遺伝子の組み合わせを全て検出して、遺伝子の変化が本当に病原性があるかどうかを判断するということです。

遺伝子は個人個人で異なります。それは重要な遺伝子においてもよくみられることであり、その多様性によって人は一人一人異なります。しかしながら、その変化の中で病原性を持つこともあります。

遺伝子の組み合わせは世界中のデータベースに共有されており、そのデータベースを検索することによって、228種類の遺伝子の変化が病原性を持つかどうかを調べます。

母親と父親が同じ部位において病原性を持つ時、高頻度で子供に発症するリスクがあります。ただ、遺伝子の変化を見るだけでは意味がありません。その遺伝子の変化が本当に異常なのかを判断(アノテーション)することが必要になります。これは東京衛生検査所とMedicoverの共同作業になります。

以下にアメリカで、米国産科婦人科学会 (American College of Obstetricians and Gynecologists: ACOG)は以下のような提言書を作っています。少なくてもすべての妊婦にこのような検査がある情報が提供されるべきであるということです。 

ACOG提言 (691号)21)(概要抜粋)

すべての妊婦に対して保因者検査 (genetic carrier screening) の情報が提供されるべきである。患者 (patient)は、カウンセリング後に検査を拒否することもできる。
・保因者検査とカウンセリングは妊娠前に行うのが理想的である。
・保因者(carrier)であることが判明した場合、パートナーもカウンセリングを受けた後で検査を提供されるべきである。出生前診断の意思決定までの時間が限られている場合、患者とパートナーが同時に検査を行うことを推奨する。
・パートナーの両方が保因者である場合、カウンセリングが提供されるべきである。疾患をもつ子どものリスクを減らすために出生前診断や生殖技術が検討されるべきである。
・保因者であることが判明した場合、親族にも同じ変異のリスクがあるため、リスクと保因者検査の利用可能性を患者から伝えるよう奨励されるべきである。産婦人科医や医療提供者はこの情報を患者の許可なく開示してはならない。
・患者の家族歴、可能であればパートナーの先天的リスクを入手することが重要である。家族歴には家族の民族的背景や血縁関係を含めるべきである。家族歴がある場合、特定の疾患に関する検査が提供されるべきであり、カウンセリングによる利益が得られる場合がある。
・特定の疾患を対象にした保因者検査はその人の生涯に一度だけ行われるべきで、結果は患者の健康記録に保存されるべきである。遺伝学的検査の進歩は著しく、追加の変異が新たな検査項目に含まれ得るからである。再検査するかどうかは、変異を特定するために再検査することの利益についてもっともよく評価することができる遺伝学の専門家のガイダンスを受けたうえで決定すべきである。
・出生前の保因者検査は新生児スクリーニングに取って代わるものではなく、新生児スクリーニングもまた出生前の保因者検査の潜在的価値に取って代わるものではない。
・もし患者が、利用可能でほかのスクリーニングよりも合理的な特定の疾患ベースの保因者検査を希望する場合は、リスクと利益、検査の限界について説明を受けた上で、希望する検査が (民族や家族歴にかかわらず) 患者に提供されるべきである。
・個々の疾患ベースの保因者検査のコストが、商業的に流通しているECSよりも高額であることがある。保因者検査の方針を選択するとき、患者と医療制度にとってのコストが考慮されるべきである。

劣性遺伝疾患遺伝子の検査について

検査の方法/検査の限界

228種類のMedicover Genetics Ltd.の検査所で開発されたキャリアスクリーニング検査です。
ゲノムデオキシリボ核酸(gDNA)を、標準化された方法を用いて抽出し、DNAライブラリー調製の前に機械的フラグメンテーションさせます。
目的のゲノム領域のDNA濃縮は、溶液ベースのハイブリダイゼーション法を用いて行い、次世代シークエンシング(NGS)を配列を決定します。
読み出された配列データを参照ゲノムに参照させ、独自のバイオインフォマティクスパイプラインを用いて変異を同定します。
劣性遺伝は、一塩基変異体、小さな挿入および欠失(≦30塩基)およびコピー数変異(CNV)の同定が可能です。
American College of Medical Genomics and Genomics 3-5の基準に従って変異体は分類されます。
バリアントの分類および解釈は、Varsome Clinicalプラットフォームを用いて実施され、検査時の情報に基づいています。
病原性および病原性の疑いの変異のみが報告されます。検出されるが、意義不明の変異体、良性の変異または良性の可能性がある変異ついては報告されません。
臨床的解釈および結果に関しては遺伝カウンセリングが推奨されます。
A: 常染色体の結果が以下の場合:
A-1:「臨床的に有意な変異体が検出されなかった」
被検者が遺伝性疾患のキャリアではないことを完全に保証するものではありませんが、遺伝子変異が存在しないことを示し、キャリアの可能性が低いと言えます。
A-2:「臨床的に有意な変異体が検出された」
遺伝子変化が同定され、被検者がその疾患のキャリアであることを示します。
その場合には2つ以上の疾患のキャリアとなりえます。
キャリアは通常、疾患の症状を有しません。
しかしながら、二本の染色体の遺伝子がともに異常を示していることもあり、その場合には被検者が現在罹患している、または将来罹患する可能性も否定できません。
B: X連鎖遺伝性疾患の場合:
B-1:「臨床的に有意な変異体が検出されなかった」
遺伝性変異体が存在しないことを示し、被検者が男性の場合罹患していないこと、被検者が女性の場合キャリアの可能性が低いと言えますが、完全に否定するものではありません。
B-2:「臨床的に有意な変異体が検出された」:
遺伝子変化が同定されたことを示します。女性被検者の場合はキャリアである可能性があります。
被検者が男性の場合は、現在罹患しているかまたは将来疾患が発症する可能性があることを示します。
しかし、このパネルの疾患群は重症度が異なるため、臨床的に症状は現れない場合があります。
試験の目的は、すべてのコードエキソン、MANEおよび/または標準転写産物、および隣接するイントロン配列の10bpを標的とすることにより、検出遺伝子に関連するすべての変異体を検出します。
標的領域の外側にある変異体は、このアッセイによって検出されることは意図されていません。
特に断らない限り、プロモーターおよび他の非コード領域における配列変化(SNVおよびINDELS)は、このアッセイでは検出されません。
検出遺伝子の臨床的に重要と考えられる非コード領域における特定の配列変化(SNVおよびINDELS)は分析に含まれます。
遺伝子に2つの変異体が同定された場合、これらが1本の染色体上(シス)にあるのか、別の染色体上(トランス)にあるのかを区別することはできません。
逆位、再編成、倍数性、エピジェネティックな影響などの遺伝子変化は、この検査の対象となりません。
反復配列を含む標的領域における特定の配列変化(SNVおよびINDELS)、分節的重複および偽遺伝子のような高い相同性の配列、ならびに高/低GC含量の領域は検出されないことがあります。
Copy Number Variations(CNV)は重複をさけ、一意に整列した高品質シークエンシングリードを用いて計算されます。
GC含有量の正規化とシークエンシング範囲アプローチの深さを用いて、標的領域のサブセットに対してCNVは検出されます。
検出したcoverageが、参考先から推定されるcoverageから著しく逸脱している場合にCNVの異常を検出します。
CNVの検出は数個のエキソンレベルの分解能まで可能です。
CNVが陽性であった場合には直交法を用いて確認しています。
ほとんどマッピングされていない領域、反復配列、偽遺伝子、高/低GC含量のいずれかを含んでいるゲノム領域では、CNVを検出することはできません。

NGSを用いたCNVの検出は、直交定量法よりも感度/特異度が低いため、報告されたCNVが存在しないからといって、CNVが存在しないことを保証するものではありません。
標的遺伝子に疾患を引き起こす変異体が存在しないという事実は疾患の可能性を減少させますが、疾患関連症候群の可能性を完全に排除するものではありません。

追加情報・開示

バリデーション試験はMedicover Genetics Ltdによって実施されます。
この検査では、検査された疾患に関連するすべての変異が同定されるわけではありません。
この検査はきわめて正確でありますが、偽陽性または偽陰性の可能性は依然として存在し、技術的または生物学的制限によって引き起こされる可能性があります。
まれな遺伝的変異体、モザイク現象、輸血、骨髄移植、または他のまれな分子事象が含まれます。
検出されない遺伝子変化の中には、罹患している可能性があり、キャリアスクリニーニングテストによって検査されないものもあります。
遺伝子検査は診断プロセスの重要な部分ですが、遺伝子検査は必ずしも決定的な答えを与えるとは限りません。場合によっては、遺伝子変異が存在していても、検査によって遺伝子変異が同定されないこともあります。
これは、現在の医学的知識または検査技術における限界に起因しております。
他の臨床データおよび臨床所見を同時に用いることが推奨されます。
結果結果は、他の臨床所見との関連で常に考慮されるべきものであります。
検査を紹介した臨床医は、追加の遺伝子検査の必要性に関する助言を含め、検査前後のカウンセリングに責任を負います。
その他の診断検査が必要な場合もあります。